表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
誘意夜桜  作者: 化火富 藍月
現の世界
54/100

血蛇

「野郎、どこへ行った!」



カチャン



鍔が辺りに鳴り響く。



ドォン



音がやむ頃にはすでに目の前の大木は

斬った者の足元によこたわっていた。


「この俺が........二度も」


柄をにぎる右手が震える。

怒りが男のあたまの中を侵食していく。


瞬間


男の顔に拳がめりこむ。

殴ったのは殴られた本人。


「ふぅ~~~、落ち着け、落ち着つくんだ俺」


吐いた息とともに膨らんだ怒りがしぼむ。

男は冷静さを取り戻した。


「血の匂いだ、血跡を辿ろう」


男はかすかに漂う血臭をたよりに

道なき道を踏み歩く。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ