表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/63

2×××年1月5日(水):盗賊

2016.08.02 ステータス等修正。

 今日も1回目のログインは、ツース村周辺でレベル上げ。

 今日は約3時間でレベル1しか上がらなかった。

 そろそろスリースに行こうかな?

 ログアウト前に【料理】を覚えて、『納豆スパゲッティー』のレシピを教えて貰った。


 料理:1AP。料理が楽になる。時間短縮等。



「何で納豆スパゲッティー?」

 今日の朝食は、納豆スパゲッティーにした。

 七星が不思議そうに首を傾げる。

「レシピ教わったから、リアルで作ってみようかなって」

「教わったって、フレンドから?」

「ううん。サブイベント」

「へー。そんなのあるんだ。でも、何で納豆スパゲッティー?」

「さあ? 納豆スパゲッティー好きなスタッフが作ったイベントなんじゃないの?」



 2回目のログイン。

「あの、お客様は冒険者の方ですよね」

 宿を出ようとした所で、受付の女性に尋ねられた。

「そうですけど」

「実は、あるお客様が王都までの護衛を必要としているんですけど、お願い出来ませんか?」

「構いませんけど」

 サブイベントだよね?

「ありがとうございます。お伝えして来ますね」


「護衛を引き受けてくれて、ありがとう」

 やって来たのは30代ぐらいの女性だった。

「何時もお願いしている人が、奥さんと離婚の危機で……。あ、私が原因じゃないから」

 この人との浮気を疑われた訳ではないと。

「何時も護衛している人って、この村の人ですか?」

「そうなの。私は王都で店を開いているんだけど、此処には良く仕入れに来るのよ」

「レストランか何かですか?」

 仕入れているのは食材だろうと思って尋ねる。

「ううん。服屋よ」

「服屋ですか」

 意外な返答だったので驚いた。

「ええ。うちは既製品を売る店でね。この村にはシルクで小物を作っている人がいるのよ」

「そうなんですか」

「それじゃあ、お願いね」



 馬車に護衛として乗り込む。

 馬車の外にいて護るのかと思ったが、其処までしてくれなくても良いとの事だった。

 もう直ぐ森を抜けるかなと思ったその時、馬が悲鳴を上げて馬車が急停車した。

「何?!」

 私が馬車の外へ飛び出すと、女一人と男二人が居るのが見えた。男の一人が、右手の上に火の球を浮かせている。

「殺されたくなかったら、荷物を置いて行きな~」

 ニヤニヤ笑って言う女の言葉で、盗賊だと判断する。

「サンダーボール」

 もし、生身の人間そっくりだったならば、攻撃出来なかっただろう。

「チッ! 魔法使いか!」

 避けた三人に駆け寄り、女に飛び蹴りをかます。地面を転がった女に、雷魔弓で攻撃した。

「姐さん!」

「てめえ! 良くも姐さんを!」

「被害者ぶるな!」

 ひょろ長い方の男を弓殴技で殴り、ひざ蹴りをかまし、雷魔弓で攻撃した。

 背中に熱と痛みを感じて振り返ると、小太りの男が魔法を使ったらしく、此方に手の平を向けていた。ファイヤーボールか?!

 サンダータイガーの方が強かった。そう感じるのは、3レベル上がったからだろうか?

「ライトボール!」

「うわっ!」

 眩しさに目を瞑った男に駆け寄り、雷魔弓を食らわせた。

 因みに、ライトボールとダークボールのレベルを上げた時、こんな選択肢が出たんだよね。


<ライトボールをLv2にします。数を増やしますか? 大きくしますか? 眩しさを上げますか? 選択出来るのは今回だけです>


 で、眩しさを上げた訳。


<ダークボールをLv2にします。数を増やしますか? 大きくしますか? 選択出来るのは今回だけです>


 こちらは数を増やしてある。


「ヒール」

 馬と自分にヒールを掛け、依頼人に声を掛ける。

「大丈夫ですか?」

「ええ。……あ!」

 私の後方を見て驚いた声を上げたので振り返ると、盗賊達が逃げて行く所だった。

 どうやら、逃がしてしまうストーリーだったらしく、追いかけられなかった。



 その後は何事も無く、王都に到着する。

 馬車が辿り着いた店を見て、数日前に見て回った時は気付かなかったなと思った。

 それとも、今回のイベント限定で出現しているのだろうか?

「ただいま~」

「お帰りなさい、店長!」

 店番していたのは、20代ぐらいの女性だった。

「その人は、お客様ですか?」

「ううん。何時もの護衛の人がちょっと都合が悪くて、代わりにお願いしたの」

「そうなんですか」

「ありがとう、茜さん。貴女のお陰で無事戻って来れたわ」


<護衛報酬:10000モネを受け取った>


 店内を見渡すと、まるで現代のブティックのようだった。

「気に入った? 良かったら、試着してみない?」

 マネキンに目を留めると、そう勧められたので着るだけ着てみる。


「似合っているわ」

「ですね」

「でも、鎧とか着るのでこういう服は……」

 合わないよねえ?

「でも、冒険者だって休日は有るでしょう? その時に着ると良いわ」

「う~ん。そうですね」

 10000モネ貰ったし、買えるから買っても良いかな?


<盗賊撃退報酬:チャームお勧めセットを受け取った>


 チャームと言うのは、この店の名前である。

 このサブイベント、男が行った場合の撃退報酬は何になるんだろう? 店内には女物しか見当たらないのだが?



 その後は、ツース村へ戻って、今日はログアウトした。

【装備】

 【頭】皮の兜:物防+4

 【右手】皮のゆがけ:物防+2

 【左手】木の弓:物攻+2

     最上質マジカルリング:MP消費量半減

 【胴体】皮の胸当:物防+4

     布の服

 【足】皮のブーツ:物防+2

    スピードリング:敏捷+10

 【その他】マント:物防+2


【ステータス】

  物攻:32(30)  魔攻:30  器用:30

  物防:44(30)  魔防:30  敏捷:40(30)


SP:0


職業:【弓使い】Lv16→17

アビリティ:【鉄壁の守り】 【解析】 【記録】

      【光属性】Lv20 【闇属性】Lv4

スキル:【蹴り技】Lv2 【料理】Lv1 new


弓使いスキル

 【弓殴技】Lv2 【魔弓術】Lv2

魔弓術スキル

 【炎魔弓】Lv1 【風魔弓】Lv1 【雷魔弓】Lv1 【光魔弓】Lv2

 【水魔弓】Lv1 【土魔弓】Lv1 【氷魔弓】Lv1 【闇魔弓】Lv2

光属性スキル

 HP回復:【トリート】Lv1 【ヒール】Lv1

 状態異常回復:【リカバー】Lv1

 蘇生:【リバイバル】Lv1

 ボール系:【ファイヤー】Lv1 【ウインド】Lv1

      【サンダー】Lv1 【ライト】Lv2

闇属性スキル

 ボール系:【ウォーター】Lv1 【ソイル】Lv1

      【アイス】Lv1 【ダーク】Lv2


AP:4


称号

 【聖女アズキに嫌われし者】

 【ツース村の恩人】:ツース村での買い物が半額。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ