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期末テスト(1日目)

今回は多少書き方を変えてみました。見にくい、読みにくいなどの意見が出ましたら戻す予定です。

 僕は恐る恐る学校へ登校していた。女性が怖くなったわけではない。強いていうなら逆…一年生の竜雲誠司くんが原因だ。


「雪様、大丈夫ですか?」

「大丈夫とは言い切れないかな…誠司くんは周りにいないよね?」

「うん、確認する限りそれらしい影はない…」

「怖いなら私の胸に…」

「早く行こうか」

「なんでぇ!」


この前、僕と誠司くんは誘拐された。誘拐犯自体は捕まえられたのだが、その後警察署にて2人きりになった時、僕は誠司くんに襲われかけたのだ。


『いくら可愛いとはいえ男の子とするのは…』


そんなことを考えながらも僕たちは無事に学校に登校し終わっていた。


「ふぅ…あ、そう言えば今日から期末テストだけど佳奈さんたちは大丈夫そう?」

「私と桜は大丈夫です。毎年学年上位をキープしていますので。それに毎日予習復習は欠かしていませんから…1番心配なのは七美ですね」

「あはは、大丈夫だよ。かなっちとさくらっちが教えてくれたし、雪くんに会うためにも死ぬ気で頑張らないと」

「まあ、私たちは本部に行くので夏休み前半は雪様とは会えないと思いますが…」

「なんでなのよぉ〜!」


そんなこんなで僕たちは学校に到着した。


「今日から期末テストです。くれぐれもカンニング等はしないように!そして赤点の生徒は夏休み中に補習がありますから、夏休み学校に着たくない人は全力で取り組んでくださいね」

「はーい」


テストは2日に分かれて行われる。1日目は国語、社会、理科、美術の4教科、2日目は英語、数学、保健体育、技術家庭、音楽の5教科、合計9教科を受けることとなる。その中でも僕が1番不安なのはやはり社会だ。歴史が違いすぎてなかなか難しい。人物名も若干変わっていたりなどして前の世界の知識のせいで釣られてしまう。そんな不安の中でテストが開始される。


一教科目:国語


 国語は意外と難しくはない。もちろん前の世界で有名だった夏目漱石とか江戸川乱歩などの文系の男性偉人は全くいないし、出てくる話も結構違ったりはするものの問題の箇所はほとんど一緒だ。漢字の読み書き、主人公に気持ちや作者の当時の気持ちを読み取る問題、誰が何をしようとしているのかを文章から抜き出す問題など、前の世界とほとんど変わらない。


二教科目:社会


 ここで苦手な社会が入ってくる。もちろん勉強はしてきたがかなり難しい。日本の戦国武将はもちろん、中国か韓国などの人物名も違ったりなど。そしてそこが変わればいろんな物の名前も変わる。戦いの名前だとか、幕府の名前だとか、中国の国名は半分以上が変わっている。酷いものだと前の世界の歴史で起きていた戦いが10年以上遅れて行われるなど…一緒の部分もあるが違う部分が多すぎる。もし僕と同じようにこの世界に来た人がいたなら言いたい。歴史の勉強だけは頑張った方がいいと…


三教科目:理科


 理科は化学と生物が半分半分で出される。もちろん歴史が変わっているため単位の名前とかも変わっているが、計算式は変わっていなかったり、生物の働きが大袈裟に変わることはないため結構楽だったりする。ただ元素名すらも変わっているのは絶望しかけたのだが…


四教科目:美術


 美術は半分以上がボーナス問題だ。もちろんこの絵を描いたのは誰か、この手法をなんというか、などの問題は出てくるが、半分以上、この絵を見てどう感じたか、あなたの思い描く世界を描きなさい、などという答えのない問題が多いのであまり心配はしていない。


・・・


 ここでやっと1日目のテストが終わり僕は家に帰ってきていた。ちなみに七美さんは疲労困憊でフラフラになっていた。家に帰るとお母さんからリビングに呼ばれた。


「どうしたの?」

「あのね…まだ具体的な日付は決まっていないんだけど、夏休み中に精子提供しに行って欲しいんだけど…大丈夫?」

「え…あー」


 前話された精子提供についてだった。なんでもこの世界では男性が少ないため人間が絶滅することを危惧して男性への精子提供を義務付けられているのだ。


「やっぱりまだ怖いかしら?」

「うーん…大丈夫だよ。」

「え、本当に!?」

「うん」


実際精子を提供すること自体は別に…いや、少し恥ずかしい…めっちゃ恥ずかしいのだが、義務付けられているのなら仕方ない。それに最近はみんなのスキンシップが過激すぎて、常にムラムラしていたから丁度よかったりもした。


「いつでもお母さんに泣きついてもいいのよ」

「うん。ありがと」


でも前の僕が泣くぐらいってどんなものなんだろう…そんなことを考えながら僕は明日のテストに向けて勉強をするのだった。

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