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No.22 私の婚姻



新しい薄桃色のロングドレス。給料一ヶ月分だが迷わずそれを買う。それを鈴呼すずこ自身の日常着にする。鈴呼は食パンの耳と水道水で生きる。そう……日中の鈴呼はパン屋の販売員。プライベートでも髪をゆい薄化粧をして王女のつもりで過ごす。豆柴ケンが執事、小鳥のピイが兵隊。画用紙と画材道具と鈴呼の作品が国民。

 ある日、鈴呼の国に花束を抱えた男性が来た。勤務先の常連だ。彼は鈴呼の笑顔と仕草で王女だと見破っていた。彼も本当は一国一城の主だった。鈴呼は警戒心を解き、お互いの国を自慢し、歴史や風習、四季を語り合う。

 今度はぜひ我が国にご訪問をと公式に招待される。チワワのハナコと十姉妹が国民で観葉植物でいっぱいの美しい国だ。鈴呼は国賓として扱われ、時には二人で外遊する。もちろんお忍びで。花火や祭りを一緒に視察するのは楽しいものだ。鈴呼は王子との婚姻を決めた。国が統一され鈴呼たちと国民はより幸せになる。




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