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ゲームで少女は夢を見る  作者: ねぎとろ
序章 『終わりの始まり』
7/86

七話 「強敵出現!」

ふぅ。更新遅れて申し訳ない。どんなに書いても戦闘シーンがむずすぎる!

「ねぇねぇ、何も起きなくない?」


 扉から入り、ざっと5分は経つのだが何も起きない。


「もしかしてさ、ここボス部屋じゃない的な?」


 もしかしたら有り得るかもしれない。ここがボス部屋じゃないなら一体どうゆう部屋なんだろ……


「んー、じゃあさ!とりあえず進もうよ!立ち止まってても意味無いし!」


 先々に妹は進みだしてしまった。変に行動力のある妹を私は初めて見習おうかなと思った……いや、妹を見習うとかないない。


「なんか起きても知らないからね!!」


 どんどん進む妹に注意だけして、私も歩きだした。


「大丈夫でしょ!何も起き……な……えーーーーー!!!!」


 妹が突如叫びだした。さらに、叫んだ直後に地響きが起き、周りにあったロウソクが一気に火を灯した。


「えっ、えっ!?何が起きてるの!?あんたなんかしたの!?」


 真っ先に疑うのは妹だ。あいつは変に好奇心も高いから何しでかすか分かったもんじゃない。


「えっ? わたし? 私は何もしてないよ!?しいて言えば、奥に座ってた人の指輪を抜いたくらい!」


 明らかにそれが原因だよね。うん。なんで分からないかな。笑顔で私の近くに寄ってそんな事言われても困るんだよね。


「絶っっっっ対それのせいだから!!!」


 一際大きい声で妹に叫ぶ。


「そうなの!?やばやば、どうしようお姉ちゃん!戻した方が良いの!?」


 ようやく事の重大さが分かった妹が指輪を戻そうとしている。ソレよりも気になるのは、奥にきてようやくわかった事だ。妹がなんか慌てふためいているが、自業自得だ。


「ここって、もしかして……玉座!?ってことは、あんたの指輪、王様のやつじゃん!!って、絶対もう戻しても意味ない気がするよ!!」


 玉座を一瞥し、妹から指輪を貰う。私が返してみようと思ったのだ。……だが、もう遅かった。私が玉座に振り返った時には、玉座に座っていた骸骨の目が赤く光り、動き出したのだ。


「早くあんたは下がって!バトルが始まるよ!!」

 妹を一足早く下がらせ、私も戦闘準備に入る。明らかにボス戦だ。


「ユビワ、カエセ」


 唐突に、骸骨が喋りだした。だが、指輪は私の手の中、しかも、返したのだが、返そうにも返せそうにない。何故なら、骸骨の手には、レイピアが握られており、今にも私達と戦闘がはじまりそうだからだ。


「んじゃ、わたしの責任っぽいし、私から攻撃するよ!」


 相手が動かぬなら先制攻撃だ。妹が短刀を抜き、構える。


「ユビワカエサナイ、コロシテウバウ」


 骸骨の喋りと共に、玉座の後ろから二人の骸骨が現れた。一人は槍を、一人は大剣を持っている。


「もしかして、王様の右腕、左腕かな? こりゃ勝てる自身なくなったよ」


 まず人数で負けてるので勝ち目が薄くなる。さらに、一人が王様と相手している時に、もう一人は二体と相手しなければならない。


「全く、お姉ちゃんは悲観的だなぁ。こんなのね、PSがあればなんとかなるから!あ、私が二体の相手するから任せてよね!」


 全く。妹の奴め。妹が頑張るのに姉が頑張れないとか最悪じゃん。


「しょうがないなぁ。やりますかぁ」

 マジカルステッキを取り出して、構える。


「えっ。お姉ちゃんの武器……ププッ……」

 なんだろう、隣の妹に殺意が芽生えてきた。


「笑ったよね?」


 ニコニコしながら問い詰める。この際、敵よりも妹を先に殺らねば……


「わ、笑ってないよ!それよりもほら!敵がこっちに向かって来てるから!!」

 妹は全力で私から距離を取り、見事に二体を誘い込んでいた。


「チッ!後で問い詰めるか……」

 舌打ちをした後、目の前に来た王様と対峙した。


「んじゃ、さくっと狩りますかな。ウィンドカッター!」


 先手必勝だ。相手がボケっとしてる内に私は魔法を叩き込んだ。マジカルステッキの効果も相まって威力は中々のはず!


「うーん。さすがにまだまだ耐えるよねぇ」


 案の定、煙が晴れた先には、余裕で立っている王様がいた。


「えー。全く効いてないのかぁ。しょうがない、本気出すか」


 溜息をつきながら、闇魔法を杖先に溜める。実は、マジカルステッキにはもう一つの効果があるのだ。自分が覚えている魔法なら一つだけ杖先に溜めることが出来る。だが、見た目のせいで使ってる人が居ないのは内緒だ。


「よし!それじゃ、覚悟してね!」


 魔法を言い放つ前に、王様は突っ込んできた。正直やばい。


「えっ!足はや!!!うそ!まじで!?」

 私が言い終わる前に、剣を振り降ろされ、直撃してしまった。


「痛ったぁ……まさか、こんなにダメージが痛いとは……」

 剣の衝撃でそのまま吹っ飛んでしまった私は、地面に倒れ込んでいる。体力も半分以上削られピンチだ。


「うーん。とりあえず回復しないと次の攻撃で死んじゃうよね」

 アイテムからポーションを取り出し、飲み干す。


「うげっ。何これ。なんか凄い変な感じ……」


 だが、実際には効果はある。体力も見る見るうちに回復し、レベルの低い私だと全回復するレベルだ。


「よっし!次こそキメる!」


 王様は余裕なのか分からないが、歩きながらこちらへ向かってくる。


「なんか、嘲笑ってるようでムカつくなぁ」

 完全に自分の勘違いだが、ムカついてくる。


「さっさと消えて!ダークバインド!!」

 まずは、ステッキに溜めた闇魔法を放つ。これで、動きは封じた。まぁ、いつまで持つか分からないけど。


「よし、ファイヤーボール!からの〜サンダーボルト!!」


 二発同時に放つ。わたしの最高火力だ。これで、ダメージが0なら相当やばい。


「コロス」

 ダークバインドが解けてしまい、王様が動き出す。幸いにもダメージが通っていて、片腕が吹っ飛んでいた。


「えっ。わたしの最高火力で片腕……嘘でしょーーー!」


 バックステップで下がりつつ、一旦妹の様子を見る。


「くそ、なんで倒せないの!?段々と私のスピードにこいつら慣れてきてるし……」


 物凄い速さで動いている妹だが、相手に攻撃が通っている気配がない。


「桜!ちょっと来て!!」


 私は一つの作戦を思いついた。もしかしたら、王様を倒せば、他の二体も一緒に倒れるかもしれない。そんな希望を抱きつつ、一番に王様を倒す事にした。


「えっ、わかったお姉ちゃん、今行く!」


 二体の頭上を飛び上がり、駆け抜けてくる。ちょっと怖い。


「んで、どうするのお姉ちゃん!」

 あっという間に私の近くに駆け寄ってきた。少し煙が舞っている。どんだけ、早いんだよこの妹は。


「あ、えっと、一応、私の魔法を使って、あんたにトドメをさしてもらう。まずは、王様から狩るよ、もちろん二人でね!」


 具体的に妹に作戦を説明し、準備に取り掛かってもらった。


「よっし、準備完了!行くよお姉ちゃん、ちゃんと合わせてね!」


 私も魔法をまた溜め、準備が完了した。相手もいつの間にか三人で集まっている。どうやら、本気で戦うらしい。だが、私達には秘策がある。さて、ここから本気の戦いだ。私たちの秘策を見せてあげる!

いやー。うーん。戦闘シーン……うーん。むずいなぁ。これからは出来るだけ更新を怠らないように頑張ります!

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