目次 次へ 1/4 孤独なゴブリン ボク、ゴブリン。小さくて緑色の肌をしたお腹がふっくらしてる切れ長の目が特徴さ。周りのモンスターたちはボクよりも大きくて強い。空を飛べたり海を渡ったりして世界の事もよく知っている。 そんなみんながボクは羨ましい。 「あなたはあなたよ」 母さんはそういった。父さんは狩りに出かけたまま帰って来ない。母さんが山菜を摘みに森を出かけてからボクは洞窟の中で一人ぼっちになった。今日こそは帰ってきてくれるかな。父さんがいなくなってからその事ばかり考えるようになったんだ。