第2話「広域超大魔法エンリル・ウィンディア」
「あぶないっ!」
呆然としていた自分に団員の一人が叫ぶ、気づけば目の前にワイバーンの火炎弾が迫ってきていた。
シュウ「うぉああああああああああああああああついあついあついあついあついあついやけるー!」
ヤバイ死ぬ身体が溶ける感じと、ってマジでやばい感覚がなくなってきた
シスイ「アクア!」
と青髪ポニテの女の子シスイが右手から水を放ち消火。
シスイ「表にでちゃダメ!戦闘員じゃないあなたが出たら死ぬでしょ!っとミズチ」
俺を注意しつつ剣を振り、そこから水の一閃
シュウ「わ、悪い助かった、でも何かしたいんだ。」
自分ではこう言ったものの、アニメで学んだ剣術しかなく一応作れる銃に関しても時間がない俺にできることはクリエイターとしての回復支援などの薬しかない、この世界をないにも知らない俺にとって、ここで養ってもらうしか生きてはいけない。だから何かをして、自分の株を上げたいというのが本心。
シスイ「はぁ、わかったからこの剣とこのエーテルを団長のところへ持って行ってもらっていい?あなたの剣は団長と相性がいいから」
シュウ「わかった、届ける。」
シュウ(このエーテルどう見てもレシピ7000番の心労回復薬薬だよな、改良してもいいよなたぶん)
そう思いつつ勝手に拝借した、薬草と一応さっき作っといた攻防薬という薬も混ぜた
シュウ「ストアート団長、これを」
と、言いつつ剣と薬を投げたが(あっ、ヤベッ剣全然飛ばねえ)
団長「君は?ていうか剣全然届いてないしw」
とか言いつつ高速で剣を取り薬を飲んだ
団長「なんだこれ、僕んところのエーテルって、こんなに力がみなぎったっけ。それとこの剣‥夢幻鉱石を使ったね、上手く加工できてるからいいけど‥これ家が一つ買えるぐらい高価なものなんだけどなぁっと」
シュウ(そーだったんすかぁ!それよりも見えてなかったはずなのにワイバーンがいともたやすく斬られてる。
団長「いいねこの剣、僕の2本目の愛剣にするよ、それとMP回復したから一気に終わらせるよ!」
団長「我に流れし風の精霊の血よ、我に仇なすものを蹴散らせ、『広域超大魔法エンリル・ウィンディア』」
剣を天に掲げ呪文を唱えると同時に残りのワイバーンがいともたやすく吹き飛ばされ、鮮血を撒き散らしながら100匹前後ぐらいいたワイバーンが全滅した。
シュウ「な、なんだよ、これこんなことがありえんのかよ」
団長「広域超大魔法を見たのは初めてだったかな?」
自分は今震えている、この目の前の赤い紅い光景を見ると2,3時間前まで何事もない平和な世界にいた自分はこの世界の常識に追いつけていない、間も無くめまいがし、団長の慌てた声を聞きながら世界は暗転した
シュウ「ハッ(3回目)ええと、夢だった 団長「目が覚めたかい?」わけないですよねー^^」
周りには団長と俺しかおらず、キャラバン内のログハウスっぽい応接間といったところ
団長「いやあごめんごめん、話はシスイから聞いたよ、極東の田舎育ちだったんだね、こういうのには、なれていなかったかな?あ、それと知っていると思うけど僕の名前はストアート・エルフ、エルフ家の当代だよ」
シュウ(若っ、見た目年齢12歳の少しボサボサの鮮やかな黄緑色の短髪だ、この世界ではこういう色は普通なのかな?かという俺も赤だが)
シュウ「えーと改めて火守シュウ、生産系の技術しか持ちあわせていないただの15歳えっとよろしくな」
団長「ヘー僕よりも3歳年下なんだねwこちらこそよろしく〜」
年上だ、と
団長「さっきのワイバーン戦は助かったよ、君特製のエーテルのおかげで3日前の戦いの傷も癒えたしありがとう‥と言いたいところなんだけど」
と言いつつ俺の異世界第1作品目の白銀の刀身に白い包帯みたいなものを巻きつけた西洋剣を取り出した
団長「この剣に使った夢幻鉱石‥これ実はその3日前の戦い、僕の傷の原因の巨獣のドロップ品なんだよね」
それを聞いて俺は血の気が引いたと同時にこれはチャンスだ、鉱石の弁償を理由に働かせて貰えると。
シュウ「す、すいません慌ててたもんで弁償と言っては何ですがおr 団長「君はよくこれを加工できたね!王国の鍛冶師でも数人しか加工できない代物でお題なんてむしろこっちが払いたいほどだよ」‥‥‥え?」
団長「君さ僕のキャラバンの専属生産職にならない?君の薬も物凄いし」
シュウ「えっええと(思ったのと少し違うけど)ありがとうございまs‥ます!」
やらかした盛大にやらかした、ここで噛むのかよ俺
団長「ハハハやっぱ君面白いよ、これからよろしくね、『シュウ』」
シュウ「こちらこそ」
俺は自分の活力のない顔の口角を目いっぱい上げて言った
一話一話が短いことに申し訳ないですが、文才がないのでしょうがない。
文才がないので伏線もネタもない、いつまでつづくのかな?
できれば、毎日更新できればと思ってます