ストーカー
買い物を終え、ゲームセンターで遊び帰路についていた。
ユキ「みんな今日はありがとうね」
カナ「いえ、私たちは雪様の護衛ですので」
ナナミ「そうだよー、私も楽しかったし」
サクラ「私も…楽しかった」
ユキ「僕も楽しかったよ。本当にありがとう。」
カナ「あ、そう言えば雪様は次のテストは大丈夫ですか?」
ユキ「テスト…あー期末かな?」
既に6月で僕が目覚めたのが5月なので既に1ヶ月が経っていた。6月に期末テストがあり、7月中旬から9月初旬まで夏休みらしい。
ユキ「僕は大丈夫かな『若干不安だけど』」
カナ「そうですか。それはよかったです。私たちは夏休みの間、少し護衛本部に行かなければならなくなりまして…一応その間、別の護衛が来るとの話なのですが、まだ私たちも会っていないので、もし追試となった場合が不安で…」
ユキ「追試にはならないと思うよ」
カナ「そうですか。それなら1番の心配は七美ね」
ナナミ「あはは…がんばりまーす」
サクラ「今回は本部命令もあるから赤点取っても追試はないけど…このままだと護衛から外されるよ」
ナナミ「だよねー…ほんとに頑張らないとなぁー」
ユキ「頑張ってね!僕も応援するから!」
ナナミ「雪くんの応援だけでうちは全力120%出せちゃうよー」
カナ「はぁ…」
ユキ「あははは、あ、もう家見えてきたから、ここまででいいよ。」
カナ「そうですか。わかりました。」
そして僕たちは解散した。
・・・
カナ「さて…」
サクラ「うん…そこのメス…出てきなさい」
「す、すみません…ストーカーするつもりはなくって…」
カナ「貴方は…確か本屋の店員ですね」
「は、はい…」
カナ「男性への追跡行為は正当な理由がない限り罪となります。」
「すみません…魔が差して…」
カナ「雪様がかっこいいのはわかりますが…ここまでされると護衛としては捕らえなくてはいけません。」
「はい…」
サクラ「…なんで雪くんを追ったの?店の店員なら他にも色んな男性を見てきたはず。でも気配の消し方が慣れてなかった。初めてストーカーやったように見えた。じゃあなんで雪くんなの?そりゃあ雪くんは可愛くてカッコよくて優しいけど…あの一瞬の接触でここまでするのは流石に異常…他に理由があるように見える」
「…私はロールというゲームをしてまして…そこで出会ったゆくゆくという男性プレイヤーに似てて…」
カナ「姿が似ていたから追ったということですか?」
「姿じゃなくて…声が…」
カナ「声…もしかして…」
サクラ「うん…私も同じ回答に辿り着いた。雪くんなら有り得る」
「あの…私はどうなるのでしょうか…」
カナ「今回は実害もないですし雪様自信も気付いていないので刑は軽いですが…それでも罰金刑と下手をしたら接触禁止令が出る可能性もありますね。それに貴方は計らずしも名前と家を知ってしまっていますので」
「本当にすみません…」
ナナミ「うち空気すぎない?」
その後、私たちは本部にこのことを連絡、接触禁止令までは出さないが罰金30万と雪様への護衛強化が予定されることとなった。ちなみにこの話は雪様の心身への影響を及ぼす可能性ありと想定されたため報告は禁止とされた。




