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キラーB 13
「あの・・・・・・」
白井が口を開いた。
「ん?」
「今回のヤマ、どうですか?」
「さすがに分からんよ。
あの現場には、どうやらタコのような物が居たらしい。
だが、そいつは跡形もなく消えている。
逃げ出した痕跡も無い。
わからん」
堀田はお手上げだとばかりに言った。
「そう、ですか」
「他の所轄でも訳のわからん事件が起きてる。
ここだけじゃない。
関係があるのか、それとも、ただの偶然か」
堀田の言葉の後、2人とも、黙り込んだ。
「あの・・・・・・」
「どうした?」
「モデルの安永あかりさんが亡くなった事故ありましたよね?
一月前ぐらいに」
「走ってくる車に突っ込んだやつだな。しかも全裸で」
堀田は苦々しい顔で言った後、ペットボトルのお茶を口にした。
「あれって、本当に事故死だったんでしょうか?」
白井の言葉に、堀田は一瞬黙り込んだ。




