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幸せな暮らし

カラオケ楽しかったねー

2人は町を歩きながら話していた。

ホントに活気のいい町だね!でもたまに下向いて歩いてる人がいるのはどうして?

それは·····この町でも嫌な領主と呼ばれる人がいてねその領主が嫌いなやつだけ税金上げるとか理不尽なことをしてるんだよ

何それ·····ひどい·····あれ?あの子あんなとこに蹲ってどうしたんだろう?

アオイは路地裏に蹲る女の子をみつけはなしかけた

ねぇそんなとこでどうしたの?

パパもママも領主様の所で働いてたんだけど何かミスをしたとかでどこか連れていかれちゃったの

今度は私のところにも来るかも領主はこういったの

お前は将来美人になったら嫁としてもらってやる

それまでは親は生かしておいてやる

でも今までこういわれて生きてた人はいないの

あたし1人の命でパパとママが助かるならいいかなって···

そう言って少女は笑ってみせた

でもその笑顔はとてもひきつって見えた

ナナミ·····この国はこんな女の子に命をはらせないといけないくらい腐ってるの?

アオイは淡々とした口調でしかし怒りを込めて呟いた

そうだよ·····幸せそうなのは一部だけ貧富の差が激しいよくある国なの

ねぇ君名前はなんて言うの?

アオイは怒りを押し殺してとても優しげな口調で聞いた

名前なんかないよこの国では私達のような貴族の元で働く人には名前が無いの

アオイは更に怒りがこみ上げるのを感じた少女の命をなんとも思わず名すら呼ばないこんなことが許されていいのか

君にはヒナタという名前をあげるそんな陰にいないでお日様の当たるところに出ておいでお日様はきっと見てくれる

とりあえず一旦私達の家においで明日また来て必ずパパとママを助けてあげる

スローライフを継続する為にも嫌な奴は排除しようとアオイは決めた

ナナミは2人の後ろ姿を見ながら忙しくなりそうだと笑った

ナナミ置いてくよー

待って今行くー

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