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キラーB  作者: 獅子奉篁
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2日後、徳丸と里奈は、巨大な豪邸の門の前に立っていた。


門は高さが3メートルほどで、車用と人用の入口が時折、自動で開閉されていた。

門の左右には、高さ2メートルほどの屋根瓦のついた塀が延々と伸び、塀の内側は外からまったく見えなくなっていた。


朝からじりじりと照りつけていた陽射しは、厳しさを増し、昼過ぎにはこの夏一番の暑さになっていた。

特に、コンクリートの照り返しはひどく、その場に10分と居ることが出来ないほどだった。


2人は、ここ最近名前の出始めた闇金業者のトップの取材に来ていた。

無理矢理金を貸し付けた挙句に強引な取り立てをすると恐れられ、裏では暴力団関係者が関与しているとも言われている。

実際、何人もの債務者が首をくくっていた。


さらには、玉川の乗った車が安永あかりを轢いた際、この男が車に同乗していたという噂もある。


徳丸は門の横に設置されてあるインターホンの前に居た。

里奈は首からカメラを下げたまま、その横にじっと立っていた。

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