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ある男の復讐記 in異世界  作者: 受験戦争中
1/1

終わって始まる

異世界 ダーク 復讐 勇者 魔王 迷宮 冒険者 ハーレム? 転移 奴隷 魔物

機能とか色々分かってないのに作ったので雑かも

「もう少しだ! みんな、魔王に勝つぞ! 世界の平和のために!!!」

リーダーらしき男の鼓舞する声が聞こえる。

「おう。」

「必ず倒す!!」

「任せてっ!」

「了解。」

………

仲間達の声も聞こえる

「「「うおおおっ!!」」」

ドゴーン! ドカーン!

ズバッ ザシュッ ザクッ

複数の魔法が煌き、リーダーらしき男の光輝く剣が魔王を斬り裂き、そして貫く

「ぐはっ」

魔王の苦悶の声が男の耳に入る。

「これで終わりだっ」

ザシュッ ゴトン

魔王の首が撥ねられ、落ちる

……

「やったぞー!」

「魔王に勝ったんだ!!」

「助かった…」

数人の者たち歓声や安堵の声が響く

彼等はたった今死んだ魔王を倒しに来た国の勇者や英雄だった。

「これで世界は平和になるな。」

「ええ、そうね。」

「そうだな。」

「助かったんだな。」

「そうよ。」


「帰ろ。 国のみんなが待ってる。」

勇者が言う。

「そうだな、英雄の凱旋だー!」

「ご飯いっぱい食べよー」

「まったく ハァ。」

仲間達の明るい声も続く。

みんな笑顔だ。これで世界は平和になるのだと信じて。


ただ、ある男の魔法使いの顔は少し違った。笑っていたけれど、それは歪んでいた。みんなが戦っていた魔王の城から去る時、男の魔法使いはさっと魔王の死体を亜空間に仕舞った。

誰も気付きはしなかった。

男の魔法使いはこのために来たのだ。

このためだけに力をつけ、知識を貪ってきた。


男の魔法使いは勇者たちに追いつく。

勇者たちは帰っていく。終わったから。


ただ、男の魔法使いにとっては違った。

通過点に過ぎない。

やっと始まるのだと。


自分がひたすらに愛した妻の復讐が。


数年前に魔族の手によってされたとされている。妻の殺害。


それは自分や妻の力を恐れ、排除しようとした国々の陰謀だった。自分の魔法を使えば、すぐに分かった。


騙された振りをし、悲劇の夫を演じ、己の復讐に対する思いを隠して来た。


国に着き、勇者たちが凱旋する。

大にぎわいだ。

長かった夜が終わったのだと



次の日、男の魔法使いは姿を消した。

旅に出るのだと手紙を残して。


これから男の魔法使いの復讐が始まる。

多くの国に対する過激で、残酷で、最悪なものが。


夜はまだまだ終わらない。


より深く、漆黒へとなり世界を染める。


始めて投稿しました。なるべく早く投稿したいと思いますが、時間が有り余っているわけではないので不定期になると思います。文の構成など至らない部分もあると思いますが、アドバイスなどをしながらお付き合いしてくださるとありがたいです。

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