第8話「終代召喚魔法師『ゲート』」
すいませんでしたーー
夏休みの宿題とか学校とかで宣言通りにはいかないと思うけど、できる限り早め早めに出します
団長「召喚魔法は絶滅した」
意味がわからなかった、なぜなら俺は一度体験していたのだから。
一瞬視界が暗くなり、気がついたときには別の場所にいたということを。
シュウ「な、何があったんですか?」
シャティ「代々召喚魔法術師はその力故にグリード王国から一山越えたあたりにある国の魔術都市『マギカ』の管理下に置かれていたのです。最後の代の13代目召喚魔法術師の『ゲート』というものがその力を自分のために使おうとしたんです、そしてこの力を外に出してはいけないと思った国はゲートを暗殺したんです。」
無慈悲な現実を言いながら彼女はうつむき、ポツリポツリと話した。
シャティ「けど‥‥‥生まれながらにして国に力を管理され、国に戦争の戦力として扱われる人生を送るぐらいなら出て行ったほうが良かったのかと思います、国は敵国家にこの戦力を奪われるのを恐れたのだと思います。なぜこんなことをしたのでしょう、伝記によれば彼は非常に優しい性格で困った人を見過ごさない人でしたのに‥‥‥すいません忍者であろう者が喋りすぎました」
シュウ「そう、だったのか‥‥」
俺は自分の両手を見てその手を握った。
シュウ(にしても何かが引っかかる気がする‥)
団長「わかった?その力はマギカの人に見つかってはいけない、それと‥‥王国にもね」
シュウ「わかりました、あっと特訓の続きをしませんか?」
団長「そうだね、シャティ・シスイ手伝ってもらっていい?」
二人「いいですよ」
その後特訓が続いたが、召喚魔法についてわかったことがいくつかある。それは一度に出せる量は限度があることせいぜい人二人が限界で、召喚対象以上の広さのスペースに触るのが魔法陣を出す方法だった。
他にかなり燃費が悪いということ、少し召喚しただけでも息が上がるレベルである。そして異空間ストレージという見えないバッグみたいなのがあり、剣が2,3本入るぐらいが限界だった。
シスイ「シュウーー朝だよーーーー」
と俺が使っている客間に勢いよくドアを開けた。
シュウ「うわああああああ、ああ?」
シスイ「あ、起きた?今日はシュウの初仕事の日だからね」
それを聞いて俺の意識が覚醒した。
シュウ(そういえば団員は1チームごとに店を開かないといけないとか言われてたような、まあ商業ギルドの大手みたいなものだから当然みたいなものか」
シュウ「それならシスイは?君の店はなんなの?」
シスイは目をそらしながら
シスイ「私はカンナとシャティがいる、素材の販売をする店をしているの」
シュウ「じゃあ俺もそのチームに入ろうかな?」
シスイ「え?まだどのチームにも入ってないんですか?おそらくすでに空いてるチームはないから自分でチームを作って、残りの団員も埋まっていて、あなた一人で経営することになるわ」
うそ、だろ‥‥
シスイ「大丈夫?なんか白いよ?燃え尽きてるよ。」
シュウ「はっ、とにかくどうにかしないと、俺が出来ることは‥‥やっぱりこれか」
俺は自分のホルスターのDEを見て言った。
シュウ「いらっしゃいませ〜、武器の生産ですか?っとそちらの方その剣は加護なしの剣ですから8000Gとなります。え?オーダーメイドっすか、そしたら武器の形と種類あと、このどんな魔法がついても構わないという契約書に魔力を押してくださいあとオーダーメイドの値段はあっいらっしゃませ〜、ええと少々値段が張りますが200000になります」
俺は絶賛接待中である。朝に資材と武器を運んで、あらかじめ団長がセットしてくれたお店に向かった。
でも‥‥なんで城の手前の商業地帯なんだよ!それを一人って。そして今に至る、12:00に開業して14:00現在売り上げは、8000Gのが13本、5000Gのが22本、3000Gのが43本そしてオーダーメイドは紙が山済みになっているのが見えた、おそらく300枚ぐらいだろう。団長曰くこのフェアリーのマークを付けた武器はかなり売れるよと言われて相場よりも3倍ほど高くしたんだけどなぁ。
アイテム系のものはさすがに販売していないが追加すると本格的に手が回らなくなる。
そうして16:00閉店少し速かったかと思うが1000弱あるこのオーダーメイドは店の中にある工房で一本一本商売なので、誠心誠意作らなければと思い、30分かけて1本作るペースでうった
シュウ「ああああああ、疲れたーー」
深夜の店に活力のない顔をした少年の魂の叫びがこだました。