2×××年1月5日(水):盗賊
2016.08.02 ステータス等修正。
今日も1回目のログインは、ツース村周辺でレベル上げ。
今日は約3時間でレベル1しか上がらなかった。
そろそろスリースに行こうかな?
ログアウト前に【料理】を覚えて、『納豆スパゲッティー』のレシピを教えて貰った。
料理:1AP。料理が楽になる。時間短縮等。
「何で納豆スパゲッティー?」
今日の朝食は、納豆スパゲッティーにした。
七星が不思議そうに首を傾げる。
「レシピ教わったから、リアルで作ってみようかなって」
「教わったって、フレンドから?」
「ううん。サブイベント」
「へー。そんなのあるんだ。でも、何で納豆スパゲッティー?」
「さあ? 納豆スパゲッティー好きなスタッフが作ったイベントなんじゃないの?」
2回目のログイン。
「あの、お客様は冒険者の方ですよね」
宿を出ようとした所で、受付の女性に尋ねられた。
「そうですけど」
「実は、あるお客様が王都までの護衛を必要としているんですけど、お願い出来ませんか?」
「構いませんけど」
サブイベントだよね?
「ありがとうございます。お伝えして来ますね」
「護衛を引き受けてくれて、ありがとう」
やって来たのは30代ぐらいの女性だった。
「何時もお願いしている人が、奥さんと離婚の危機で……。あ、私が原因じゃないから」
この人との浮気を疑われた訳ではないと。
「何時も護衛している人って、この村の人ですか?」
「そうなの。私は王都で店を開いているんだけど、此処には良く仕入れに来るのよ」
「レストランか何かですか?」
仕入れているのは食材だろうと思って尋ねる。
「ううん。服屋よ」
「服屋ですか」
意外な返答だったので驚いた。
「ええ。うちは既製品を売る店でね。この村にはシルクで小物を作っている人がいるのよ」
「そうなんですか」
「それじゃあ、お願いね」
馬車に護衛として乗り込む。
馬車の外にいて護るのかと思ったが、其処までしてくれなくても良いとの事だった。
もう直ぐ森を抜けるかなと思ったその時、馬が悲鳴を上げて馬車が急停車した。
「何?!」
私が馬車の外へ飛び出すと、女一人と男二人が居るのが見えた。男の一人が、右手の上に火の球を浮かせている。
「殺されたくなかったら、荷物を置いて行きな~」
ニヤニヤ笑って言う女の言葉で、盗賊だと判断する。
「サンダーボール」
もし、生身の人間そっくりだったならば、攻撃出来なかっただろう。
「チッ! 魔法使いか!」
避けた三人に駆け寄り、女に飛び蹴りをかます。地面を転がった女に、雷魔弓で攻撃した。
「姐さん!」
「てめえ! 良くも姐さんを!」
「被害者ぶるな!」
ひょろ長い方の男を弓殴技で殴り、ひざ蹴りをかまし、雷魔弓で攻撃した。
背中に熱と痛みを感じて振り返ると、小太りの男が魔法を使ったらしく、此方に手の平を向けていた。ファイヤーボールか?!
サンダータイガーの方が強かった。そう感じるのは、3レベル上がったからだろうか?
「ライトボール!」
「うわっ!」
眩しさに目を瞑った男に駆け寄り、雷魔弓を食らわせた。
因みに、ライトボールとダークボールのレベルを上げた時、こんな選択肢が出たんだよね。
<ライトボールをLv2にします。数を増やしますか? 大きくしますか? 眩しさを上げますか? 選択出来るのは今回だけです>
で、眩しさを上げた訳。
<ダークボールをLv2にします。数を増やしますか? 大きくしますか? 選択出来るのは今回だけです>
こちらは数を増やしてある。
「ヒール」
馬と自分にヒールを掛け、依頼人に声を掛ける。
「大丈夫ですか?」
「ええ。……あ!」
私の後方を見て驚いた声を上げたので振り返ると、盗賊達が逃げて行く所だった。
どうやら、逃がしてしまうストーリーだったらしく、追いかけられなかった。
その後は何事も無く、王都に到着する。
馬車が辿り着いた店を見て、数日前に見て回った時は気付かなかったなと思った。
それとも、今回のイベント限定で出現しているのだろうか?
「ただいま~」
「お帰りなさい、店長!」
店番していたのは、20代ぐらいの女性だった。
「その人は、お客様ですか?」
「ううん。何時もの護衛の人がちょっと都合が悪くて、代わりにお願いしたの」
「そうなんですか」
「ありがとう、茜さん。貴女のお陰で無事戻って来れたわ」
<護衛報酬:10000モネを受け取った>
店内を見渡すと、まるで現代のブティックのようだった。
「気に入った? 良かったら、試着してみない?」
マネキンに目を留めると、そう勧められたので着るだけ着てみる。
「似合っているわ」
「ですね」
「でも、鎧とか着るのでこういう服は……」
合わないよねえ?
「でも、冒険者だって休日は有るでしょう? その時に着ると良いわ」
「う~ん。そうですね」
10000モネ貰ったし、買えるから買っても良いかな?
<盗賊撃退報酬:チャームお勧めセットを受け取った>
チャームと言うのは、この店の名前である。
このサブイベント、男が行った場合の撃退報酬は何になるんだろう? 店内には女物しか見当たらないのだが?
その後は、ツース村へ戻って、今日はログアウトした。
【装備】
【頭】皮の兜:物防+4
【右手】皮のゆがけ:物防+2
【左手】木の弓:物攻+2
最上質マジカルリング:MP消費量半減
【胴体】皮の胸当:物防+4
布の服
【足】皮のブーツ:物防+2
スピードリング:敏捷+10
【その他】マント:物防+2
【ステータス】
物攻:32(30) 魔攻:30 器用:30
物防:44(30) 魔防:30 敏捷:40(30)
SP:0
職業:【弓使い】Lv16→17
アビリティ:【鉄壁の守り】 【解析】 【記録】
【光属性】Lv20 【闇属性】Lv4
スキル:【蹴り技】Lv2 【料理】Lv1 new
弓使いスキル
【弓殴技】Lv2 【魔弓術】Lv2
魔弓術スキル
【炎魔弓】Lv1 【風魔弓】Lv1 【雷魔弓】Lv1 【光魔弓】Lv2
【水魔弓】Lv1 【土魔弓】Lv1 【氷魔弓】Lv1 【闇魔弓】Lv2
光属性スキル
HP回復:【トリート】Lv1 【ヒール】Lv1
状態異常回復:【リカバー】Lv1
蘇生:【リバイバル】Lv1
ボール系:【ファイヤー】Lv1 【ウインド】Lv1
【サンダー】Lv1 【ライト】Lv2
闇属性スキル
ボール系:【ウォーター】Lv1 【ソイル】Lv1
【アイス】Lv1 【ダーク】Lv2
AP:4
称号
【聖女アズキに嫌われし者】
【ツース村の恩人】:ツース村での買い物が半額。