表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
誘意夜桜  作者: 化火富 藍月
誘う夜桜
11/100

ハァッハァッハァッ


「ここもダメだ~もぉ~どこに行ったの~

夜様~!!」


いつも行ってる本屋さんにも居られないし........

まさか...事故にでも遭われたんじゃ...


「...いやっそれは無いな、うん」


夜様が事故に遭うなんて事はまずありえない

それは夕闇様も同様

お二方には『あの力』があるもの


じゃあ一体どこに?


夜津葉は腕を組み、顎に手を置きながら

記憶に思考を張り巡らせた


そもそも何で今日は早く家を出たのか

新刊の本でも買いに行った?

いや、時間的にそれはありえない

あの方は本を買う前に周りの本を眺めたりする

私が行った時間と計算しても十分間に合うはず

つまり最初から行っていない


「じゃあどこへ…」

考えられるは『アレ』が関与している事

だとしたら一刻も早く探さなくては...

しかし手掛かり無い以上迂闊には動けない

ならばここはあえて待つ事にしよう


あの方に限って起きたら手遅れなんて事は

まず無いだろう、それはあの方を知る者なら

誰だって知っている事だ

焦るな、力むな、冷静になれ


夜津葉はそう自分に言い聞かせると

全神経を集中させ詠唱を始めた


「 私は水面 小さき波紋も 感じ取る 」


短い詠唱を唱え終わると夜津葉は少し

ぐったりしていた


「この技は神経をすり減らし過ぎる.....」

この技は体内の神経を刺激し、

第六感を極限まで高める事が出来る技


その代わり終わった後それなりに地獄を見る

当然と言えば当然である、普段使わない神経も

強制的に起こして酷使させるのだから


「けど...これで遠くに居ても探せる」

急がないと...








評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ