表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
無限初回ログインボーナスを貰い続けて三年 ~辺境伯となり辺境領地生活~  作者: 桜井正宗
メテオゴーレムダンジョン地下十五階

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

25/38

無限初回ログインボーナスを引き続けろ!

「ヒール!」


 貫通した腹部を治療してくれるローザ。俺はさきほど、ウッドゴーレムの攻撃を受けて傷を負っていた。


 体力的にはまだ問題ないけど『傷』状態が続くと、いずれは死に至る。この場合はヒールかアイテムの救急セットで治療を受けないと傷は塞がらないようだ。



 幸い、大聖女のローザがいて良かった。



「ありがとう、ローザ。傷は塞がった」

「酷いケガでしたよ……もうあんな無茶はしないでください」

「なんだ、心配してくれるのか?」


「あ、当たり前ではないですか……すっごくすっごく心配しました」



 強い口調で叫ぶ。

 でも、悲し気にローザは肩を落とした。

 心配させすぎたな。



「悪い。けどな、この先もあんな調子だと身が持たないな」



 不安が広がる中、ミランダが「やはり、ヴァナルガンドの人たちと行動を共にするべきだったのでは……?」と俺も思ったことをつぶやく。


 その通りだったかもしれない。


 せめて地下二十五階あたりまでは同行すべきだったか。


 あの後、俺はヴァナルガンドよりも先に地下へ潜っていた。その結果がこれだった。……まさか、ここまで難易度が高いとは予想外すぎた。


 けど、ここで(くじ)けるわけにはいかない。心が折れたその時、俺は何もかもを諦めることになる。



 その結果、一生負け組。

 一生、このボロボロの服のままだ。



「仕方ない、無限初回ログインボーナスを使う」

「えっ、アビスさん。なんで今なんです?」


 ローザが首を(かし)げる


「俺なりに足りない脳で考えたんだが、相手は『地属性』モンスターだ。つまり、弱点である火属性系の武器とか矢が出れば勝てるんじゃないかって思ったんだ」


「なるほど! その手がありましたか。相手は遠距離攻撃ですし、こちらも遠距離攻撃が出来れば……」


「その通りだ。幸い、俺は『(アーバレスト)』が使える。だが、まだまだ火力不足。こうなったら“弓系”で攻める」



 俺の提案にミランダも関心を示した。



「弓ですか。わたくしは、弓なら教えられます!」

「そうか、ミランダは弓を取り扱えるんだな。頼む」

「お任せください!」



 こうなりゃ『無限初回ログインボーナス』をひたすら開封だ。



 俺は、未開封の初回ログインボーナスを開けまくった。開けて、受け取る。開けて、受け取る。開けて、受け取るを百回以上繰り返した。



 ――その結果、アイテムボックスが限界を迎えた。とんでもないアイテムの種類と重量となってしまった。



 持てない量になってしまったので、ローザとミランダにも手渡した。



「すまない、二人とも」



「お気になさらず。それより、遠距離系の武具を探せばいいのですよね」

「そうだ、ローザ。火属性攻撃を強化できるアイテムを頼む」

「了解です!」



 アイテムボックス内を吟味(ぎんみ)するローザ。アイテムの知識なら、ローザの方があるだろうし、任せよう。

 一方、ミランダもアイテムボックスと(にら)めっこ。


 俺も何かないかとゴソゴソ探していく。



 ――その結果。




【エレメンタルクロスボウ】

【レアリティ:SSS】

【部位:右手武器/左手武器】

【詳細】

 伝説の猟師が開発した最強の弓。

 遠距離物理攻撃力:3000。

 ディバインエンチャントで潜在能力を引き出せる。



【名射手のブーツ】

【レアリティ:S】

【部位:靴】

【詳細】

 移動速度増加。

 遠距離物理攻撃力 +1000。

 対象の防御力が高いほど与えるダメージが増加する。



【イーグルアイ】

【レアリティ:SS】

【部位:アクセサリー】

【詳細】

 AGI +15、DEX +15。

 遠距離物理攻撃力 +1500。


 アクセサリー[ホークアイ]と共に装備した場合、AGI +15、DEX +15。遠距離物理攻撃力 +1500。セット効果①[ファイアアロー]を装備時、遠距離物理攻撃力 +30%。 ②[アクアアロー]を装備時、遠距離物理攻撃力 +30%。 ③[ウィンドアロー]を装備時、遠距離物理攻撃力 +30%。 ④[アースアロー]を装備時、遠距離物理攻撃力 +30%。 ⑤[ホーリーアロー]を装備時、遠距離物理攻撃力 +50%。 ⑥[ダークアロー]を装備時、遠距離物理攻撃力 +50%。 ⑦[猛毒の矢]を装備時、遠距離物理攻撃力 +100%。



【ホークアイ】

【レアリティ:SS】

【部位:アクセサリー】

【詳細】

 INT +15、LUK +15。

 全ての[矢]の攻撃力 + 50%。


 イーグルアイと共に装備時、セット効果を発揮する。




「かなり引きまくって、まともそうなのがこの四つか」

「まあ、ガチャを回したわけではないので……これが限界でしょう」


 ローザの言う通り。初回ログインボーナスの“特典”だからな。これでも、出ただけ良い方だ。


 SSS級エレメンタルクロスボウと名射手のブーツをミランダに装備させた。残りのアクセサリーは俺が装備。



 これで遠距離物理攻撃力が大幅にアップ!



「後は矢なんだが……」

「そうでした! わたくし、スキルで『矢』を作れるんです!! 忘れていました……」


「マジかよ!!」



 もしかして、ミランダさんって物忘れ激しいのか。意外とポンコツエルフなのかもしれない。



【矢生成】

【補助スキル】

【詳細】

 特定の収集品アイテムを[矢]へ変換する。



 これか。

 例えば、火属性系の落とす『溶岩の塊』を使い、矢を生成する。すると『ファイアアロー』が100本作れるようだ。



「はい、ファイアアローです!」

「――って、本当にファイアアロー出来てるし!!」



 ラヴァゴーレムを先に狩っていたから、溶岩の塊ならいっぱい持っていた。なんて奇遇。奇跡か! これなら弱点属性も突けるし、もしかしてウッドゴーレムを余裕で倒せるかもしれない!


 俺は、インビジブルアーバレストに変えつつファイアアローを装着。更に、新しいアクセサリー装備に切り替えた。



「となれば、支援魔法・イントロイトゥス!!」



 ローザからステータスアップの支援魔法が飛んでくる。これだけ強化すれば、ウッドゴーレムを倒せるじゃないか。


 しかも、ミランダも大幅に強化した。同時に弓を射れば倒せる可能性は高い。



「よし!! ダークポーションも飲んでおけ、ミランダ」

「ありがとうございます。――んぐっ、まずぃぃ」

「味は我慢しろ。攻撃速度が50%も上昇するからな」



 さて、ちょうど目の前にウッドゴーレムが出現した。数こそそれほどいないが、あまりに脅威的。さきほどは苦戦したが、今度はどうだ?



「ミランダ、俺と合わせろ」

「了解しました!」



 弓を構え、こちらへ向かってくるウッドゴーレムに対し、ファイアアローを飛ばす。


 大砲のような威力、スピードで矢はウッドゴーレムの巨体に到達。



 すると――




『――ブァァァァァァァアアッ!!』




 一撃(・・)でウッドゴーレムを燃やし尽くし、灰に変えた。一瞬で塵となって撃破!




【EXP:26,800】

【ITEM:ユグドラシルの葉×1】




「マジ……?」



 あんな苦戦したモンスターだったのに、こんな呆気なく!?



 ローザとミランダも信じられないと顔を合わせる。そして、二人が俺の元へ飛び込んできた。



「アビスさん、すごいです!!」

「アビス様のおかげです!!」



「ちょ、二人とも!? うわっ!!」



 押されて俺はその場に崩れ落ちる。

 二人を抱える格好となり――けれど、俺は嬉しかった。



 一瞬行き詰ったけど、無限初回ログインボーナスのおかげで俺は前進できた。この力がなかったら、今頃は詰んでいただろうな。



 良かった、これで先へ進める。



 俺だけではない、この二人を幸せにする為にも……前へ進み続ける。

面白い・続きが読みたいなど感じましたらブックマークと★★★★★を押していただけると嬉しいです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] ヤミン君「どうやらピンチようだね助太刀するよ!あっちのウッドゴーレムを退治するのね~」 鳥の羽+溶岩の塊+木の枝 ヤミン君「これらを【錬成】!」 【フェニックスアロー 1本】 ヤミン…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ