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真宵
「ん.....」
目が覚めたはいいが.....眠い
でも起きないと
ベッドを降りて時計をみると
6時30分
少し早いな
まぁいいか
早起きして損は無い
朝ご飯までまだ30分ある
この間買った本でも読もう
本は素晴らしい
ページをめくる度にどのような
結末が待っているのか
思いを連想させ膨らませてくれる
私はその瞬間をとても気に入っている
机の引き出しを開け本を取りだし
椅子に腰掛け本のページを開いた
【真宵】
という本のタイトル
何故かその名前に惹かれてつい買ってしまった
まぁ本は好きだから別に良いのだが
ストーリーを簡単に説明すると
1人の少女が悪い妖怪や人間を倒していく
一見シンプルな設定だが
一度読みだすと止まらないタイプの本だ
少女と仲間達のそれぞれの思いが交錯し
時には戦い、時には裏切り、時には助け合う
ジャンルはダークファンタジーで
ミステリーやサスペンスなどの要素もあり
何度も楽しめる
30分では読みきれんな
まぁ続きは後の楽しみに取っておこうか
そうして私は本をパタンと閉じ
もとあった引き出しの中にそっとしまった。