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誘意夜桜  作者: 化火富 藍月
誘う夜桜
13/100

三世ノ神

タッタッタッタッ

「確かこの辺りから...」

何か妙な気配がしたから慌てて来たはいいけど

特に何も無いわねぇ

気のせいだったかしら?


「でも...さっきは確かに.....」


ヒュッ


「!」


夕闇は自分めがけて飛んでくる何かを

体を横に反らして避けた


「.....斧」

見た感じ...というか大きさ的に普通の人間が

持てる重量じゃ無いわね


「オイオイ、マジかよ!」


「!」

コイツが気配の正体か...

牛のような頭部

太い腕...まるでドラム缶ね

足も同様

あと全身筋肉質か...


「死角から絶好のタイミングで投げたんだぜ?

なのにお前は一瞬でこちらに反応し、

難なく斧を避けた.....お前...何者だ?」


「さあ...何者かしらね」


「へぇ~教えられない理由でもあるのかい?」


「敵に正体晒す馬鹿がどこにいるの?」

あまり近づき過ぎない方が良いわね

捕まったら面倒そうだし...


「そうかい、なら力ずくで聞くだけだ!!」


「あらごめんなさい、

馬や鹿じゃあ無くて牛だったわね」


夕闇は皮肉と笑みを混ぜた顔で言い放った


「人間が!!」


「人間ですけど?」


「図に乗んじゃねぇ!!」

牛の怪物は腕を大きく振り上げ、

蚊を潰すように平手を

夕闇めがけて振り降ろした














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