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47話 スキルとは

夏バテ&熱中症のダブルコンボの回復って時間かかりますね・・・

夏場は私みたいに体調を崩さないように皆さん気を付けて下さい

「見極められるかぁ!?」



持ってた草の束をぶん投げた。

見た目だけで見分けろとか何その鬼畜仕様!?

鑑定スキルプリーズ!



【素材鑑定スキルが手に入るはずでぇすが?】


「え?」


【はぁい♪


対象があってはじめてぇ習得出来るスキルなどもあるのでぇす!


まぁ、だからこそあなたのように気づかない場合もありまぁすけど。】


「先に言ってくれない?」



思わず虚無顔なるわボケ!

引っこ抜いて薬草図鑑見比べてーとチマチマ作業してたのが馬鹿みたいじゃん!!



【ただーし!素材鑑定は職業に依存になりまぁすので・・・。


アナタの持つ【薬師】の職業で扱う物だけ鑑定できまぁす。】


「薬の素材じゃなければ出来ないか・・・食べ物の毒判定っ・・・!!」



出来ないか・・・。

いやでも出来る?薬の素材になるのでも食べられるだろうし?

木の実とかそう言うのが薬の素材とかあるよね?

あったとしても味は二の次だろうけどね・・・・。

薬効効果が高い代わりに味はクソとかあるよねぇ・・・。



めっちゃすっぱい梅干しの方がごはんがより美味しく感じるとかもあるからなぁ・・・。

・・・って、現実逃避してる場合じゃなかった!!!

スキル欄に無いけどそれぇ!?



「スキル欄にはないけど?」


【ステータスが全てではなぁいのですぅ。


ステータスに表示されてないものもありますでぇす。


いわゆる隠れスキル☆と言うお得な部分になぁるのです!】


「隠しスキルとかいりませんが?」



出して!そこは表示して!困る!!!スキルとか全部知ってる訳じゃないんだから!

下手したらSP無駄消費になりません?聞いてる感じ隠しスキルはSPを消費せずに会得可能そうな感じが・・・。



【違うのでぇす!【隠し】では無く【隠れ】なのでぇす!


言葉遊びに思えますがぁ・・・これは自己研鑽すれば出てくるのでぇす。


何故そのようになってるかはわかりませぇんけど?


自ら知り、学び、模索する・・・それはスキルに秘められたモノが見えてくるのでぇすよ?】


「秘められたモノ・・・?」


【ですです、ワタクシもまたその1つでござぁいます?


ワタクシを作りました方の職業【人形師】でございまぁして・・・。


言うなれば人形操者になるのでぇす。操り人形は糸を繋がなければ操れなぁいそれがこの世界における【人形師】でぇす。


でぇすがでぇすが・・・あなた方の世界は自律稼働の機械人形もあるそうでぇすね?】



ロボットの事・・・?

いや、でもあれはあらかじめ決められた事しか出来ないけど・・・。

ん?いやでもAI搭載なら自律稼働は出来る・・・・?



「んー・・・ロボならプログラミングした内容しか出来ない。


自己学習プログラムたるAIも【前例】や【経験】などが必要で・・・。」



【それはどこに【蓄積】するのでぇす?】


「へ?」


【【経験】を積めば【脳】に記憶され【肉体】は覚えてまぁす。


【脳】は【肉体】と繋がってますからぁ・・・【脳】に記憶されたモノにアクセスできると考えてくださぁい。


でもでも~、人形には記録するところがないのでぇす。】



カヒコの言葉にそれはそうだと考える。

ファンタジーとか童話で人形が動くって言うのがあるけど・・・あれって、考えると体を動かす指示を出す【脳】が無いんだよね。

創作物だからその辺りの制限と言うかなんというか・・・好き勝手設定できるから仕方ないのかな?



【スキルとは個人個人の中に眠る才能のようなものなんでぇす。


それを目に見える形に可視化されたのがスキルになりまぁす。


現れないのもありまぁすがそれはそれで条件ありますねぇ。


体への負荷がヒドイから可視化されない、複数のスキルを使って慣れなければいけないなどぉ。】


「魔力消費とか?」


【でぇす。まぁ、理由は色々ですがそう言う理由があるので~。】



まぁ、レベル1で上限魔力の10倍消費するような最上魔法使えとか・・・無理だね!

って、事は現状使えるのがスキルとしてステータスに出てくるって事だけど・・・。



「なら、なんで鑑定が出ない?


おかしくない?」


【『気づく事』が条件でぇす。】


「うん?」


【条件はある意味で試練の意味もあるのでぇす。


『気づく』と言う事は観察力、推理力とかが必要になりまぁす。


調合でそう言った・・・何かに『気づく』必要がでてきまぁすので条件のようですねぇ。】


「・・・成長に必要だから?」


【でぇす。】



なんか考えられてるな説明されると・・・。

でも、この説明っておかしくない?

なんでそんな事までわかるんだろう?



「・・・ねぇ、スキルって調べたの?」


【?】


「スキル発現条件って調べられるもの?」



僕の言葉にカヒコが笑う。

やだなぁ。こう・・・試されるのは・・・。

腹立つから殴りたくなる。

思わず握りこぶしを作ったのは仕方ないと思うんだよね。

こう笑われると小ばかにされた感じがしてイラッとするんだよね。



【ワタクシの持つ知識は全てワタクシを創り出した【人形師】の知識になりまぁす。


創り出されたワタクシ達は【人形師】の蓄積された知識を共有してるだけでぇす。】



なるほど、多数が1つのデータベースにアクセスするようなものか・・・。




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