都会デビューしました
【ねぇアオイー!ライナートの中心まで遊びに行かない!】
「朝から元気だね、じゃあ行こうか」
【ヤッター!いっぱい服とか買ってやるー!】
「お金は?」
【・・・・】
「ないのか・・・・どうするの?」
【とりまその辺にいるモンスター倒して換金してもらう】
「武器は?」
【ない!】
「そんな自信満々に言わないでよ・・・ちょっと待ってね、私のスキルに鋼鉄生成ってのがあったでしょ?」
【そんなのあったっけ?】
「自分の思った鋼鉄を作れるってことだと思うの、ちょっと短剣作ってみるね」
「ハァハァ・・・疲れるね、これでどう?」
【すごーい!この装飾めっかわー!】
「はいこれで倒してきて、私はいろいろ準備してるから」
【じゃあ行ってくるー!】
「はい、行ってらっしゃい」
「さて、朝ごはん作るか。とりあえず昨日買っておいた卵でスクランブルエッグと、ベーコン焼いて、あとはレタスを添えて、パン焼いて完成!ザ・モーニングプレート」
十分後・・・
【ただいまー!倒したらこんなのでてきたー!これをお金に変えるのかな?】
「そうなんじゃない?後でギルドで換金するとして朝ごはん食べよ!」
【おいしそー!料理出来るんだね!】
「そりゃ私だってこれくらいはね、てかこれくらい出来ないとお嫁に行けないよ」
【えー今度教えてよー】
「また今度ね」
・・・・
「美味しかった?」
【うん、めっちゃ美味しかった!じゃあ行こ!】
「着替えてからね」
「すいませーん!これ換金してもらいに来たんですけど」
《はい!スライムが20匹ですね!全部で200airです!》
「ありがとうございます。今から首都に行こうと思うんですけどこれだけあればいろいろ出来ますか?」
《そうですねーある程度の遊びは出来ると思います。すぐそこのバス停からバスが出てますよ》
「分かりました!行ってみます!ナナミ行くよー」
【はーい!】
《お気をつけて!》
バスに揺られること20分・・・
【キターーー!ここがライナートの首都ヴァリアスゲート!とりま憧れのカラオケ行こー!】
「ハイハイ・・・楽しそうでよかった」
・・・
【すいませーん!】
『いらっしゃいませ!何時間ご利用ですか?』
【フリータイムでお願いします!】
『かしこまりました。当店はワンオーダー制となっておりますので』
【分かりました!ありがとうございます!アオイ行こー!】
「ちょっと待って!すいません一つ確認したいんですけど・・私日本から来たんですけど私の世界の曲とかもあるんですか?」
『転生者の方ですね!この辺りではたまにこられるのでそこはご心配なく!様々な世界から取りそろえておりますので曲数は100万曲を超えております!』
「そんなに!?ありがとうございます!ナナミお待たせー」
『ごゆっくりどうぞ!』
・・・
【アオイから歌ってよー!】
「私の世界の曲わかるの?」
【知らないけど雰囲気で!】
「分かった、じゃあ歌うね」
insanity 作詞fortune
神様結ばれないのなら
私諸共あの人を殺して
貴方と出会ったあの日
すぐに分かった私は貴方と生きていく運命なんだ
でも振り向かなかった
貴方は私という存在を認識しているのにも関わらず
どうして振り向いてくれなかったの私よりあの娘の方が良かったの私の方が貴方のことを知ってるのに
神様結ばれないのなら
私諸共あの人を殺して
来世では振り向かせてみせるから
神様がやってくれないのなら
私が自ら手を下します
来世ではと祈りを込めて
狂気?そんなの分かってる
それほどまでに貴方が好きなの
私の彼氏貴女に紹介された時
貴女を憎んだいなくなれと願うほどに
私のこと嫌いだったの?
私が好きな人を知っていたはずなのに
もう誰も信じられない振り向いてくれないあの人も
好きな人を奪った貴女も全て消えればいい
神様結ばれないのなら
この世界なんていりません
もう一度0からやり直すから
神様なんて居ないんでしょ?
こんなに苦しいわけが無いもの
もう終わりにしてよ
正気?そんなのもう捨てた
もう貴方だけしか愛せない
ねぇどうすれば振り向いてくれるの?
私には何が足りなかったの?
もし後数年遅く出会ってたら
あなたの隣にいるのは私だった?
神様結ばれないのなら
私諸共あの人を殺して
来世では振り向かせてみせるから
神様がやってくれないのなら
私自ら手を下します
来世ではと祈りを込めて
狂気?そんなの分かってる
それほどまでに貴方が好きなの
【すごい!歌上手いんだね!でもすごい歌詞だね】
「まあね。こんな経験ないけど」