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誘意夜桜  作者: 化火富 藍月
誘う夜桜
19/100

分かった

「おぉ~!」

やぁ~とアレ使うんだねぇ~

フフフ

さぁどちらに行くかな?


◆▼◆▼◆▼◆▼◆▼◆▼◆▼◆▼◆▼◆▼◆


「!」

この火山が噴火したかのような凄まじい力は

は...まさか朝様も敵に?


「くそっ!情けない!!」

私は自分の主を見つける事すら出来ないのか...

本当に情けない...私はいつも.....


「いや...今は夜様を見つける事に専念しよう...」

あの方はとても優しいお方だ

周りに被害が及ばぬよう

人目に付かない場所で戦うに違いない


「ならば...どこで戦う?」

野原か?それとも山?いや...おそらくは...

森の様な場所...かな

....................…。ならば!


「まずは朝様と合流しよう」

朝様なら二人の居場所を知る事が出来る

先ほどの凄まじい力がその証だ

朝様も二人と合流しようとしてるに違いない!

ならば急がないと!!


「確か2時の方向から.....」

待ってて下さい朝様!今行きます!!


夜津葉は忍者の様に屋根から屋根へと

ジャンプして朝の居る場所を目指す


▼◆▼◆▼◆▼◆▼◆▼◆▼◆▼◆▼◆▼◆▼


「!」

この火は.....朝か...。

あの馬鹿!


「!!?」

何だ!?

この凄まじい熱気は.......火...なの.....か?

しかし

この世にこれほど濃厚で純粋な火の力を

使役する事が出来る奴が存在するのか?

だとし.....。


ドズッ!


思考中、腹部に鋭い痛みが全身に駆け巡る


「ぁが!?」

なっ何っっ!??


慌てて腹部を見ようとした矢先

視界の端に長細い影が映る


メリッ


瞬間鈍い音が鳴った


「!!??」

訳の分からないまま後方へ吹っ飛ばされた牛頭


「~~ッ!!痛ッ!」

ちっ!油断しちまった!!


吹っ飛ばされた後でようやく自身が

蹴られて吹っ飛ばされた事に気がつく


「ずいぶん余裕なのね!敵前で呆立ちなんて」

...............…。


「悪い悪い、こう見えて体は丈夫なんでね

ついつい油断しちまったよ」

...............…。


「こう見えてって.....見たまんまじゃない」

...............…。


「はははっそうだったな」

...............…。


「ええ.....そうよ」

...............なるほど。


「そうかそうか」

...............なるほど。


『『分かった』』

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