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キラーB  作者: 獅子奉篁
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数時間後、開け放たれた屋敷の門には、関係者以外の立ち入りを禁止するテープが貼られていた。


入口には数名の警官が立ち、門のすぐ外にはマスコミ関連の人だかりが出来ていた。

その脇で、ひそひそと話している者が2人居た。

徳丸と里奈である。


「だって、本当に見たんですよ。

すっごく大きいの。こないだ海で見たようなサメを」


里奈が両手を大きく広げて言った。

その顔は青ざめたままだった。


「おまえは近いうちクビだから、覚悟しとけよ」


「そんなあ。ここクビになったら、私行くとこありません」


「知るか、そんなこと。

お、警備が手薄になった」


徳丸は横目で屋敷の門を見ていた。

警官の1人が呼ばれて、中へと入って行くところだった。


「今だ、行くぞ!」


徳丸は里奈の片腕をつかむと、門に向かって強引に進みだした。


「ち、ちょっと」


里奈は慌てて言ったが、そのまま徳丸に引きずられた。


徳丸は、門に張られたテープをくぐり、中に入った。

里奈もそれに続いた。

他のマスコミ関係者たちは、呆気にとられて2人を見ていた。

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