第13話「ズレ」
テスト勉強‥‥
シスイ・ミナヅキ(女)
人間 17歳 170センチ 39キログラム 6月20日生まれ
筋力B
敏捷A
魔力S
回復力SS
持ち物:ポーション等数個 零刃「水流神」(みるかみ)など
魔法:回復型水魔法
特技:大体のことなら見るだけで、出来る。
見た目とか
水色のポニーテールで、スレンダーな体型
唐揚げが好物
実はミアプラの家系の親戚
普段はチェストプレートを装着していて、騎士に見える
入団13日目で団員全員一致で副団長に任命
「ふ、副団長になりました、シスイ・ミナヅキです!」
王宮廊下にて
アーサー「おまえ、武器は?どれ使う?」
急に問いをかけられたので反応が遅れる。
シュウ「あ、俺が使う武器は——です」
アーサー「そうですか、それは驚きました」
シュウ「ぶ⁉︎」
急にに清く正しくなったのでつい吹き出してしまった
シュウ「アーサー、急にどうした」
小声で尋ね、それに若干キレてながら小声で返した
アーサー「右を見ろ!」
首で合図された通り右を見るといつの間にか執事が歩いていた。
アーサー「合わせろ!覇斬が飛んでくるぞ」
そう小声でつぶやき、執事の方を見る。
20歳ぐらいの群青色の凛としている青年だ
しばし、見続けていると、執事はこちらを向いた。
シュウ「うぇ⁉︎」
急に目があったので驚いてしまい変な声が出る。
そうしてるうちに中庭に到着し、アーサーがこっちに振り返った。
アーサー「本日から大会までの五日間、修行・武器防具等作成を1日間隔で行ってもらう!そして、修行は私と執事が行います」
執事「シュウ様の特訓係をさせていただきます、ニライカナイ・ミアプラです。ニライカナイとお呼びくださいませ」
シュウ「は?あっ、こちらこそお願いします」
ミアプラって水属性の‥‥‥
そこまで考えたところでアーサーの声がして、思考が止まった
アーサー「では、食事と睡眠時間以外は修行にします」
そう言ってアーサーは中庭に面している柱にかけてある一振りの木刀を取り、ニライカナイもまた木刀を取った
アーサー「私たちはこれでいいので、あなたには光の防御壁をつけたので、衝撃はきますが切れないので真剣でも何使ってでも良いので、私と執事に対して全力でかかってきなさい」
実力差は天地の差
だけどこんな生産職がメインをはれるかもしれないんなら、元の世界での退屈な人生では絶対にありえなかったこと。
シュウ「皇帝の武器庫」
呪文を唱え、右の手のひらに1つ右腰に1つ魔法陣が出来てそこから黒い刀と、白銀の銃身が出てくる
シュウ「黒刀『八重桜』・砂鷲銃『チャージャー』」
左手で右腰の剣を抜いた
シュウ「やってみるしかないな!」
そう言って地面を勢いよく蹴った。
ニライカナイ「覇斬!」
地面を削りながら飛んできた斬撃は俺を吹っ飛ばした
シュウ「ぐわあああ」
アーサー(あれほど、合わせろっつったのに)
一方その頃王都より西、魔術国家「マギカ」と王都「グリード」の間の山脈の端っこにて。
ガタッゴトッ
竜が引っ張るこのキャラバン、揺れているうちに、目的の海が見えてきた。
モモ「海‥‥そろそろだね」
シスイ「はい、そこが問題のところです」
団長「別に気が滅入るほどのことでもないよ、だってこの依頼、Aランクのクエストだもの、四十人いるフルレイドなら、問題はないはずだよ」
そう言って一同は海の方を見る。
団長(なんだろ、この気配、風向き、空気)
海まで残り1キロ切った時点で団長ことストアートは、何か感じていた。
モモ「どうかしたの?」
と、モモが訪ねたと同時に団長は血の引いた顔で叫んだ。
団長「全団員に告ぐ、全員このキャラバンからとび降りて!」
モモが至近距離で叫ばれよろめくが、すぐに緊急脱出を知らせるベルを鳴らした。
チリンチリン
その合図とともに一斉に降り、二十人ぐらい降りたときに誘導していたモモたちは急な揺れにより、団長以外転んだ
モモ「これは?」
団長は答えず、依頼内容の写真を見る。
シスイ「これ、このサイズ、まさか」
団長「間違いない、この依頼書は嘘だった、こいつはS+ランクの海魔クラーケン!」