第7話「力と代償」
みじかいっ すまないっ これが今日分と考えて
シュウ「そういえば俺が最初に受けた魔法ってなんだっけ」
団長「なにか思い出せない?最初に受けた魔法」
シュウ「え、えーと極東ではあまり魔法は使われなくってここに来て初めて受けましたね、えーっと最初来たときに俺に治癒魔法って使いましたでしょうか?」
俺は頭をさすりながら言ったが団長は「いや、僕のところには回復魔法が使える人はいないよ、君を治療したのは塗り薬だ」
シュウ「じゃあ、ワイバーンの炎は?」
団長は顔を横に振りながら「いや違うよ、あれは体内の火炎袋の火薬を着火したものだよ」
シュウ「では俺の魔法はシスイの水魔法ですね、だって消火するときにアクアという魔法をもらいましたから」
団長「うん間違いないね、では早速試してみようか、見つからないように裏で練習しよう」
俺は頷き、団長についていった。
そしてそれを見る二人の視線があった
団長「よしじゃあ試せてみようか、体内の魔道鉱石を使用するイメージで」
シュウ「うっしゃ、やるか」
と俺は気合をいれ、以前にシスイが使った魔法を思い出しながら木に向かって右手を向け、力を入れた。
シュウ「アクア!‥‥‥‥あれ?でない、もう一度アクア!‥‥おっかしいなあ、うまくできてるはずなんだけどなあ」
団長「はははは、でも確実に君の体内には魔道鉱石が入ってるからね、実は前にもっと別の魔法にかかっていたりするのかな?」
いやそれはないはずだ、俺が最初にくらった魔法はアクアだからだ。
シュウ「こうか?こうかっ!」
と、俺は上や下などへ向かって手を向けたが何も反応もなく夜も深くなっていった。
それをまだ見ている二人の視線があった
シュウ「あーーーもう!何で出ねえんだよーー」
と俺はうつ伏せになりながら嘆いた。それを見てる団長はケラケラと子供っぽい笑いをし、そして考え込んだ。
団長「やっぱり君が最初にもらった魔法は水魔法のアクアではないと思うよ」
シュウ「じゃあなんなんだよ」
俺は悪態を吐きながらしゃがみ込み、半分諦めつつ力を入れた。
シュウ「うわっ」
そしたら急に地面に、ブウウンという音とともに白色の六芒星が書かれた魔方陣が自分の手を中心に出てきた
その瞬間「「きゃああっ」」という二人の声とともに目の前に忍者服のくノ一とシスイが出てきた。
シュウ「シ、シスイ!何でここに?ていうかなんでここに?」
シスイ「えっなんで急に?さっきまで隠れてたのに‥」
団長はニコニコしながらキャラバンの方を指差した。
団長「あれを見てみてよ」
という声とともに、キャラバンの影に俺の手から出てきた模様と同じ模様の魔方陣が光っていた
シュウ「これは?」
と疑問に思ったところで忍者が口を開いた。
忍者「いやーまさか最初っから団長には、ばれていたなんて恐縮ですねー。まさかこんな感じでテレポートされるなんて、というかこれはテレポートなのかな?」
団長「はあ、でもまあ、君は喋らないって知ってるからね『シャティ』」
俺は呆然としてたら、団長が「この子はシャティエル・カギリノっていう隠密系統の相手の感覚に作用する魔法を使うんだよ」
シャティ「いやーほとんど自己紹介されてしまいました、えーっとシャティとでも呼んでください」
シスイ「にしても何なのこの魔方陣は?これが後天性の魔法?」
団長「これはテレポートか‥‥いや口寄せ、召喚魔法だ!、これはますます捕まってはいけなくなってくるね」
召喚魔法だと、でもくらった覚えは‥‥‥あった。
俺がこの世界に来たときにきた手段が召喚魔法だったらつじつまが合う。
シュウ「ええっとありますね、一度だけ極東からきたときに一度」
それを聞いた瞬間俺以外の三人はありえないという顔をしていた。
シスイ「召喚魔法って確か‥‥」
シャティ「君、今いくつ?少なくとも165歳以上はあるよ」
シュウ「いや15歳だよ!」
とシャティの発言にツッコミを入れていたら真剣な顔で、団長が見つめてきた。
団長「シュウ、召喚魔法はね165年前に絶滅したんだよ」
シュウ「え?」
ガバガバ設定すぎた