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誘意夜桜  作者: 化火富 藍月
誘う夜桜
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夜の部下

「...............馬鹿者が」

己の力量を過大評価し過ぎたな

馬鹿力と武器しか取り柄が無かった癖に

見誤っていたのは貴様だ!


「役立たずが!」

まぁいいか

あの程度の者などいくらでもいる

今は準備に集中せねばな


男は苛立ちと冷静さが入り交じった言葉を

頭の中で呟き終わると

静かに闇の中に消えていった


▼◆▼◆▼◆▼◆▼◆▼◆▼◆▼◆▼◆▼◆▼


「ふぅ.....」

さてどうするかな


朝はこれからどう動くか迷っていた

夕闇か夜どちらに行くべきかを

正直言って二人なら朝の助けは必要ないだろう

だがしかし、無事で済む保証はどこにも無い


「朝様~~!!」

ようやく見つけた!

敵は.....いないか


屋根をぴょんぴょん飛びながら

朝の前に飛び降りる夜津葉


「夜津葉!」

.....これで解決だな♪


「朝様!何でこんなとこ.....」


「夜津葉!夜姉は竹林にいる!そっちは

お前に任せる!俺は夕姉の方に行くから!!」


夜津葉の言葉を遮り朝が一方的に話かける


「えっ?え?え?ちょっ待っ」


「じゃあ、夜姉の事頼んだぞ~!」


朝は夜津葉に夜の事を押し付けて

その場を去って行った


「もぉ~!!何なのぉ~!!!」

あっち行ったりこっち行ったりぃ~!!


「.........はぁぁぁ」


フッ


夜津葉は仕方ないと言わんばかりに肩を落とし

露骨に長く深いため息を吐いて

その場を後にした




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