誠司の本性
僕たちは警察署に来ていた。理由はさっき捕まえた誘拐犯たちについてだ。僕と誠司くんは2人きりの部屋で待っていた。誠司くんはさっきの事件で女性への恐怖心が生まれたため女性との関わらない空間に入れておくのがいいと判断された上でこうなっている。もちろんすぐ近くの部屋で佳奈さんたちが事情聴取を受けているので何かあればすぐ来てもらえる。他にも警察の方々が外で護衛をしてくれている。
ユキ「誠司くん…大丈夫?」
セイジ「はい…とても怖かったです。」
そう言って誠司くんは僕に抱きついてきた。
ユキ『急に…そんなに怖かったんだ…』
僕はそっと手を回して誠司くんを包み込む。そして少しして落ち着いたかなと感じた僕が誠司くんから離れようとした瞬間だった。誠司くんが僕を思いっきり押し倒して…!?
・・・
私たちは先ほどの誘拐事件について事情聴取を受けていた。
「なるほどなるほど…そして誘拐犯に負け、誘拐されてしまいあの状況になったと」
カナ「そうですね…」
「何故男性2人だけで個室にいることを許容したのですか?」
カナ「私は雪様の命令と受け取ったので…学校だったこともあり多少抜けていたのもあるとは思います。」
「私は同じく命令という部分もありましたが、誠司さんの性格を鑑みた結果、2人きりにすることが良いと判断しました。」
カナ「?どういうことですか?沙羅さん」
斉藤沙羅さん、誠司さんの護衛リーダーである。雪様たちが誘拐される前の部屋の外で待機している時に自己紹介をしていたが数年前から護衛にあたっているらしく理解度も高いらしい。
サラ「誠司さんは…」
・・・
僕は息を荒くした誠司くんに馬乗りされていた。僕はなんとか抵抗しようとするが足は誠司くんの太ももで挟まれ、手は僕の頭上に押さえられている。さっきまではこんな力を感じなかったのに、今は身動きが取れなくなるほどガッチリとホールドされている。
ユキ「誠司くん?解放してくれると嬉しいなぁ…」
セイジ「はぁ…はぁ…///それはできません…はぁ…雪さんが悪いんです///…そんな格好で私の前をずっとウロウロしているから…それに私は気づいていましたよ。あの誘拐されて脅されている時、立ってましたよね?」
ユキ「き…気のせいじゃないかなぁ…『まさか見られていたなんて…』」
セイジ「いいえ、確実に立っていました。それを見た時…僕はイッてしまいそうでしたよ///」
ユキ「ちょっと怖いなぁ…あと力が入ってて腕が痛いよ」
セイジ「あぁ…その畏怖の目…さらに興奮します///もっと、もっともっと……雪さんの全てを見せてください…そして私と繋がりましょう」
そう言って誠司くんはゆっくりとスカートを脱ぎ始める。その姿に不覚にも興奮を覚えてしまう。
セイジ「あ、今一瞬興奮しましたよね?私に興奮してくれたんですか?あぁ…それだけで…いきそう…」
ユキ「なんでこんなことするの?」
セイジ「あぁ、その表情もいいですね…信用していた人物から襲われて動揺しつつも笑顔を壊さない健気さが見て取れて…すっごくいいです…あ、なんでこんなことをしているのかですね。言ってしまうと私は同性愛者なんですよ。」
ユキ「同性愛者…でもなんで僕…」
セイジ「私だって誰でもいいというわけではないんです。私の好きな…好みのタイプじゃないと…そして今日!そんな私の元に神が舞い降りた。それが雪さんです!雪さんの身体、痩せていますが思いの外筋力もある。顔は少し童顔ですが整っていて女性の見間違えるほど。身長は小さく私が161なのを考えると150前半でしょうか。そして何よりもその美しい笑顔!全てが…私の好み、どストライクの存在なんです。」
ユキ「流石に僕は同性とはそういうのできないかなぁ」
セイジ「何か勘違いしていませんか?今主導権を持っているのは私ですよ?それにさっき勃起してましたよね?なら私でいけるってことですよね」
そう。こんな状況なのに僕の股間は興奮を感じ熱くなっている。
セイジ「お話はこの辺にして、やりましょうか」
そして誠司くんがスカートを脱ぎ終わりパンツすら脱ごうとした瞬間だった。思いっきり扉が開かれる。
ナナミ「雪くん、大丈夫!?ってこれは…」
セイジ「…はぁ…失敗ですね…」
そう言って誠司くんはスカートを履き直す。七美さんと桜さんが僕と誠司くんの間に入ってくれた。
セイジ「まだ諦めたわけではありません。今度こそ手に入れてみせますから」
そして遅れて駆けつけた佳奈さんと誠司くんの護衛たちが到着した。
「大丈夫ですか?誠司さん」
セイジ「僕は大丈夫だよ。事情聴取は済んだのかな?」
「はい。一度帰って大丈夫だそうです。また呼び出される可能性もあるとのことです。」
セイジ「それじゃあ帰ろうか…じゃあね…雪さん♡」
そして誠司くんたちはその場から去っていった。
カナ「雪様は大丈夫ですか?」
ユキ「う、うん…僕たちも帰ろうか」
そして僕は股間を学校のバッグで隠しながら帰るのだった。




