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13話 情報開示

あっ、これ夢だ。

夢を夢だと自覚する状態・・・明晰夢だったっけ?

ただただ、真っ白な空間で足元も白いし天井も白いしで境目不明。

ぶっちゃけ宙にでも浮いてるの?ってぐらい足元見えない。

自分以外誰も無い白い空間に浮いてるって言われれば信じちゃうね。



『雑学知識披露してるとこ悪いがそれどころじゃないぞー。』



ひょっこりと守護霊登場してきたのに一気にテンションが駄々下がる。

お前ぇ、今までどこに行ってたのさ!?

いつもの不審者ルックだと思ったら黒い布で覆われてるハズの頭巾モドキが一部解かれて口元出てます。

お前どうした?



『意識のある時に情報提供しても周りに動揺が伝わっちまうだろうが。』



ごもっとも。

なんか裏あったんですね、その言い方。

げんなりとした顔をすれば守護霊も呆れの溜息ですね。

え?そんなやばいの?

引け腰になってしまうんですけど・・・・。



『かつての勇者情報は回収された。』


「はい・・・・?」


『回収理由は口にしてなかったがお前が幼馴染と教師と調べる発言してたから回収されたみたいだ。


最悪お前等3人嵌められるぞ。』


「はい!!裏がある系の召喚っ!!!!政治利用か!?」



思わずツッコミを入れればものすっごく微妙な顔をされる。

なんで?



『そう言うのに近いが・・・あいつらも利用されてる側でもあるから。』


「まだうらがあるの・・・・?」



思わずボヤいてしまったよ。

え???うっそでしょ!?

おい、国を運営してるのに利用されてるの!?



『気持ち、わかるが落ち着け。』


「アッ、ハイ。」



ガシリと、頭を鷲掴みにされながら圧を受けたので黙ります・・・。

たまに出てくる、怖い守護霊成分出てるぞ!!



『とりあえず、お前は大人しくしておけ。


相手がどう動くかわからん以上、悪目立ちすれば嵌められる対象になる。


今のとこ、教師がターゲットになりそうだけど・・・。』


「協力保留の件?」


『発言力を勇者にだけ持たせたいのかもしれない。


そうせれば、勇者だけ懐柔出来れば他はそれに追従するしか無いからな。』



思いの外ヤバイのに目眩がした・・・。

え?てっ、事は自分もヤバイ?

会長に余計な事吹き込んだ認定された・・・?



『おい、どうした?』



顔色が悪くなったらしく守護霊に心配された。

と、とりあえず相談!?



「あー・・・。


会長に戦争参加したら死ぬの前提てってまして・・・。


勇者情報抜かれたって、言ってたけど魔族との戦争情報として魔族が自爆で巻添えにして道連れとか戦争の悲惨さアピってクラスの命チップ状態にしたいの?


なんて、ハナシマシタ・・・。」



徐々に守護霊の纏う雰囲気が変わるのにガクブルしながら話せばやっちまったよこいつとばかりに額にに手を当ててデカイため息をつかれた・・・。



『悪手だな。


教師よりお前を嵌められる可能性が高くなる。


勇者のあのお人好し部分を利用する気満々の連中が現実叩きつけられて拒否られたらたまったもんじゃ無いだろう。


お前がこれ以上余計な事をしないようにとなんかしら対処される前に距離とっておけ。』


「苦手意識から嫌悪になりそうだから距離取ってるけど向こうから来るんだけど!?」



そう、会長は現実を叩きつけられたのがお気に召したのか近寄ろうとして女子に邪魔され僕自身もツカサと話したりして関わらないようにしてますが!?

どーしよーもねぇ、て目をする守護霊よ!!

そんな顔してないで!?

ヘルプ!!対策を!!



『いや、無理だわ。


野良犬になつかれたとでも思え。』


「見捨てられた!?」


『生徒会長は邪魔だが勇者である以上利用価値デカイからほっといて問題ない。


なつからたなら、身の安全確保にもなるんだし・・・。


鬱陶しいだろうが我慢しておけ。』



さらっと、会長利用方法提供してきおたっぞこいつ・・・。



『国のトップの近くはアウトだから色々気をつけろ。


元老院も動いてるし・・・。


あぁ、用意されてたメイドと執事は子供作るためだな。


召喚された者の血を引いてると上位スキル持ちやレアスキル持ちが産まれやすいらしく国力上げる目的らしい。』


「僕、女なのにメイドとか意味不明。」


『男子制服着てるからじゃねーの?


服装で判断なら納得もんだろ。』



あー。事情を知らないとそうなるのかな?

よくわからん。

異世界なんで常識通じなさそうだし。



『前回の勇者が記載されてる本は見られたら確実に問題だろうな。

前回の勇者の名前とかあったし。』



その言葉に驚けば今は、知らない方が良いと諭されてしまった。

まぁ、目を付けられてる時にそんな情報知ったら自分だけ抱えるの無理そうだ。

先生とツカサには相談して3人で孤立する未来しか見えません。



『嵌めに入るにしても向こうはなんかしらの策を取って来るだろうからその情報と標的の情報集めておく。


いいか?


く、れ、ぐ、れも!!目立つな!!


目立ち過ぎたら確実にお前が標的にしかならん!


今は、夢の中だから触れられるが現実だと触れるのは困難なんだからな!?


手助け出来ないんだからマジで自重しろ!』



忠告には素直に頷いておく。

命掛かってくるなら自重しますよ!?


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