表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/7

1話 初登校、自己紹介


☆☆☆ 1話 初登校、自己紹介 ☆☆☆


 西暦2040年、

オレは、小学一年生になった。


 名前は、織田コナン。

一人称は、オレだ。

まだ、自意識というものが弱く、

野生みを多くもつため、自分の事を

僕やわたくしなどと呼べずにいる。


 自分の事を長ったらしい言葉でわたくしと呼ぶ

小学生がいたら、文豪が書いた創作の猫の自称

みたいな嘘臭く、いかにも創作や

大人に操作されたような感じで、

身につかないだろう。


 近頃の小学生は、インターネットから

情報を得ているため、昔に比べるとませているかもしれない。


 今日から学校へ通う。

ランドセルを背負って学校へ行く。

ランドセルの中身は、字の練習用のノートと

スマートフォン、略してスマホを持っていく。

他には、体育の授業で着る体育着くらいしか持たない。


 学校へ行き、教室に行くと、席には顔写真と名前の札があり、

自分の席をすぐに見つける事ができた。


 席について授業が始まるのを待つ。


 他の子たちもほとんどが席についた。


 授業が始まると、自己紹介が始まった。

出席番号順に名前と好きなものを紹介していく。


 退屈してきた子供が、消しゴムを細かくちぎって

投げて他の子供に当てる悪戯をしだした。


 教室には、防犯カメラが常備されていて、

生徒の悪戯やいじめなどの防止をするための装置でもある。


 防犯カメラには、映像をAIで分析する機能が備わっていて

すぐに先生のメガネ型ディスプレイへと情報が送られ、

先生は、拡張現実の機能として生徒に付加された情報と警告で気付く。


 悪戯をした子供は、先生に教壇まで連れて行かれ、

ほっぺを引っ張られ、面白い顔になって恥をかく罰が与えられた。


「この子は、消しゴムをクラスメイトに投げる悪戯をしました。

罰として変な顔にしますっ!!」


「ごめんなさい。もうしませーん」


 本当にこれでこりてくれたら利口なんだけど、

どのくらいの子供が少しの罰で社会性を理解できるのだろうか。


 自己紹介がオレの番になった。


「オレの名前は、織田コナン。

好きなものは、特にありません。

しいていうなら、この子がクラスで一番可愛くて好きかな!」


 オレは、このクラスで一番可愛いと思った女の子が

自分の隣に座っていたので、教室の場を盛り上げるつもりで

リップサービスをした。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ