薄暗い森で
流石にこの扱いはあんまりだと思う。
「もぅ、今度絶対文句言ってやる う〜んここどこ?」
特に向こうに名残惜しいこともないので、割とあっさりとしている。
強いて言う、自作のぬいぐるみだけどうにかしたかった。
「確かリスタルテがステータスが、どうたらとか言ってたな……」
(ステータスオープン)
そう思うと私の前に青色の半透明の板が現れた。
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乙坂 真依
レベル1 性別 女
職業 人形使い
職業スキル 操人形 命名 職業付与
リンク 人形作り
自動スキル 体力+1
天啓スキル 人形強化 ドールハウス
鑑定 人形召喚 保管庫
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「何かチートって言ってたけどそんなにな気がする…… え〜と職業が人形使いってどう考えても先頭向きじゃない気がするけど しかも、HPとかMP評価させてないじゃんかどうすんのこれ!
しかも、人形ってわたし今ルーシのぬいぐるみしか持ってないじゃんかどうしろってんだよ
ふぅ〜多少のスッキリした」
文句ばっかり言ってても仕方ない、取り敢えずこの森を出ることを考えよう。
でも……「地図すらないのにどうすんのこれ」
山で遭難した時は無駄な体力使うなって言うけど
ジッとしていても救助なんてこない、取り敢えず
進む方向を決めよう。
「にしても、どっちに行けばいいのか? ええぃ
かくなる上はこれだ‼︎‼︎ 」
そう言ってその辺に落ちていた木の枝を拾い上げそして地面へ垂直に立てた。
木の枝は、私が向いている方に倒れた。
「よし決まりだ! 後はどうなでもなれ」
どのぐらいたっただろうか?
ずっと歩いているのに全然疲れてこない。
これがスキルの力なのかな?
「あ〜もうやめやめ! 休憩だ」
肉体的には疲れていなくても、喉は乾かし、同然お腹もすく。
しかも、もうすぐ日が暮れそうだ。
薄暗い森で1人野宿とか嫌だよ。
「でも、テントも無いし寝袋もないこれどうしたらいいの……あれ? もしかしたらあれが使えるかもしれない え〜っと ドールハウス お願いします これでマジで人形サイズとかないよね……」
目の前に靄が広がりそして、その靄が晴れるとそのには、普通の家が建っていた。
いや、これあれだ。
直立二足歩行の動物達の人形何使っていた家だね。
見た目は。
取り敢えず恐る恐るドア開けてみる。