4話
1限〜4限を使って英数国の3教科をやって、できている自身がまったく無いが、教えている時のように勝ってに思い浮かぶ。きっとこの子の習慣なのだろうと思った。
12:40
昼食の時間がやって来た。
「リナさん、昼食です。ユキさんを拾って、屋上に行きましょう」
「そうですね」
3Cの教室に着き、ユキさんを探す。
「ユキさん昼食です。行きましょう」
「あっ!リナっち、行こ〜」
この売店のパンが今まで食べた中で最も美味しいと感じた。
ユキさんに知られると面倒なので、マホさんに聞いてみることにした。
「あの、マホさん。この後掃除ってあるのですか?」
「いいえ、ありませんよ。全て、業者がやってくれます。」
(やっぱこの学校スゲぇぞ)
「この後授業って…」
「テスト週間なのでありませんよ」
「やっと帰れますね。」
「そうですね、でもこの後あなたは病院にいつも通り行きますよ」
「え、いつも通り?」
「はい、友達が入院してると聞いてますが」
「その病院はどこですか?」
「学校出て右行けばすぐ見えますよ」
「ありがとう、マホさん」
「いえ、こちらこそ。リナさんも次頭打たないようにしてくださいね」
(言い訳してたこと完全に忘れてた。)
「本当にありがとう」
「ではリナさん、ユキさん、HRなので教室に戻りますよ」
「「はーい」」
13:10
HRが終わって下校
「リナっちこれから病院?」
「はい、行って来ますね」
「行ってらっしゃ〜い」
「リナさん、お友達に宜しく伝えてくださいね?」
「わかりました」
「ではまた明日」
「はい、また」
僕は2人と別れて、病院へと向かった。病院に着いて、受付に行き見舞いに行った。そこはガラスで覆われた大きな部屋で、中に入ることはできないが、中にいる人は見えた。中にいるのは僕と同じ位の年の青年だ。僕は彼の事を知っている。性格に言えば、その青年は僕だ。
彼(僕)の名前は辻井拓哉。宮藤理奈の小さい時からの幼馴染み。体が弱くいつも入退院を繰り返していた。見舞いを終え、家に帰宅した。部屋に戻り、明日もこの体で明日を迎えるかどうかわからないから、この体の持ち主である幼馴染みの理奈に手紙を書いた。そのまま布団に入り眠りについた。




