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イレカワリ  作者: 椿柊
4/5

4話

1限〜4限を使って英数国の3教科をやって、できている自身がまったく無いが、教えている時のように勝ってに思い浮かぶ。きっとこの子の習慣なのだろうと思った。


12:40

昼食の時間がやって来た。

「リナさん、昼食です。ユキさんを拾って、屋上に行きましょう」

「そうですね」

3Cの教室に着き、ユキさんを探す。

「ユキさん昼食です。行きましょう」

「あっ!リナっち、行こ〜」

この売店のパンが今まで食べた中で最も美味しいと感じた。

ユキさんに知られると面倒なので、マホさんに聞いてみることにした。

「あの、マホさん。この後掃除ってあるのですか?」

「いいえ、ありませんよ。全て、業者がやってくれます。」

(やっぱこの学校スゲぇぞ)

「この後授業って…」

「テスト週間なのでありませんよ」

「やっと帰れますね。」

「そうですね、でもこの後あなたは病院にいつも通り行きますよ」

「え、いつも通り?」

「はい、友達が入院してると聞いてますが」

「その病院はどこですか?」

「学校出て右行けばすぐ見えますよ」

「ありがとう、マホさん」

「いえ、こちらこそ。リナさんも次頭打たないようにしてくださいね」

(言い訳してたこと完全に忘れてた。)

「本当にありがとう」

「ではリナさん、ユキさん、HRなので教室に戻りますよ」

「「はーい」」


13:10

HRが終わって下校

「リナっちこれから病院?」

「はい、行って来ますね」

「行ってらっしゃ〜い」

「リナさん、お友達に宜しく伝えてくださいね?」

「わかりました」

「ではまた明日」

「はい、また」

僕は2人と別れて、病院へと向かった。病院に着いて、受付に行き見舞いに行った。そこはガラスで覆われた大きな部屋で、中に入ることはできないが、中にいる人は見えた。中にいるのは僕と同じ位の年の青年だ。僕は彼の事を知っている。性格に言えば、その青年は僕だ。

彼(僕)の名前は辻井拓哉。宮藤理奈の小さい時からの幼馴染み。体が弱くいつも入退院を繰り返していた。見舞いを終え、家に帰宅した。部屋に戻り、明日もこの体で明日を迎えるかどうかわからないから、この体の持ち主である幼馴染みの理奈に手紙を書いた。そのまま布団に入り眠りについた。

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