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44話 集う者達

久しぶりにpv見たら1万越えしてました!

いろんな人に楽しんでいただけるよう遅筆ながら今後とも完結に向かって書いていきます

白一色の空間。

そこには点在するように人がおのおの過ごしていた。



「一部の連中をダンジョンに突っ込んだ。


城の現状は不明だ。」


「当代勇者は洗脳されたか・・・。」


「阻止は出来なかったのか?」


「いや、アレ足引っ張るしかねーだろ?


絶対正義掲げてるアホって感じ。ヒジリには悪いが内部分裂の元にしかなんねーよ。」


「えぇ・・・?」


「親の仕事知ってるだろ?弁護士と警察官だ。


それを見ていて清濁併せ呑むが出来ない奴。」


「・・・姉の方は出来てたぞ?」


「それな。」



思わず真顔で頷いてしまったが仕方ない。

内容に頭を抱えてるのもいるがスルーしよう。

現実だから諦めてくれ・・・。



「はー・・・なら、城は完全放置?」


「俺はダンジョンから離れられないし?」


「まぁな・・・。


完全に情報が途絶えるのは痛いな・・・。」


「でも、気づかれたら大変って事もあるわよ。」


「いや、守護霊(このバカ)でバレてんだろ?」


「魂だけって考えてると思うの。


動ける体があるって察知されては無いはずでしょ?」


「まぁ・・・。」



そこはバレてないだろうなぁ・・・。

シノブ(従妹)の体を使ったんだし?



「ただ、シノブの体を使った事から干渉は出来るって考えるだろうな。」


「自由に動ける体が無いって思わせてるから、ヨシ!


てか、あんた分身は?」


「あー・・・おいて来て無いな。


下手に残しても気配察知でバレても困る。」


「確かに・・・。」



もし、分身残してバレた場合残った連中が怪しまれるだろうし。

そうなったら簡単に策に嵌められるだろうな・・・。



「ダンジョンから出てくるまで待ち?」


「いや、各地に通達だろうな。


現状がどうなってるか知りたいんじゃないか?召喚の話しは流れてるんだし。」


「そうね、とりあえず一部はダンジョン送りしたのは知らせる必要はあるね。」



情報の共有と次の段階までにやる事の確認だな。



「あぁ、防具無かったけどアレどーすんだ?」


「サイズ調整の問題から準備できなかったな・・・。」


「フィットしてないと逆に危険だし?」


「だよなぁ・・・。」



サイズが大きかったら服がダボついて動きずらいだろうし窮屈でも動きが悪くなるだろうしなぁ・・・。

ダンジョンクリアしてから準備するべきだなそこは・・・。



「なら、ダンジョンクリア後に渡すって形だな。」


「紙防御で大丈夫かって考えもあるがな・・・。」


「逆にだからこそ慎重な行動になると思うけど?


武器はあるけど当たらなきゃ意味がない。敵の攻撃を受けたら一撃死の可能性がある。


危険察知、危険予知とかのスキル会得にもなりそうだし。」


「そう言われるとなぁ・・・。」


「まぁ、当事者達に頑張ってもらうしかないっしょ。


ダンジョン制覇後は冒険者ギルド本部の方で良いのか?」


「あぁ、ギルドの方で冒険者登録後に依頼を隔てて移動だ。


個人事情よりも依頼によって移動の方が目を付けられにくい。」



なるほど、国境とかでのチェックとなればそっちの方が身バレしにくくなるからいいな。

経験を積むにも良いだろうし・・・対人はきついか?

対モンスターなら大丈夫になってるだろうな・・・。



「・・・出てきたら人型、盗賊討伐関連をやらせてくれないか?


対人での戦いは多分ダメだとう思う。」


「・・・覚悟が決まってないか?」


「モンスター相手でも生理的に無理なのも居たからな。


厳しいだろう・・・いずれ兵とぶつかるなら必要になる。」


「こっちに来てから未経験ならそうだろうな・・・。


元の世界でなんてやったら犯罪だから忌避感はすごいぞ。」


「リアリスト思考だからわかってるが直面したら動揺はするだろうな。」



今、ダンジョンに居るメンツの顔を思い浮かべて言えば頷かれる。

俺達も経験した事だからな・・・正直言えば一生知らずにいればって思った事もある。

だけど、必要なんだよな・・・魔族人型なのもあるし。

いずれ命のやり取りをする相手が自分と同じ人型となれば事前に慣れなきゃいけない。

怠れば危険に陥るのはあいつ等なんだ・・・。



「ダンジョンに居るのが俺のところに来るまでは現状の通達のみで良いだろう。」


「分かった。」


「了解。」


「先走っての行動はよせよ、俺達が動けば当代の危険度が増す。」


「分かってるって。」


「僕等も今回呼ばれた彼等は大事だからね。


下手な行動をとることはしないよ。」


「下手したら殺し合いと行く可能性もでるからな・・・。


情報操作だけは上手いから困るぜ。」


「だが、こっちにも希望は見えた。


ならそれを確実に生かす為に行動あるのみ。」



各々が鼓舞するように思った事を口に出し合う。

そう、これは見えた希望を確実に掴む為でもあるんだ・・・。


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