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誘意夜桜  作者: 化火富 藍月
現の世界
46/100

茶番劇

クスクスクス


「少々強引だったかしら」


でもまぁ

こうでもしないと夜が明けちゃうからねぇ


「少しは自分達の立場を理解して欲しいわぁ」


▼◆▼◆▼◆▼◆▼◆▼◆▼◆▼◆▼◆▼◆▼◆


「ここは......」


先程までいた場所ではない

夕闇は悟るようにすぐさま理解した。


暗い木々に生い茂った大地

周りを漂う空気も微妙に違う


「何か化けて出てきそうな森ね」


夕闇は道なき道に歩を進める


はぐれてしまった弟と姉を探す為


そして


ここ、境界山にいる目標を探し仕留める為


「本当、誰の仕業かしら......こんな“茶番”」


▼◆▼◆▼◆▼◆▼◆▼◆▼◆▼◆▼◆▼◆▼◆


「......。」


先が見えない程の濃霧


瞬間


高速の何かが濃霧の向こうから飛んでくる


「......。」


流し目に横へ避わす夜


物体は霧の向こうへと再び姿を消した


しかし


「......!」


一体二体三体と物体は数を増やし

濃霧の向こうから弾丸の如く飛んでくる


右肩に右膝、胸部及び頭部へと


それでも夜は難なく全て避わす


しかし


「......避けると増える」


物体はどんどん数を増していく



▼◆▼◆▼◆▼◆▼◆▼◆▼◆▼◆▼◆▼◆▼◆

クスクスクス


「いつまで持つかしらぁ、ご当主様ぁ」


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