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偶然助けた金髪ギャルと推しのアイドルのどちらかを選ぶ話

作者: 神経水弱

「はぁ~、今日も最高だったな」


人気女性アイドルグループ『恋するJD』のドームライブの帰り道、俺はライブの余韻に浸りながら、にへら顔で23時過ぎの人通りが少なくった大通りを歩いていた。


交差点へ差し掛かろうとした時だ。

俺は歩行者信号が確かに赤であることを確認していた。


「……え?」


すぐ近くまで車が迫っているにも関わらず、金髪ロングの女性がぼーっとしたまま赤信号の横断歩道に飛び出した。それを目撃した俺は反射的に駆け出し、彼女の腕を掴んで庇うように抱き寄せた。


「危ない!」


直後、クラクションが鳴り響き、車が目の前を通り過ぎていった。


「はぁ……あっぶねぇ。」

「……っ、あ……」


上手く声を出せないでいる彼女は縋るように俺の胸にしがみつき、目に浮かべた涙を二粒ほど頬に伝わらせながら、上目遣いで懇願してきた。


「ごめんなさい...少しだけこうさせてください」


俺は突然の出来事に動揺する。


しかし体は素直で、甘い香りを漂わせる顔の整った可愛い金髪ロングのギャルに抱きつかれ、ムラッとした。


(バカが!弱り切った女の子にこんな感情を持つなんて。この腐れ外道が!)


俺は戒めるため、右手で自分の右頬を叩く。


やましい気持ちを抱いた自分を反省し、俺の胸に顔を埋めて泣く彼女を引き剥がそうと肩を掴んだ。

するとその瞬間、彼女は口を開いた。


「わからないんです…」

「え?なにが...」

「これからどうしたらいいのか…」

「どうしたらいいって...何を?」


彼女は俯き、少し沈黙したが、何かを心中で確認したのか、再度俺に視線を合わせた。


「話、聞いてくれませんか……?」


急な展開に呆気に取られながらも、弱り切った様子を見せる彼女に頷くしかなかった。


俺はキョロキョロと辺りを見回し、目についた交差点近くのファミレスへ彼女の手を引き、入店した。


とりあえず窓際の席を選び、向かい合う形で座る。


しばらく沈黙が続いた後、居た堪れなくなった俺は手に取ったメニュー表を開き、その中に自分を隠す。


この状況を整理し、理解した俺はとりあえずこの沈黙を打破することにした。


「あの...なんか食べます?」

「いえ、私は結構です...」


漫画やドラマでよく見るような絶妙なタイミングだった。「結構です」と彼女が言った瞬間、彼女の腹の音がなったのだ。


目を見開き、頬を染め、わかりやすく動揺する彼女に思わずドキッとしてしまい、口角が緩んでしまう。


「いや、あの、これは...違うんです!」

「...え、違うって?」

「お腹の音じゃなくて...その」

「お腹、空いてるんでしょう?早く注文しましょうよ!」


さっき彼女の照れ顔が脳内にこびり着き、相変わらずにへら顔が収まらない。

そんな俺を見た彼女は、染めた頬をぷくっと膨らませ意地を張る。


「お腹なんて空いてません!ドリンクバーだけで十分です!」

「へぇ、じゃあいいんですか?俺は食べようかなと思うのですが...きっと食べたくなって後悔すると思いますよ」

「もう!なんでそんな誘惑するんですか!」


彼女は誘惑に負けまいと抗うが、迷いに満ちた気持ちが顔に出ており、わかりやすかった。

俺はそんな彼女をニヤつきながら楽しげに揶揄う。


「本当にいいんですか?俺が美味しそうに食べてても欲しくなったりしません?」

「いじわる!卑怯者!」

「いじわるも卑怯もしてませんよ。ちゃんと忠告してあげてるんです。その上で最後にもう一度聞きますが本当にいいんですね?」

「くうぅぅぅ......やっぱり........食べたいです...」


彼女はあっさり誘惑に負けた。


「そうこなくっちゃ!」

「もう!」


彼女は少し気が楽になったのか、表情も柔らかくなった。

とりあえず俺はハンバーグ洋食セットを、彼女はカルボナーラを注文した。


「あ、私、川城(かわしろ) 華穂(かほ)っていいます。すいません、名乗らず話を聞いて欲しいなんて言って」

「いや、いいですよ全然。てか俺こそ名乗らずごめんなさい。九鬼(くき) 奏多(かなた)です」

「くきって、珍しい苗字ですね。どんな字を書くんですか?」

「えーっと、漢数字の九に鬼って書いて、九鬼って言います。いかついでしょ?」


そう言って高笑いし、俺はコーラを飲み干す。

彼女もくすくすっと笑う。


「確かに。でも見た目とか雰囲気は全然そんなことないです!優しいお兄さんって感じ」

「優しいお兄さんって、なんか照れるなぁ」

「本当のことじゃないですか。こんな見ず知らずの人のために時間を割いてまで話を聞いてくださるなんて...」

「いや、何かかなり思い詰めた様子だったし、その...あんな風に頼まれたらほっとけないですよ」


俺がそう言うと、一瞬忘れかけていた悩みを思い出したのか、彼女の表情は笑顔から一変してまた曇り出した。

ズレた論点を軌道修正し、とりあえず本題の悩みを取り除くことにした。


「あぁ...じゃあそろそろ本題に入りましょうか。川城さんは何を思い詰めているのですか?」


彼女は俯き、ストローでオレンジジュースをかき混ぜながら、曇った表情でぽつりと呟いた。


「……私、やめるべきなのかなって……」

「やめるとは... 何を?」

「……仕事を」

「ちなみに仕事は何を?」

「歌い手です。」

「歌い手?!」

「は、はい...」

「す、すげぇ!え、CDとか出してますか??」

「あ、いや...出てないです」


ドルヲタだからなのか、俺は歌い手と言うワードに妙に興奮してしまった。

空気が読めなくなっていた俺は自分が失態を演じたことにハッとして、恐縮する。


「あ、すいません。」

「いえ...大丈夫です」

「あ、いや、その...取り乱してって意味です」

「...はい」

「あの、本当にすいません」

「いえいえ、人気がないのは事実ですから」

「いや、あのそうじゃなくて...」


彼女は作り笑顔で大人の対応を見せるも、やはりその笑顔の奥には哀愁を漂わせていた。


(はぁ、失言した自分を殴ってやりたい。)


そんなことを考えていると彼女はか細く、迷いが滲んだ声で話を続けた。


「……新しい子たちがどんどん人気になって、私のことなんてもう誰も必要としてないんじゃないかって……」

「そんなこと…」


俺は無意識に出そうとした言葉を戻す。

『そんなことないです』なんて、誤っても言ってはいけない。

見ず知らずの俺が掛けていい言葉じゃないのは過去の経験から察した。


俺は少し考えてから、ゆっくりと言葉を選び、紡いだ。


「やりたいところまでやればいいんじゃないですかね」


彼女は目を見開き、こちらを真っ直ぐ見つめる。


「今は辛いかもしれません。逃げたいかもしれません。だけど逃げるのはいつでもできます。でも今逃げたら、きっともう少しやれば良かったと後悔しませんか?」

「……後悔……でも...」

「本当にどうしようもなくなった時、その時は潔く逃げる。その代わり、そこまでは全力でやる!そうやって予め決めていたら、きっとどんな形であれ、最後はきっと心残りも迷いもないと思いますよ」

「私...」

「あ!あくまでも経験談なので...」


彼女は目を伏せ、少しの間沈黙した。そして、彼女は小さく笑みを浮かべるも頬には涙が伝っていた。


「やっぱり私、もう少しやっていたいです……歌うこと」

「はい!それがいいと思います!」


彼女が立ち直ってくれたことに安堵して、俺も自然と笑顔になる。彼女も笑顔を見せてくれた。


少しして、ようやく注文の品がテーブルに並べられた。


「さ!ここからは楽しくお話ししながら、ご飯を食べましょ?」


彼女は「はい!」と明るいトーンで頷く。

楽しく談笑し、店を出る頃には深夜1時を迎えようとしていた。


流石に夜道を彼女1人で帰らせるわけにはいかないので、下心がないことを面白おかしく彼女にアピールしつつ、俺は談笑の続きを帰路、彼女と楽しんだ。


だが俺は帰路、違和感に気づく。

彼女の自宅に向かって歩いているはずなのに、なぜか自分の自宅に向かって歩いている。


「あ、着きました!」

「……ん?」

「ここが私の部屋です」

「……え?」


彼女が指差した先には俺のアパートがあった。


「え……」

「え?」


俺は彼女を見つめる。彼女は不思議そうな顔をして首を傾げながら俺を見る。


「部屋どこすか?」

「え?あ、2階の角部屋から1個手前の部屋です」

「あの、隠してたわけではないんですけどね」

「ん?」

「あの角部屋、俺の部屋です。」

「え?!え?!」

「いや、ガチで今同じアパートであることに気づいたんで!本当に隠してたわけではないんで!」


俺は動揺し、全力で手を振り否定する。

彼女に確信犯だなんて思われたくないその一心だった。

けど彼女は意外にも「なーんだ」と言って笑顔になった。


「まさかお隣の方だったとは……運命、ですね?」


くすっと悪戯に笑う彼女。


そんな彼女の言葉と笑顔に今後の2人の関係の発展期待してしまう俺。


そんな期待は友達以上、恋人未満という形で叶った。




俺たちは度々一緒に過ごすようになった。

実は彼女も『恋するJD』のファンで、俺の推しのグループリーダーの本渡(ほんど) 和歌穂(わかほ)を推していた。


そんなことから意気投合し、時間が合うと彼女が俺の部屋に来て、YOOTUBEで推しの過去配信を見ながら彼女の手料理を食べた。


温かい手料理を食べながら、趣味を共有できる相手と同じ場面で一緒に笑ったり、騒いだりして...そんな時間が、俺の中では推し活よりも特別で、愛おしくなっていた。


思えば、蒸発した親の借金を返すために16の時から全額返済するまで、ただ働くだけの毎日を送ってきた昨年までの俺には到底考えられなかったことだ。


彼女に感謝している。

いや、感謝だけじゃない。


ー恋している。


俺は彼女にこの気持ちをいつ打ち明けるか、考え出していた。


彼女とこのような関係が続いて、半年が経つ頃。


唐突に推しの卒業が発表された。

彼女の卒業公演のチケットは販売開始10秒で完売。

もちろん俺が手を出せるわけがなかった。



卒業公演の2日前の夜。

俺は推しがセンターを務めたライブを見ながら、華穂と手料理を食べる。


「奏多くん、野菜もちゃんと食べてね」

「はーい」

「返事は元気なのに、箸が動いてません」

「えぇ〜、苦いの嫌い……」

「子供か!」


笑い合いながら、いつものように俺たちは穏やかな時間を過ごしていた。


ご飯を食べた後、彼女は食器を片付けると何やらニヤニヤしながら手を後ろに組んで近づいてくる。

すると彼女は何かのチケットを1枚取り出して、俺に差し出した。


「はい!いつもお仕事頑張っている奏多くんにご褒美!」

「え?プレゼント?!ありがとう!......え......これ...


それは俺が喉から手が出るほど欲しがった卒業公演のチケットだった。


「うそだろ……?」

「うそじゃないよ!」

「取れてたの?」

「いや、他の推し仲間が行けなくなったからってくれたんだぁ」


俺は思わず涙腺が緩んで涙がこぼれた。


「華穂...あ...ありが...ありがとう」

「私、仕事で行けないからさ、奏多くん!私の代わりに本渡和歌穂の最後を見届けてきてよ!」

「うん...わがった...見届ける!」


俺は涙を拭い、彼女に笑顔で頷いた。



ーー2日後。



卒業公演は彼女との別れを惜しむファンの熱気に包まれていた。

アンコールが終わった後、彼女の顔に涙はなく、晴れやかな笑顔だった。


「わかほのラストランを見届けてくれて...皆!ありがとぉぉぉぉぉ!!!!」


会場はファンの涙と感謝の声でいっぱいになった。

俺も顔をクシャクシャにして、見るに耐えないくらい泣いた。



会場を後にしようとした時、華穂からメッセージが来た。


『ドームの屋外の関係者駐車場で待ってます。警備員はいないから今なら大丈夫です。』


俺は彼女のメッセージに疑問を呈した。


まず駅じゃなくて、本来、一般客は立ち入り禁止の関係者駐車場を待ち合わせ場所に指定した意図がわからないこと。


それになぜ彼女は警備員がいないことを知っているのか。

たまたま今着いた彼女が周りを見て単純にそう思っているのか。


深く考えるよりも、とにかく早く彼女と合流して、関係者に見つかる前にズラかろうと考え、俺は足早に待ち合わせ場所へ向かった。


関係者駐車場の前には赤コーンが置かれているだけで、バーは外されていた。

それに彼女の言う通り、警備員も関係者も、人一人見当たらない。


だとしても関係者以外立ち入り禁止なことに変わりはない。

俺は早く彼女を見つけ出そうと駐車場の中に入っていく。外灯の灯りのみを頼りに暗闇の中しばらく進んでいく。


「奏多くん!!」


後ろから聞き慣れた華穂の声がした。

俺はようやく彼女に会えた安堵の気持ちから笑顔で振り向く。

外灯で照らされた位置立つ彼女をよく見ると、華穂ではなかった。

そこに立っていたのは——俺の推し、本渡和歌穂だった。


「え?」


突然の出来事に俺は困惑して頭が真っ白になる。

とにかくすぐさま俺は深々と頭を下げた。


「すいません!!すぐ出て行きます!悪気はないんです!」


顔を上げると彼女は肩を揺らし笑っていた。


「違う...違うの」

「そうですよね...僕がここにいるのは違いますよね...本当すいません!」


そう言って立ち去ろうとすると、彼女は走って俺の腕を掴む。

俺は訳が分からず、ただ動揺しまくっていた。


「あのね、奏多くん...」


(奏多くん?そう言えばさっきも...てかなんで俺のことをそんな風に?だって俺を呼ぶのは華穂だけ...)


「華穂です。あなたの隣に住む川城華穂です」


なんかのドッキリかと思った。いや、ドッキリだろ。


てか大体華穂は金髪だ。本渡和歌穂は茶髪だし。

顔立ちは...整っているのは同じだがギャルメイクだったから、正直別人だ。


これは絶対ドッキリだ。


「あの...これなんかのドッキリですか?」

「え?」


彼女は腹を抱えて笑い出し、目に笑い涙を溜める。


そんな彼女を見て、俺はますますこの状況が理解できなくなった。


「ひどいなぁ...確かに金髪のウィッグまで被ってギャルに変装してたとはいえさ...半年間、ずっと推しの手料理食べて、推しの動画を本人の横で観てたくせに」


笑いおさまった彼女は目尻に溜まった笑い涙を指で拭う。


俺は彼女しか知らないエピソードを並べられて、ようやく信じる気持ちになった。


「ガチ?」

「ガチ」

「まじかよぉぉぉぉぉぉ」


照れを頭を抱えて隠す俺に、彼女は子どものような無邪気な笑顔で揶揄うように訊く。


「嬉しい?」


俺は頬を染めながら、気恥ずかしさから俯いて応える。


「嬉しい...すごく」

「よかったぁ」

「てかライブ、めっちゃ良かった。感動した!」

「本当?!私もね、あの後号泣しちゃったんだよね」


彼女は夜空を見上げながら、笑顔で語る。


「今日、こんな最高の卒業公演が出来たのも、あの日に奏多くんに出会えたおかげだよ?」

「そんな...結局ここまで頑張ったのは華穂自身だよ。俺はただのきっかけでしかない。」

「そのきっかけのおかげだよ?私はずっと、奏多くんに励まされてた。だからここまで頑張れたんだよ」


そう言うと彼女は少し息を呑んで、真っ直ぐな瞳をこちらに向けた。


「ねぇ、奏多くん」

「ん?」

「奏多くんはさ、本渡和歌穂と川城華穂、どっちが好き?」


いきなりの2択で焦った。

けど答えは簡単だ。

俺は自然と本心からの気持ちを声に出して伝えた。


「そんなの決まってるじゃん」






ーー川城華穂、俺は華穂のことが大好きだ。



俺の答えに彼女の瞳が、大きく見開かれる。


「……いいの?推しの前で?」


明らかに目に涙を浮かべる彼女は揶揄うように問いかけてくる。

俺は優しく微笑み彼女に答えた。


「いいんだよ。今まで散々応援したんだ。彼女に尽くすのは今日で終わりだ」

「なんか寂しいなぁ」

「これからは華穂のために頑張りたい。そんで一緒にご飯を食べて、笑って、楽しい思い出を作りたい」

「...」

「そんな理由じゃダメか?」


彼女は、一瞬驚いた顔をしたあと——


「……ふふっ」


小さく笑い、俺の手をそっと握った。


「めっちゃ最高じゃん!」

「だろ?」

「うん!」

「あ、明日からはさ、ゲームやろ!ほら、次はゲーム配信とかどうだ?俺も付き合うからさ!な?楽しそうだろ?」

「いいね。楽しそう...」


その瞬間、彼女は俺に飛びついてきた。

力強く俺を抱きしめる彼女。


「ありがとう...大好き...ずっとずっと大好き」


彼女の気持ちに応えるように俺も優しく彼女を抱きしめる。


「俺もさ...たくさんの幸せをくれてありがとう...」


息を呑んで言う。


「大好きだ」


——こうして、俺の推し活は、恋へと変わった。


まだまだ未熟者で勉強中ですので、おかしい点や不明な点、また誤植、誤字、脱字があればぜひ教えてください!

あ、友達のように気軽に教えてくださいね!


もし仮に、上記に当てはまらず、純粋に良かったと思っていただいた場合はお星様★★★★★をお願いします。

めっちゃ喜びます(๑˃̵ᴗ˂̵)

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