表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
誘意夜桜  作者: 化火富 藍月
現の世界
55/100

叶わず

焼けた森を抜けて歩くこと数十分。

ようやく下の小川に戻る事ができた。


「よし、これで“二つ目”」


向こうの雑木にきざみつけた家の家紋。

そして焼けた森の跡地。

残るはあと一つ。


私は“それ”をやる為に小川まで戻ってきた。


「さてっと」


朝達が来る前にやらないといけない。

私は足元に流れる小川にてをそっと沈めた。

小川の水は氷水と間違えるくらいに冷たい。

でも私はそれをぐっと我慢する。


「あと少し、あと少し!」


本当にあと少しだった。



◆▼◆▼◆▼◆▼◆▼◆▼◆▼◆▼◆▼◆▼◆



「あ~ イライラする!」


あのクソガキ。

どうやってるかは分からねぇが

上手い事、自分の歩いた痕跡を消してやがる。

匂いもしねぇ。


「チッ」


地道に探すしかねぇか。

どうせあの傷だ、この山を下り出るのは無理だろ。


とりあえず


「小川に戻るか」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ