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女神と異世界デビューしました

「まあいいや、女神さんは今楽しいんですか?」

【え?】

「いや、ここでずっと異世界に人を送って楽しいのかなーと」

【・・・】

(やば、触れちゃったかな・・)

【楽しいわけないでしょ!送ったやつらは魔王倒しますとか言って旅立ったくせにろくに冒険もしないで毎日毎日遊んでやがるし異世界だからって浮かれてんじゃねーぞって話だよ、うちだって遊びたいしオシャレしたいし友達と何気ない会話でもりあがったりしたいんだよ!ハァハァハァハァ・・】

「・・・」

「え〜、で何か1つ好きな物持って行けるの?」

【あ、うん何か持っていきたいもの言って・・・】

『あたし、何こんな話してんだろ、何が変わる訳でもないのに・・・』

「じゃあ、あんた」

【え?】

「だから、あんた女神様」

【どうして?】

「遊びたいんでしょ?私と一緒に行こ?あと友達になって下さい」

【バカ・・⠀】

(女神がそう呟いたかと思うと、そこは私の知らないどこかでした。)

「何泣いてんの?」

【泣いてないし!久々に外出たから目が痛かっただけ!

でも・・・ありがとう】

「そうそう素直になりなよ、改めて私アオイよろしくね!」

【よろしく、でも名前は無いの昔からあの役目だけだから】

「じゃあ、ナナミ」

【名前?】

「そう!私の生前の世界には七つの大きな海があってね!その海全て足したくらいの心の広さ、その海に反射した光全部集めたくらい明るい人になってねっていう願いをこめた名前だよ!」

【ありがとう・・・あたしなんかのために】

「それは言っちゃダメ!私は私なんて、僕なんてって言う人がいちばん嫌いなの!自分に自信が無いなら自信が出るよう頑張るんだよ、私と友達になるなら今後それは言わないとやくそくして、自分を信じるから自信になるんだよ」

【うん!】

「もう・・・また泣いてるw改めてよろしくね!ナナミ」

【よろしくアオイ!あとあたし女神だから】

「もうーっ!それ今言わなくてよくなーい?」

【まずは住む家探しに行こっー!⠀】

「調子いいんだから・・・ちょっと待ってー!そんなに走ると転ぶよ!」

ビタンッ!


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