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誘意夜桜  作者: 化火富 藍月
誘う夜桜
39/100

呼ばれる者

「.....油断が過ぎたねぇ」

まぁ

ゆっくり楽しませてもらうよ、クスクス



その者は静かに嘲笑う



◆▼◆▼◆▼◆▼◆▼◆▼◆▼◆▼◆▼◆▼◆


「情報は?」


男はコツコツと革靴の音を踏み鳴らしながら

斜め後ろにいる部下に問いかける。


「はい、やはり座標は【あの桜】でした。」


白髪の少女はコンピューターの様に

感情の込もっていない声色で答えた。


「そうか...やはり間違い無いようだ.....。」


男は左手の親指と人差し指でハット帽の

襟を軽くつまみ、表情を隠すよう下へ傾ける。


「確認は済ませた」

間違いは無い

ならば.....



男はつまんでいた帽子の襟をそっと離し

小さな声で一言呟いた


「これからが.....“始まり”だ.....。」

じきに“覚める”


そう呟くと二人は闇に溶け込む様に

スゥッと消えて行った。

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