第3話「加護の力」
毎日できるだけ投稿するとは言ったが時間は未定です
シュウ「ふむふむ」
今俺はキャラバン内の書斎にいる、さすがに何もこの世界のことなどを知らないといろいろ詰む。だから俺は本を読み漁っている。
まずわかったことは、この世界には、風の『エルフ』火の『シリウス』土の『ノーム』水の『ミアプラ』闇の『レリエル』そして光の『エオス』それぞれの属性の名家があり、遠い昔にこの名を持つ英雄が邪神を倒したことがあり、6英雄と呼ばれ『グリード王国』貪欲に民の命を守るから来ているそうだ。現国王はその中のレリエルとエオスが二人で国王をしている。後のエルフ、シリウス、ノーム、ミアプラは国に仕える最強の騎士という立場である。
シュウ「読めば読むほどわからなくなっていく‥にしてもクソ親父のせいでろくに勉強できなかったが、神話などに興味があったからわかるけど、妖精に星に神の名前だ‥てどうでもいっか」
独り言をぼやきながら他の本に手を出そうとしたとき、シュウと呼びながら入ってくるシスイの姿があった。
シスイ「入団おめでと、すごいよ団長から誘ってくるなんて、夢幻鉱石を加工してしまったから一時はどうなると思ったけど」
シュウ「ハハハ‥ハ」
シスイ「それより昼ごはんどうする?食堂に行けば自由に食べられるけど」
シュウ(ん?ごはん‥‥‥あ、唐揚げ弁当買ったままだった、完全に忘れてたな)
シュウ「俺は自分の食料があるからそれを食うよ」
シスイ「そっか、じゃあせっかくだしあなたの話を聞くついでに一緒にごはんたべよっか」
シュウ「‥‥‥え?あ、うんわかったじゃあ弁当持って食堂にいるよ」
まさか15年間クソ親父により、外との交流がほとんどなく食事はいつも一人だったから、こう言われると反応が遅れてしまった。
シスイ「わかった!じゃあまた後で」
と言って、少し明るくシスイは部屋をでた。
シュウ(そういえば弁当ってカバンの中だったか)
カバンを漁りながら食堂の端の席に座り弁当を取り出すと、間も無くしてシスイがビーフシチューらしきごはんを持ちながら向かいの席に座った。
シスイ「いや、本当に安心したよ。わたしね、ちょうど一週間前に入団したばっかなんだ」
シュウ「え、一週間前に入団して100人前後いるキャラバンの副団長してんのかよ」
結構驚いたため、早速食べようとした唐揚げを弁当の上に落としてしまった。
シスイ「うん、わたしねミアプラの家系の分家だから、、水系統の魔法が得意なの」
シュウ「でもファミリーネームはミナヅキじゃないか」
シスイ「分家はミアプラを名乗ってはいけないの、でも正直これでよかったと思ってる、だってそのおかげでこのキャラバンに入れたんだもん、まだ入団してから短いけどここは第二の家族みたいなもんだからね」
シュウ「第二の家族か‥」
そう呟きながら少しだけ温かい気持ちになった気がした。
シスイ「そんなことよりもそれ」
と言いながら俺の唐揚げを指さす。
シスイ「とっても美味しそうだよね一つもらってもいいかな?」
この世界では洋食がメインだからこういうものを見た事がないのか。
シュウ「いいよ、残り3つだけど好きなだけ食べても」
シスイ「わあ、ありがと」
と一つ俺のところからも持って行って口に放り込んだ、しばらくもぐもぐしてると何も言わず俺のところから唐揚げを2個目3個目と口に放り込んだ、俺は呆然とすごい勢い3個あった唐揚げが消えてくのを見た。
シスイ「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん、おいしい!何これ今まで食べたものの中で一番美味しかった。シュウごめんね全部食べちゃって」
別に母のレシピの中に料理のレシピがあるので作ろうと思えば作れるから気にしてない。
シュウ「気にしないで大丈夫だ」
シスイ「そういえば今日央都『グリード王国』に着くからね、あとそのときに歓迎会を開くって団長が言ってたよ」
シュウ「そうなのか」
シュウ(歓迎会か‥どんなやつだろう)
俺はシスイとの談笑を終えたあと書斎に戻りこの世界の鉱石、薬草の本と魔法についての本を読んでみたが、
シュウ「夢幻鉱石ってSランク素材だったのかよ、よけい罪悪感があるんだが、それと「魔法」人によって才能があり使える魔法の種類や強さはそれぞれだが、6英雄の本家はそれぞれの属性の最上位魔法を使えるとかで、魔法は火、水、土、風、光、闇それと特殊に分かれる、確かめるには上位の‥団長「魔術師の検査が必要なんだよ」って団長いつの間に」
団長「いやー君が本当にこの世界の事を知らないなんてね。うん、せっかくだし君の属性を見てあげるよ」
シュウ「あ、ありがとうございます」
シュウ(正直気になってはいた、こういう異世界ものでは転移者が最強の力がある的な)
団長が俺の前に手を出しそこから淡い緑色の光が10秒間続いたと思ったら物珍しそうな顔をしながら俺に言った
団長「君の属性は‥‥‥特殊属性で主に加護の付与の力でエンチャントに近い生産職にとってはとっても素晴らしい魔法だよ!」
シュウ「‥‥‥家系のせいかー」
シュウ(ものすっごい肩透かしをくらった気がする)
団長「あ、それとこの夢幻鉱石でできた剣、名前決めないとね、シュウ名前つけてよ」
シュウ「え、えーと名前っすかじゃあ例えば夢幻鉱石からひっぱって、『ムゲン』なんてどうっすかね‥‥」
シュウ(ああああああ、安直すぎたー!)
団長「それいいねぇ、うんとってもいい名前だよ!ムゲンかぁますます気に入ったよ」
シュウ(お、おうどうにかなったようだ(汗))
団長「そうだ、せっかくだし本を読むよりも僕がこの世界について教えてあげるよ!」
シュウ「あ、お願いしてもいいっすか」
団長「もちろん」
団長にこの世界の事を教えてもらい空が暗くなってきた頃キャラバンは央都『グリード王国』についていた。
グリード王国城外にて歓迎会が始まった
シュウ(ヤバイ、ワイバーンの火炎レベルにヤバイ。目の前に100人前後の団員がいる。クソ親父のせいにより外との交流がほとんどない俺にとってこの状況は経験した事がない、ただ礼をして終わろうと思っていたが入団時の恒例行事とか言って魔法を使えと‥どうやって?エンチャントが可能つったって、しょうがない緊張するがこの世界で生きる為、銃の一本護身用に作ってみるか?団長から教えてもらったこの人の魔力を弾にする的なやつ)
シュウ「え、ええと加護付きの武器を10分以内に作ってみたいと思います(震)」
といいつつ豊富にあるキャラバンの資材からAランクの金属と魔道鉱石を組み合わせて、魔道鉱石に魔力を注入してコックが魔道鉱石内の魔力を押し出す仕組みの見た目デザートイーグル見たいな銃を作った。問題は一応祈りながら作ったから問題ないと思うが加護がついたかどうかだ。
モブ団員A「どんな魔法なんなんだ?」
モブ団員B「見た感じ鍛冶しているからエンチャント系だと思うわ」
モブ団員C「エンチャントなら早く使って見てくれよ」
モブ団員D「ちくわ大明神」
シュウ「か、完成した」
シュウ(強い武器ができますようにと、祈りながら作ったけど完成した瞬間に何か一単語俺の体内の魔力庫から透明になった気がした)
心配しながら俺はDEを上に上げて引き金を引いた。
‥‥‥‥‥でない!というか光の粒子が銃口に集まっている、
シュウ「あっ(察し)」
シュウ(これチャージ型になったようだ、俺の魔法のデメリットって何が付くかわからないというギャンブルな能力なのかもしんない)
銃口に光の粒子がでなくなったときに俺は引き金から手を外した。それと同時に上に向かって極太レーザーがあたりを蹴散らしながら3秒間ほどでてきた
モブ団員ズ+俺(唖然)
シスイ「うっわぁすっごいなぁ」
団長「ふふふふ」
その後5秒の静寂のあと歓声が上がった
モブ団員ズ「スゲー!貸して!見せて!もう一回」
シュウ「ん?」
歓声を浴びながらふと違和感を感じ拳銃を見ると23:57:43という数字がだんだんと減っていくのが見え、その上にchargeという英語っていうかそのまま読んだらチャージと読んだ青く光る字が浮き上がっていた
シュウ「これは?」
少し自分の能力に疑問を持ちながら楽しい歓迎会を楽しんだ。
他の人はすごいっすね1話に10000文字なんて自分なんて3時間ぐらいでやっと3000っすから、その文才と入力スピードが羨ましいっす