2×××年1月16日(日):第2章開始
2016.07.23 前日終了時点で【服屋】を覚えていないのを忘れていたので、修正。
2016.08.02 ステータス等変更。それに伴い、本文修正。
2016.08.07 AP修正。
1回目のログイン。
庭を見てみると、またもやわんさか茂っていたので、採取してチャームへ。
魔花を売った後、何着か服を購入して今日こそ露店を開く。
私は、他のプレイヤーが広場で露店を開いているのを発見して、入口の役人に使用料を払って露店をオープンした。
「あ、もしもし。ジャンヌさん。おはようございます。露店で6時まで服を売っているんですけど、良かったら来てください」
ログインしていたジャンヌさんに、フレンドチャットで話しかける。
『本当?! 宿にチェックインしたら行くね~!』
どうやら、第2章が始まっているらしい。
「わ! 服が売ってる!」
掲示板を読んで暇を潰していたらそんな声が聞こえたので、顔を上げた。
「これ、貴女が作ったんですか?」
「いいえ。NPCから仕入れました」
「へー。どれにしようかな~?」
彼女は武闘家のようだった。
「決めた! これください」
彼女が選んだのはスカートだった。
「鉄壁の守りは覚えていますか? 覚えて無いとパンチラしちゃいますよ」
「うえ?!」
どうやら、覚えていないらしい。
「後から取得する方法、知りませんか?!」
「所謂課金アイテムで、一部のスキルは覚えられるみたいですよ」
私は、先程掲示板で得た情報を教えて上げた。
「課金か~」
ショップで値段を確認して悩んでいるようだ。
「良し! 買う!」
購入して覚えたらしい。
裾の方にラインが入ったスカートをお買い上げ頂いた。
「居た居た!」
「おはようございます。ジャンヌさん」
6時近くになってから、ジャンヌさんがやって来た。
「おはよ~。どうしたの、この服?」
「NPCから仕入れました~」
「へー。何処の店?」
「サブイベントクリアで行ける店です」
「あ、この間教えて貰ったアレ?」
「そうですね」
そう言えば、ジャンヌさんに試す機会はあるのだろうか? 章をクリアした時じゃないと無理なのでは?
「検証スレの人が検証してくれたんだけど、発生しなかったんだって。だから、弓使い専用なんじゃないかって、今度は弓使いの人に検証して貰ってる」
「そうですか。ところで、早く選んで頂かないと店仕舞いしちゃいますよ」
「あ! 待って! えっと……。じゃ、じゃあ、この青いドレス!」
「ありがとうございました」
再ログイン前に、七星と話をする。
「そう言えば、ダイズが入って第1章の終わりってどうなったの?」
「神子と一緒に国王に謁見するじゃん?」
「うん」
【聖女伝説4】ではそうだった。
「アズキを処罰するから引き渡すよう言われて、ササゲが抗議したな」
「へー。【聖女伝説4】では引き渡し要求なんてしなかったのにね」
アンチに配慮したんだろうか?
「で、抗議って、アズキは聖女だから駄目だとか聖神国で裁くだとか言ったの?」
「いや。アズキは処罰されるようなことは何もしていない。不当な言いがかりだって」
えー……。聖女様って他国での犯罪許可証持っているんだー。
「それで引き下がったの?」
「ああ。因みに、王様はアズキとは一言も話さなかった」
「へえ」
「そっちはどうだった?」
「どうやら、アズキが弓使いを嫌いな理由は、人気者の王女への嫉妬らしい」
「ソイ王女だっけ? そう言えば、プレイヤー人気も高かったな」
アズキがあの性格だからねえ。
ログイン2回目。
<第2章開始!>
家から出ると、そう表示された。
同時に、お城の前に移動していた。
響く歌声。発動する聖歌。
倒れるダイズの護衛と巻き添えになる都民達。
『アズキ……。今度は何だよ!』
痛みを堪え、アズキを睨むダイズ。
『神子様が攫われてしまったのよ。貴方にも捜索を手伝って貰うわ』
『だからって、何でこんな事!?』
『貴方の償いが終わったとでも思っていたの? 貴方があの時邪魔しなければ、神子様が攫われる事も無かったのよ! 反省して』
ダイズの償いが終わっていないから都民に攻撃した? こいつは何を言っているんだ?
『それにしても、戦う力がありながら護衛を連れて歩いているなんて、恥ずかしくないのかしら?』
あれ? ササゲって戦える設定だったよね?
つまり、護衛されるのは恥ずかしいだろうと思って護衛しないであげて、まんまと攫わせてあげたって事? 狙われている神子を攫い易くしてあげたのは、ダイズ(とプレイヤー)の所為?
『お前みたいなのが居るから、護衛が付いているんだよ!』
何故かそれに言い返さず悲しげに俯いたアズキの前方――つまり、ダイズの後方――に、何時の間にやらオカラとトーフが来ていた。
『ダイズ。言って良い事と悪い事があるんだぞ。まるで、アズキが悪人みたいに。アズキに謝れよ』
『やれやれ。甘やかされたお坊ちゃまは、これだからいけませんね。好い加減、自分の立場を自覚して下さい』
倒れる都民には目もくれず、怒りの表情のオカラと嘲笑を浮かべるトーフ。
これだけの惨状を見て見ぬ振りするのはやって良い事なのか・自分の将軍と言う立場を自覚していてこの惨状を見て見ぬ振りするのかと、小一時間問い詰めたい。
結局、ダイズは3人がかりで連れて行かれてしまった。
身体が自由になった私は、駆け着けた兵士達にアズキ達がダイズを誘拐した情報を提供したり・怪我人を回復したりして、謝礼を受け取った。
そして、今回の襲撃では死者が出た。アズキもレベルが上がったからだろう。
「リバイバル!」
<蘇生報酬:炎護石の指輪を受け取った>
炎護石の指輪:炎属性ダメージ30%減。
えっと、次は何処へ行けば良いんだっけ?
確か……。ファイブスだったっけ?
あ、でも、着いて直ぐにストーリーイベントだから明日にしよう。
その後、ダンジョンで経験値を稼ぎ、レベルを上げた。
弓殴技と魔弓術をLv7にするとmaxになった。
<称号【魔弓術を極めし者】を取得した>
これは、ボール系を極めたのと同じように、色々変化を付けられるようになる称号だった。
へー。軌道もねー。……軌道?! まさか、今度こそ命中させられる?!
結論を言うとね、……儚い夢だったよ。
アンデッドに八つ当たりしてログアウトした。
【装備】
【頭】モッズキャップ(黄):魔攻+2
【右手】上質の皮のゆがけ:物防+10
最上質レジストリング:状態異常耐性50%
【左手】コンパウンドボウ:物攻+20・器用+5
最上質マジカルリング:MP消費量半減
【人差し指】水護石の指輪:水属性ダメージ30%減
【中指】炎護石の指輪:炎属性ダメージ30%減
【胴体】上質の皮の胸当:物防+12
聖なる護符:アンデッドから受けるダメージ30%減
リボンタイ付きブラウス(白):物防+2
チェック柄ミニスカート(焦げ茶):魔攻+2・魔防+2
【足】スピードリング:敏捷+10
ショートブーツ(黒茶):魔攻+2・魔防+4
ニーハイソックス(薄紫):物防+2・魔防+2
【その他】クールマント:物防+7
【ステータス】
物攻:71(51) 魔攻:57(51) 器用:56(51)
物防:84(51) 魔防:59(51) 敏捷:61(51)
SP:4
職業:【洋弓使い】Lv9→12
アビリティ:【鉄壁の守り】 【解析】 【記録】
【光属性】Lv20 【闇属性】Lv10
スキル(Lv3 max):【料理】・【採取】・【釣り】・【栽培】
スキル:【花屋】 【服屋】
【蹴り技】Lv2
弓使いスキル
【弓殴技】Lv5→7 max 【魔弓術】Lv5→7 max 【打矢】Lv3 max
魔弓術スキル
魔弓(Lv3 max):【癒魔弓】
【炎魔弓】・【風魔弓】・【雷魔弓】・【光魔弓】
【水魔弓】・【土魔弓】・【氷魔弓】・【闇魔弓】
大魔弓(Lv3 max):【大癒魔弓】
【大炎魔弓】・【大風魔弓】・【大雷魔弓】・【大光魔弓】
【大水魔弓】・【大土魔弓】・【大氷魔弓】・【大闇魔弓】
奥義:【魔弓雨】・【魔弓嵐】・【蘇生癒弓】
光属性スキル
HP回復:【トリート】Lv1 【ヒール】Lv1
状態異常回復:【リカバー】Lv1
蘇生:【リバイバル】Lv2
ボール系(Lv3 max):【ファイヤー】・【ウインド】・【サンダー】・【ライト】
カッター系:【ライト】Lv1
ウォール系:【ライト】Lv1
闇属性スキル
防御:【バリアー】Lv1
ボール系(Lv3 max):【ウォーター】・【ソイル】・【アイス】・【ダーク】
AP:15
称号
【聖女アズキに嫌われし者】
【ツース村の恩人】:ツース村での買い物が半額。
【スリースの街の恩人】:スリースの街での買い物が半額。
【ボール系魔法を極めし者】:大きさ・数・威力・速度・軌道・射程距離等を指定出来る。
【フォースの街の恩人】:フォースの街での買い物が半額。
【ダイズの恩人】→【王都の恩人】:王都での買い物が半額。
【魔弓術を極めし者】:大きさ・数・威力・速度・軌道・射程距離等を指定出来る。