表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

47/50

No.47 クロスステッチ奇跡刺繍



 針と布があれば何でも表現できる。私はこのクロスステッチ刺繍が大好きだ。それができれば、友人もペットもいらない。手が汚れるので食事もお菓子も必要以上に摂取しない。ただ一心不乱に刺繍する。

 奇跡刺繍があるというのを聞き、その図案も指定色糸も非常に高額だったがなんとか購入した。デザインは数種あり、宮殿のデザインにした。一糸でも間違えると奇跡が起こらないので慎重に造る。その上縦横数メートルもあるので数年かかった。やっとできた完成品にくるまれ私は眠る。夢の中で宮殿に入り、成功を確信した。紋様が全て私が縫った小さなバツテンで出来ていて改めて感動する。

 やがて奥の扉が開いて王子様とお姫様、それと家来たちが入ってきて結婚式が始まった。結婚の誓いを私に向かってする。そうか、私がこの宮殿を造ったから私が神様になっている。すごくうれしかった。起きると刺繍に人物が追加されていた。今後毎晩、眠るのが楽しみだ。





評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ