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キラーB  作者: 獅子奉篁
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「今日撮った動物たちは写真に撮れているだろうか?」



ふと、思った。



林の中で撮ったはずのオウギワシは写っておらず、徳丸に散々怒られた。

でも、何枚も撮ったのに一枚も写ってないなんて、有り得ないんだけど。



そして、近くにはこの人がいた・・・・・・。



港に現れた巨大ザメを撮った時もそう。この人がいた。

あの時撮ったサメの写真は、珍しく徳丸がほめてくれた。



あれ?でも、この人が描いていたサメの絵は、撮ったはずなのに写ってなかった。



サメ・・・・・・?



絶対忘れることのない光景。

プールにサメが現れ、被害者を喰い殺した、あの時も写真を撮った。

なのに、写ってはいなかった。



どういうことなの?



「じゃあ、私はこれで」



声に気づき、顔を上げると、いつの間にか、目の前に男が立っていた。

考え事をしていた里奈は、すぐに反応することは出来ず、開いた口から言葉が出てこなかった。



「と言おうと思ったけど、よかったら一緒に来ます?

これから別の場所に行くんですけど」



男が笑った。

気づいた時には、里奈はうなずいていた。

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