49話 熟練度
更新遅れて申し訳ございません。
絶賛スランプと祖父の訃報に精神的にきてます・・・より亀更新になるかと思いますがゆっくりながら完結まで執筆していきます
あれからひたすら調合を続けた。
一応、最初に作ったポーション完成後に次の階へ進む階段への道は現れたがそれをくぐる事無く素材を集めては調合を繰り返す。
後、素材を時間経過してから使ったりと素材自体の劣化による効果変化などのチェックをしていた。
うん・・・回復量とかの違い出てたからフレッシュな素材を使うのを心に近いました!
【いや、はよ。進んでくださぃ。】
「だが断る。モンスターいないこの階で出来るだけスキルレベル上げさせろよぉ!!」
【あー・・・。】
それを言われるとちょっと痛いって反応をされたが気にしない。
いや、モンスターいる階だと周りに注意しながらとか・・・魔力配分とか考えて行動しないといけないから、つら。
自衛の為の魔力と調合用の魔力の割合を考えたりしないといけない。
そんな持論を言えば驚くカヒコ。
【まぁ、一理ありまぁすが・・・。
ほどほどにして先進んでくれないと困りまぁす。】
「いや、出来るだけ作業効率を上げ方とか・・・。
短縮する調合方法とか調べさせて?」
急ぎの場合はマジで大変だろうし。
数が足りない時とか焦ったりして失敗したら命取りになるかもしれない。
だから、今の内に数をこなして体に叩き込む方法です!
後、数をこなせば体が覚えるだろう・・と、いう希望観測もあります・・・。
「後、調合方法に短縮出来る部分とかありそうだから。」
【ほぉん?】
「すり潰して水で希釈するのが多いけど・・・。
煮詰めるとかもあるしそこの部分って別な方法ないかなぁ?って・・・。
すり潰すんじゃなくって小さく刻んだ状態で煮詰めるとか。」
すり潰して水で希釈するんなら煮込むのもありだと思うんだよね・・・ただし、必要な薬草の量は増えるだろうけど。
ぶっちゃけ、そっちの方がすり潰すより時間短縮できると思うんだよ。
疲労もそっちの方が少ないだろうしね!
いや、ポーション1本作るだけでも疲れる。
アレだよ・・・生クリーム作るのにハンドミキサーではなく泡だて器で手動で作っちゃうと言う・・・。
翌日、筋肉痛確定のあの苦行と同類だと思うんだよ。
ただ、こっちの世界では筋肉痛は免れると思う。
ステータス補正とかあるからね、この世界・・・。
前にハンドミキサー壊れてるの知らずに生クリーム作ろうとした時は地獄だった・・・。
あれはほっんきできっつい!
【んんむぅ?そこのところはわかりまぇん。
前回召喚されたので生産職はただひとぉりでありましてぇ・・・。
その方はぁ、『錬金術師』でしたのでぇレシピとか無かったそうでぇす。
何と言いまぁすか・・・どう言った作業が出来るからそれを駆使して『ものづくり』とは言ってまぁした。】
「意味が分からないよ。」
やれる事は決まっててそれを駆使しろって事かな?
どこのコマンド入力?それ以外受け付けないの?
それとも決まった作業しか出来ない・・・?
薬師の持つ調合のように錬金術師も決まった事しか出来ないんだと思うけど・・・。
そもそも、錬金術ってゲームや小説とか設定によって色々。
薬から特殊効果の武器や防具に素材通しを融合させての新素材作成とか・・・。
元の体を取り戻す兄弟の錬金術なんてガッツリ科学を基礎にした奴とかねぇ。
アレみたいに3つの工程しか出来ないとか?
それなら作業って言うのも納得できる。
この世界の錬金術はそう言う事って認識で良いのかな?
・・・後で聞いてみよう。
錬成はあるのは確実だ。目の前で武器が薬研に作り変えられたんだし。
物質法則マジで無視してたし。
アレはファンタジーて思わせられるわー。
そんな事を考えつつも調合する手は動かし続ける。
武器はあるがそれよりも職業スキルを優先的に育てたい。
魔力が切れるまでそれをやり続ければ・・・・。
【魔力切れでぇす。】
「熱出た時のダルさぁ・・・。」
うん・・・注意されなかったけど魔力切れってやばい。
熱出た時のだるさとか戦闘中すっごくヤバいからその時は魔力消費とか考えないとじゃん。
現状から考えられるデメリット部分を考える。
あー・・・スキルレベルってどれぐらい上がったんだ・・・ろ?
ふと、作り上げた大量のポーションに違和感を覚える。
パッと見何の変哲もないポーションの群れだ。
でも・・・最後の方に作ったポーション数本は他と違うって感覚的にわかる。
他のポーションと何が違うんだろう?
違和感を覚えるのと覚えないポーションを見比べるが何が違うかが分からず頭を抱える。
【おやぁ?品質がよろしぃですねぇ。】
「はぇ?」
品質が良いポージョンだと?
あっ、違和感って他のと比べると品質が良いから?
えっ???なんで最後の方だと品質良くなってんの!?