10.5話 幕回 情報収集
スマホ機種変したい!!(大声)
まだ使えるが通信がクソ過ぎてエラーによる上げ直し数回して上げられたぁ。orz
PC only編集は作業場が限定され過ぎてつらぃ。
オンラインショップには古い機種しかないからなぁ・・・。
欲しい機種が在庫無しで泣きそう・・・はよ、入荷を・・・。
召喚の現場に行って残ってる魔法陣をメモ。
霊体だけど同じく霊体の紙があるから便利だなぁ。
それを終えてからちゃっちゃと書庫へと移動する。
隠し部屋とかそういうのは後だ、後。
霊体だから平然と壁やドアやら床、天上を突き抜けて書庫へと移動する。
当たりを見て背表紙のタイトルを確認しながら探すが・・・・。
部屋が広いので霊体だけどスキル使えるので分身スキルを使う!!
複数の自身を作って目的の本を探させる。
過去の伝承、前回の勇者召喚について・・・・。
【俺達】がどういう風に伝えられてるのかを確認しなければいけない。
本当なら教会の方も確認したいが・・・王都にある教会が総本山であってるよな?
昔の記憶だからちょっち自信ないわ。
いや、マジでムリポ・・・。
遥か彼方の記憶は虫食いなんだよ!!!
余計な事を考えつつも探していれば人影があるのにそれを追跡する。
他の分身は継続して本探しをさせる。
追跡してる対象は文官らしく本を数冊抱えてやがる・・・。
あっ、もしかしてこいつが持ってるのが探してるのとか?
勇者達に見させない為に回収って事?
つらつらとそんな事を考えつつついていけば行先は・・・・。
「失礼致します。」
「うむ。」
あっ、宰相ェ。
宰相の部屋だったわ、ここ。
中に入りつつあるかもわからん気配をさらに殺していく。
「こちらが以前、召喚された勇者様達の伝承などです。」
「あぁ、煩わせてすまんな。
此度召喚された者達も以前の情報も欲しいだろうことからな・・・・。」
「そうでございましょうか?
正直、必要かがよくわかりません。」
「詳細は王が管理しておるがこちらはこちらで勇者様等の世界独自のスキルのようなものに対する情報もある。
数名異世界の戦闘スキルなどを持っているだろう?我等では説明が出来ないのを知る為のきっかけが必要よ。」
「あぁ、確かにそれは必要ですね。
スキルを知らねば使う事も出来ません。」
文官が宰相に持っていた本を渡すのを眺める。
本の閲覧がまともな目的だった。
まぁ、それでも他にも理由ありそうな・・・。
「下がって良いぞ。」
「はッ。」
部屋を出ていく文官を見送りながら宰相を眺める。
やーな予感するわ。
「やれやれ、奴等も中々面倒よ。」
そう口にした宰相の気配は禍々しいものになったのに目を細める。
こいつ、もしかして・・・・。
なんとなくであった予想が確定しそうになってくるのに警戒を強める。
おもむろに文官から受け取った本を持って部屋に置いてある本棚へと向かうのを見る。
宰相は、そのまま本棚から背表紙にタイトルが書いてない本を傾けては戻し別の棚にある同じ背表紙にタイトルの無い本を傾け本を戻せば本棚が音を立てて横へと動き本棚に隠されていた通路が現れる。
宰相がその道を行くのに後を着いていけば俺が通路に入ったぐらいで本棚ご元通りになりなんらかの術が発動したのが解る。
隠蔽と結界かな?
この隠し通路の先になにがあるのやら・・・。
暫く宰相が通路を進んで行けば小部屋らしき場所に出る。
「おぉ、宰相よ。
本は見つかったか?」
「こちらに。」
部屋には入らずに脇の通路と小部屋の区切りになる少し出ている柱の影に潜り込む。
そう言って持っていた本を小部屋に居た男・・・王へと受け渡すのを見てここは緊急時の隠し通路だと予想出来た。
多分、他の道には王の寝室とかと繋がっていて脱出の為とかに使われるのだろう。
「ウム、しかし此度は厄介よな。
知恵者が居るとは・・・。」
「えぇ、しかしあの発言は教鞭を振る者として間違って無いのもまた事実である故に仕方の無いこ事でしょう。
謁見後に一部の者との会話から以前召喚された者達と関係者がおりますのを確認出来ました。
あの教師その事もあるのでは・・・?」
「ほぅ、それはまた因果だなぁ。」
王の声が変化した。
嘲笑うように吐き出された声にこいつが何者か予想出来てしまった。
「我等の手の上で踊る事しか出来ない愚者共でしかないと言うのになァ
・・・?」
歪んだ顔で嗤う王の影は人の形ではなくバケモノの形に揺らめいた。