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創作の沼へ  作者: 紺屋亮太(晴ノブオ)
6/6

空間

入院中はなにも理解できていない、

認識できるのは妄想だけ。


忘れて行くのだ愉快な事など全て。

何もないこんな空間で、ただ狂い続ける。

何もないこんな空間でも、僕は狂気を求めて。

誰に、気付かれなくても。

そんなことは関係ないさ。


宇宙が、、、、ただ。見えたんだ。

何にもない、ただ白いだけの部屋の中で。


もう、行く所なんか何処にもないさ。

社会生活の中では邪魔物なんだ。

俺は狂っていく、俺は狂っていく、気違い見たいに叫び狂って、俺は狂っていく。


施設に入れられる夢を見たとき。

僕を連れて行こうとした役所の公務員を丸飲みにした蛇になって、宇宙を泳いだんだ、僕は帰ったのさ、帰るべき場所に。

宇宙に。


もう、、、、治らないんだろ?

せめて狂人で居させてくれよ?

狂い果て、何も分からなくなっていた。

白い病棟を見上げた。

帰る場所は無い、脳を走り回る狂気だけ。

残ったのは狂気だけ。

誰も知る事は無い。


永久の命という自殺。。。

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