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50.キャンプ出発

タイトルのエピソード数をとんでもなく間違えていたので修正しました。

12日の早朝、僕らの家族は駅の近くのスーパーの駐車場で戸田達と待ち合わせた。


「野崎陽菜です、今日はお誘いいただき、ありがとうございます!よろしくお願いします!」

「…よろしくお願いします。」

「よろしくお願いしま~す!」


3人が僕の両親に挨拶をする。


「野崎さんと、こっちが浅葱さんね。で、僕の父と母、そして妹の麻衣です。」


僕が中間に入って互いを紹介する。


「麻衣ちゃん、今日はお邪魔します!よろしくね~!」


父と母と挨拶を交わした後に、野崎さんが麻衣に明るく挨拶すると麻衣は少し顔を赤くして「よろしくね」と頷いた。

どうやら照れているようだ。戸田の時と対称的な態度が実に興味深い。


─麻衣は妹も姉もいないし、歳が違う女の人と絡むことなかなかなかったから、戸田と違って緊張するのかもな。



車に乗り込んでさっそく出発だ。

運転席に父、助手席に母、真ん中の席に僕、妹、野崎さん、1番後ろの席に戸田と浅葱さんが座っている。


「ごめんね、荷物あるから狭くない?」


僕が後ろの席の2人にそう聞くと「全然余裕あるから大丈夫~。」と言った。

詰めてと言ったせいか、浅葱さんは野崎さんにするように戸田に寄り添っている。

僕の家の車は、4人家族なのに8人乗りだ。

勿論これは父の趣味のキャンプ使用で、普段は1番後ろの席を潰して荷物お気にしている。

今回は二人増えたのでシートを出したが、戸田と浅葱さんが詰めた分にはしっかり荷物が詰められていた。

後ろもいつも以上にギチギチだ。

最初は野崎さんと浅葱さんが後ろに座る予定だったが僕が重たいものは下にしてるとは言え、荷物の雪崩がちょっと怖いよね、とやっぱり心配になってしまって、いざと言う時のためにと戸田が荷物側に座ることになった。

僕も後ろに行けば話が早いのだが、そうなると妹が初対面の人に囲まれて緊張するかな、と思って戸田にまかせることにした。


母に「人が増えて荷物置く場所減っちゃうけど大丈夫なの?」と聞くと「テトリスの腕の見せ所ね~」と楽しそうにしてたのを思い出す。

父は安全運転の人なので大丈夫だろうとは思う。



トイレ休憩を挟みつつ3時間たたないくらいでキャンプ場に無事到着した。

少し山道を登ったところにあるキャンプ場で、なんお父さんの大学時代のサークル仲間が経営してるキャンプ場だ。

家族で何回か来たことあるのを覚えている。


「薄情なやつだから、今みたいな繁忙期の予約はしっかり自分でもぎ取るしかないんだよ。」


と言いつつも、このキャンプ場を使う時は毎回父のお気に入りの広いサイト(テントを設置する個人用の区画)をしっかり確保出来ているし、キャンプ場を管理してる人からレンタルした分の寝袋代をいりませんって言われたり、ほかにも色々サービスをしてもらってるのを見ると、きっとかなり仲がいいのだろう。



午前中だからか、少し標高が高いところだからか、キャンプ場はひんやり涼しい。

母がついてそうそう、子供たちに虫除け対策をしてくれる。

体に虫除けスプレーをかけ、バンドになっていて腕につけるタイプの虫除けグッツを子供の人数分用意してくれた。

起こらないと思うけど、と前提をおいてスズメバチと遭遇した時の対処法、変な虫に刺された時はすぐに保護者に言うこととかの注意事項を話してくれる。

野崎さんは遠慮しながらお礼をいい、アサギさんはされるがままにお礼を言い、戸田はワクワクした感じで「ありがとうございま~す!」とリストバンドになった虫除けグッツを見ていた。



「さぁ、涼しいうちに設営してしまうか!」


父の掛け声でテントの設営が始まる。


今回はいつも家族で使っている5~6人のテントを女性陣が使い、父が倉庫から引っ張り出してきた3~4人用のテントを男たちが使うことになった。

大きいテントを父と僕と戸田で張り、小さい方のテントを母達が張ることになる。


父お気に入りのサイトは広く、普通は1サイトに1テントだが、ここは2つのテントと1つのタープまで張れる。

今回人数が増えたが、8人と言う定員以内だったので問題もなかった。



自分たちのサイトに向かい、車を止め、テントを張る場所を決めて、インナーテントと言うテントの下地になるものを広げる。

設備の整ったキャンプ場し地面の障害物を撤去したりしなくていいから楽だ。


─昔父と2人で行ったキャンプの時は普通に森の中でテント張った時は大変だった。今思えばあれ、ちゃんと土地の人に許可取ってたのかな。


子供には難易度の高い大自然感じるサバイバルチックなキャンプに僕を連れていったことが母にバレて、父が大目玉を食らっていたのを思い出して遠い目になる。



ふと見ると女性陣達も母の指導の元皆で協力しあって作業を進めている。

僕も気を取り直して作業に戻る。

戸田も父の指示の元、メインポールをインナーテントに差し込んだり、テントを立ち上げたり、フックに掛けたりしている。


ペグを芝生に打ち込み父に「そうそう、上手い上手い」と言われる戸田はとても楽しそうだ。


最後にフライシートと言う、外装の様なシートを被せてマジックテープでインナーテントと連結させて、フックとか色々かけて、またペグをしっかり打ち込むと出来上がりだ。


「おぉ~出来た~。」


戸田が満足げにテントを眺める、中に入って、メッシュ窓から外を見たり、ファスナーをしじったりしてとても楽しそうだ。

僕はテント設営慣れたけど、確かに初めてした時は、こんな風に出来上がるんだと感動した気も…いや、小さすぎて覚えてないな、と僕は思い直した。


女子側の設営も手伝うまもなく終わったようだ。



「長距離移動と設営で疲れただろう、子供たちは売店の方でアイスでも食べてくればいい。お昼ご飯があるから食べすぎたらダメだよ。」


そう言って父がお小遣いをくれた。

直哉父は本当は大自然サバイバルキャンプ派ですが、ファミリー仕様の安全キャンプも全力で楽しみます。



次は「カレーを作ろう」です。

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