第11話「聖王」
標準の成人男性がCと考えてください、それとキャラによって新しい項目が追加されてるかも知れないです
〈ストアート・エルフ〉
エルフのクウォーター 18歳 身長145センチメートル 体重25.5キログラム 12月25日生まれ
筋力F
敏捷S
魔力?
殲滅力SSS
持ち物:輝剣「ムゲン」 ポーション3本 翠剣「オーラ」その他
魔法:風魔法全部、ユニーク技「広域超大魔法エンリル・ウィンディア」
特技:殲滅技 商売 スカウト
見た目など
ストレートの淡い黄緑色の髪(初登場時は少しボサボサ)
深い緑色のパジャマで年齢とは違い少し幼く見える
大派閥フェアリー組合というキャラバンの会長で6英雄の家柄の当代でもある
「僕のキャラバンへおいでよ!」
ガシャッガシャドッドッドッガタッガタッ
俺が経営してた店「紅」の前にある、王都のメインストリートいつもの賑わう音が俺の耳を刺激する
シュウ「ん‥‥」
朝だ、俺は朝はあまり強くはない。
起きれないわけじゃないが10分ぐらいは意識が朦朧としている。
シュウ「昨日‥‥‥」
昨夜、黒髪の男性、ホロウについて気がかりなことがあった。
まずあのレベルの素材、いくら金持ちだからといって手に入るものではない、おまけに神獣を倒せる強さの人は6英雄の家柄くらいか大国の王ぐらいじゃないと手に入らない。
でもそんな名前の英雄いたっけなあ〜、シリウス、ノーム、ミアプラ、エオス、レリエルか‥‥どこにもホロウていう名前はない、おそらく偽名を使ってるのは確かだが、ってそう考えるとキリがないか。
そう考えながら、鶏卵よりも若干大きい卵、小竜の卵だった気がする、それを焼いた
朝ごはんはパンの上に目玉焼きを乗せたトーストだ、この世界にも小麦みたいなものはあるようだ。
食べながら裏口のドアのポストから投函された新聞紙をみた。
シュウ「ん?」
パンを置き新聞紙を取り再びパンをかじる。
新聞紙か、俺が元いた世界では何百年も前に消えていたものだったな‥‥母の書斎の歴史の本の中にあったな
シュウ「どれどれ」
興味本位で新聞を覗くと、一面にエオス王のソロで神獣の上位の邪龍を倒してエオス王らしき、金髪で赤いマントに白い鎧それと金色の冠をかぶった16歳ぐらいのイケメンが邪龍の首を掲げ写っている、確か世界最強の人とも言われた気がする。
この写真と記事を見て思わず、おお、と声を出してしまう。
続いて二面を見るとコロシアムで肩ぐらいまである黒髪を一つにまとめて短いポニーテールの女の子と2メートルはゆうに越していてガタイがよく、これまた2メートルある斧を持った巨漢と対峙している写真がある。写真の角度から漢の顔は見えるが、少女の顔は見えない。題名には‥‥
そこから読もうとした時に表のお店からチリーンというチャイムみたいなものが鳴った。
シュウ(店はもうやってないのに誰だろう)
俺は表のガラスのショーウインドウ越しに190センチぐらいの大きな男二人とその間にいる170センチの少年を見た。そしてドアを開けた
シュウ「おはようございます、どのようなご用件でしょうか?」
俺はまだうつらうつらな状態で応じた
少年「おはよう、朝早い時に申し訳ないんだけど王宮に来てくれるかな?」
シュウ「‥‥‥‥‥‥‥はい?」
少年「あっ自己紹介が遅れたね俺の名前はエオス・アーサー国王だよ」
そう言われ手元に持ってきてあった新聞の一面を見て少年の顔と見比べた、間違いない本人だ。
シュウ(ただ呆然としている)
シュウ「えっえっあっえーっとわかりましたすぐに支度します!」
エオス「その間店に上がりこんでていいかな?」
シュウ「ど、どうぞゆっくりしていてください」
俺は裏の工房へ繋がるドアから顔を出して言った
シュウ(やばい、心音がやばい、朝っぱらから急に世界最強の人が来るなんて聞いてないよ!)
エオス「すごいな‥‥この刀‥剣に波動が帯びてるみたいだ」
エオスは机の上のメンテナンス中だった黒刀「八重桜」を見て呟いた。
それとほぼ同時に裏手の方からガシャーンドガラガッバタバタっピコっていう音が響いた。
シュウ「すいません!ただいま準備できました!」
エオス「‥‥‥えーっとそんなに緊張しなくっても大丈夫だよ?」
シュウ「アッハイ、失礼しました」
エオス「じゃあ、行こうか王宮へ」
現国王とは思えぬ、楽しそうな声でそう言った
王城前にて
シュウ「でっでけーーー」
俺が元いた世界でも見たことのないぐらい大きな城がある、城だけでも某ドーム2つ分はある
エオス「こっちだよ」
そう言われて正門へ誘われ、これまた今まで見たことないような中央大広間を左に曲がり、客間らしきところへ連れられた。
エオス「座って」
右手を椅子の方へ向け、俺を促す。
シュウ「はい」
座った、そして向かいにいる少年を見た。国王とは思えぬ若さがあり、ふと周りを見ると壁沿いにズラーッと重装備の兵士が並んでいた。
エオス「よし、ここなら大丈夫だね、はあーーー疲れた」
シュウ「へ?」
エオス「ああ、こっちが地なの、光魔法の屈折による幻覚で君以外は姿は見えないようにしてたんだけど、外に出ると真面目になっちゃうだよ」
そう言って指をパチンと鳴らした瞬間壁沿いにいた兵士が消えて元の白い壁が見えた。
エオス「どうしても兵士を同伴させろって執事がうるさいからね、兵士を幻覚で欺く必要があるんだよ」
シュウ「は、はあ」
エオス「あと、堅苦っしいから俺と話すときはタメでいいぜ、と言っても執事とかがいない時だけだけどな、そうしないと執事の『覇斬』が飛んで来るからな」
シュウ「わ、わかr、わかったエオス」
エオス「あっアーサーでよろしく〜だってそっちは家名だから」
軽っ!アーサーノリ軽っ!おい国王!
それにしてもアーサーか‥‥‥あの元いた世界の伝説じゃないと思うがイメージにぴったりだな
シュウ「アーサー、そういえば要件て何だ?」
アーサー「それは‥‥」
アーサーはそのまま立ち上がり、アーサーが座ってた椅子の裏から見覚えのある剣を取り出した。
シュウ「⁉︎」
アーサー「その反応‥‥‥シュウで間違いないようだな」
シュウ「まさか昨日、店の前にいたのは、アーサーだったのか?」
俺は光の幻覚を作り出せるなら、見た目を変えるなんて容易なことだからだ、だがこの考えは否定された。
アーサー「違うんだなーそれが、この剣ユピテルは俺の親友から借りたものだ、SSSランクの素材を5つ加工しなおかつ合成できる鍛治師がいるって、この剣は国のパワーバランスを大きく崩すものだ、おまけにシュウには加護の魔法というチートクラスの魔法があるしね」
シュウ「この力がチート?」
アーサー「それはそうとも、魔力の消費なしで加護の力が発動できるということと、シュウ、おまえはこの剣の加護の内容を見てないだろ、俺の見立てが正しければ素材の価値と鍛冶師の意識によって加護の強さは、より強力なものになる」
そう言って俺に神剣ユピテルを渡した。
シュウ「俺の、意識‥‥」
そう呟き漆黒の剣を抜いた。
アーサー伝説関係ないっす
若干使うかも知んないっすけど
聖剣とか聖剣とか聖剣とか