はじまりっ!
椎贔です。久々投稿となります。
ファンタジーのファの音も知らない作者に書けるのかわかりませんが
いちを長期連載を目指して行こうと思っています!
それは何の変哲もない日常。
犬魂 小太郎ことおれはいつも通り朝7時30分に目覚めた。
窓から空を見ると平和を象徴するかのようにお日様が照っている。
おれはのびをした
「ふぃぃーきょうもいい天気ですなぁ!」
下の階に下りると、家族は全員既に出かけているようだ。
テーブルにトーストにラップがかけられておいてある。
「一日の食事で一番重要な朝ごはんにトースト一枚とは全くしけてやがるぅ!」
完全な独り言でプンプン怒りつつおれはいつもどおり準備をし、
高校の制服に着替えてトーストを二口程食べて家を出た。
いつもとなんら変わらない平日。
ただふと、今日は外がいつもより静かな気がしたが…。
住宅街を歩いていると、道の傍らに一匹の犬がいた。
およそ中型犬の体躯に真っ白の毛色、耳はピンと張っている。
首輪もないし、どこかに繋がれている様子もない。
とはいえ毛並みもいいし、およそ野良犬の風貌とも思えない。
犬は吠えるでもなくおれをじっと見つめていた。
歩きながらおれもその犬を観察していたのだが、それがいけなかった。
マンホールの蓋がずれていることに気が付かなかった。
穴に落ちる直前犬がニヤッとわらった気がした……。
作者の作品のほとんどに犬が出てくるのは仕様です。