分かった
「おぉ~!」
やぁ~とアレ使うんだねぇ~
フフフ
さぁどちらに行くかな?
◆▼◆▼◆▼◆▼◆▼◆▼◆▼◆▼◆▼◆▼◆
「!」
この火山が噴火したかのような凄まじい力は
は...まさか朝様も敵に?
「くそっ!情けない!!」
私は自分の主を見つける事すら出来ないのか...
本当に情けない...私はいつも.....
「いや...今は夜様を見つける事に専念しよう...」
あの方はとても優しいお方だ
周りに被害が及ばぬよう
人目に付かない場所で戦うに違いない
「ならば...どこで戦う?」
野原か?それとも山?いや...おそらくは...
森の様な場所...かな
....................…。ならば!
「まずは朝様と合流しよう」
朝様なら二人の居場所を知る事が出来る
先ほどの凄まじい力がその証だ
朝様も二人と合流しようとしてるに違いない!
ならば急がないと!!
「確か2時の方向から.....」
待ってて下さい朝様!今行きます!!
夜津葉は忍者の様に屋根から屋根へと
ジャンプして朝の居る場所を目指す
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「!」
この火は.....朝か...。
あの馬鹿!
「!!?」
何だ!?
この凄まじい熱気は.......火...なの.....か?
しかし
この世にこれほど濃厚で純粋な火の力を
使役する事が出来る奴が存在するのか?
だとし.....。
ドズッ!
思考中、腹部に鋭い痛みが全身に駆け巡る
「ぁが!?」
なっ何っっ!??
慌てて腹部を見ようとした矢先
視界の端に長細い影が映る
メリッ
瞬間鈍い音が鳴った
「!!??」
訳の分からないまま後方へ吹っ飛ばされた牛頭
「~~ッ!!痛ッ!」
ちっ!油断しちまった!!
吹っ飛ばされた後でようやく自身が
蹴られて吹っ飛ばされた事に気がつく
「ずいぶん余裕なのね!敵前で呆立ちなんて」
...............…。
「悪い悪い、こう見えて体は丈夫なんでね
ついつい油断しちまったよ」
...............…。
「こう見えてって.....見たまんまじゃない」
...............…。
「はははっそうだったな」
...............…。
「ええ.....そうよ」
...............なるほど。
「そうかそうか」
...............なるほど。
『『分かった』』