始
グチッグチッ
ボリボリボリボリ
チャグチャグチャグチャグ
ベチャッベチャッ
ズブズブ
グジュグジュグジュグジュ
「ハァ~~♪良い!良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良いよ~~~あぁ~~~♪」
美味い!上手い!!旨い!!!
あぁ~~~やっぱり最高だぁ~~~♪
人の肉はなんでこうも美味いのかね~~~♪?
レストランでもないかしら~~~♪?
「ふふっあは!!あはは!!!
あははははははははははははははははははは
ははははははははははははははははは!!!」
お次はだぁ~あ~~れ~~?♪
☆
トントン
ふぁ~~~あ
ねむ~~~
「行ってきまーす」
「気をつけてね~」
「は~い」
ガラガラガラ
ピシャン
スタスタスタスタスタスタスタスタスタスタ
はぁ~
私は大きなため息を漏らした
朝は憂鬱だ
私は1分1秒でも長く寝ていたいのに
窓から差し込む日差しが私の瞼【まぶた】
を通して起きる時間だと告げてくる
「あ~太陽滅びたら良いのにな~」
何も無い虚空に愚痴をこぼしたは良い物の...
本当にそんな事が起きる事は無いので
余計に腹立たしい...
まぁ本当になったら怖いけどね
「はぁ~私も夜姉みたいに毎朝ちゃんと
起きれたらな~~~」
「あ」
「ん?」クルッ
私は後ろを振り向きながらこう思った
この声は...
「おはようごさいます、夕さん」ニコッ
「お~!おはよう~夜津葉~♪」
やっぱり夜津葉か~
相変わらず可愛いの~
頭なでなでしてやろう♪
なでなでなでなでなでなで
「え?ちょっやっやめて下さいよ~~~」
あ~~~反応が天使じゃわい♪
癒されるの~~~♪
眼福♪眼福♪
「ところで、なんでこんな所にいるんじゃ?
学校に遅れてしまうぞよ~~」
私は夜津葉の頭を撫でながら
疑問に思っていた事を口に出した
「そっそれは夜様を探してて...
ああもう止めて下さい!
恥ずかしいですから!」
夜津葉は顔を真っ赤にし涙ぐみながら
夕闇に必死でお願いした
「ええよ、ええよ存分に泣きなはれ
夜津葉は泣いた顔も可愛いからの~」ニコニコ
「うぅぅ」
だめだこの人早く何とかしないと
うぐっえぐっ
恥ずかしいよぅ~~~
「とっとにかく私は夜様を探しますので
これにて失礼します!」
そう告げると夜津葉は夕闇の手を振りほどき
ロケットのような速さの猛ダッシュで
向こうへ走り去って行った
「夜ならもう学校に行ってると思うよ~~!
ってもう聞こえてないか」
私はダッシュで走って行く夜津葉に
聞こえるよう少し大きめの声で教えたが
もう遠くにいたので聞こえて無いだろうと
諦めた
すると
ドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!
向こうから戻って来た
ピタッ
私の2メートル位前でピタッと立ち止まり
「ありがとうございます!!!」
ドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!
そう言うと再び向こうの方へ
走り去って行った
「...あの子も大変ね」
少しからかい過ぎたかな
今度ご飯でも奢ってあげよ
「さて、私も早く学校に行かな...」
!
「...」
ふーん