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ダンジョンに潜ってみたのだが、人が多いです。

おそらく初心者がレベルの低い魔物がいる表層にたまっているのだろう。

もっと深層に行けば静かに狩れそうなんだよな。

それに人に見られなければ最強装備でレベ上げできる。

格段に効率がいい。

レベルが上って強くなれば、俺は今よりも楽が出来る。

冒険者のギルドランクが上がれば、

自由に行動出来るだけどの力を得られる。

強いは力なり。

わかりやすい世界だよ。

村人Aのままじゃ、搾取されるだけの大変な生活だよ。

俺がいた村じゃダンジョンで生活できない冒険者崩れの盗賊ごときに、

右往左往して搾取される。

あの生活は大変だった。


おっと、感傷に浸ってしまったな。

さて、今はダンジョンの中層まで来ている。

表層と言われる20層までは駆け抜けてきた。

ステータスを見ればわかるだろうが、

俺の足の早さは相当のものである。

よく考えるとレベルを上げなくても問題ない気がするな。

まあ、せっかく中層まできたのだから、レベルをあげよう。

装備もダンジョンで得られた冒険者の死体から得られた強いやつを使っている。

竜の素材を使った装備で軽いし様々な補助のついた防御力の高い装備である。

剣も竜のキバとミスリルによる剣で魔法との親密性も高いし、攻撃力も高い。

もう文句のない装備である。

今後もお世話になるだろう。


表層の魔物は俺のところの魔物と変わらない魔物が多かった。

ただ、コボルトいたので、何体か俺のダンジョンに送って捕食しておいた。

新しいスキルはないけど、これで俺のダンジョンの魔物が増えたから良しとしよう。

そして、中層の魔物だが、強くない。

中層にはベテラン冒険者が活躍しているということらしいのだが、

表層近くの中層だから、一撃で倒せる魔物ばかりだ。

貧弱貧弱貧弱貧弱貧弱貧弱うううううううう!!

うむ、強くなった気分がして、高ぶってしまった。

今なら目からビームを飛ばせそうだ。

いや、落ち着け俺。

冷静さを欠くのは良くない。

50層まで来たところで、初めての強敵と出会った。

ダンジョンボスのダマスカスゴーレムである。

とにかく硬い。

状態異常を発生させようとするが、状態異常にもならない。

状態異常耐性スキルがないのに状態異常にならない。

無機物には関係ないということか。

そりゃあ、石がスキルをもっていたことはない。

このまま、ダンジョンに送って捕食したいのだが、

残念なことにここまで大きい動くものは転送できない。

空間魔法で送るには難しい。

一度倒してから送るしかない。

だが、硬いな。

攻撃速度は遅い。

こちらに迫ってくるゴーレムの腕へ向かいながら斜め前に足を踏み出して、攻撃を躱す。

床に打ち付けられた拳によって、足元が揺れる。

バランスを少し崩され、そこに横に振られた腕がこちらに迫ってくる。

剣を身体に引きつけて腕の直撃を防ぐが、身体は大きく飛ばされる。

飛ばされることで力を受け流すが、高い攻撃力のせいで、体力が減少する。

こちらの攻撃では相手の体力をほとんど削れず、

敵の攻撃を万が一にも喰らえば、一気に体力が減る。

個々に来て強敵か。

打撃武器が欲しい。

剣は駄目だ。切れないし、ダメージが入らない。

打撃武器も残しておけばよかった。

戦闘経験って大切だな。

これは想定できていなかった。

近寄ると危険だから魔法で倒そう。

鉱石なので、熱して冷やすのを繰り返して倒そうと思う。

火属性魔法で熱し、水属性魔法で冷やす。

これを繰り返す。

遠くから攻撃をすることで、攻撃は食らうことはない。

そして、俺の魔力は高いのだ。

ふははははははは。

無駄無駄無駄無駄無駄あああああ!!

うむ、先程までの苦戦から一転して俺のターンでテンションが上がる。

というか、本当に遅いな。

ゴーレムと戦うときは魔法だな。

おっ、ヒビが入った。そして、砕けた。

長い戦いだった。

相性が悪かったな。

次からは軟らかい敵を望む。

ダマスカスゴーレムを俺のダンジョンに送って捕食しておく。

鉱石生成スキルとダマスカスゴーレムの魔物図鑑を手に入れた。

こいつを手に入れて知ったのだが、ゴーレムの魔物図鑑も手に入れた。

おそらく手に入れた魔物の下位の魔物の図鑑も手に入れられるのだと思われる。

これは便利だな。

これで、ゴーレムエリアも作れる。

こいつらは魔力から鉱物を生成できるスキルを持っているみたいだから、

ダンジョンに入った冒険者の利益になりやすいし、

これで俺のダンジョンがより栄えるようになるな。

生け贄が増えていいことだ。


さて、いろいろ得られたし、レベルもだいぶ上がった。

残りの階層はまたあとで入るとして、今日はここらで終わりにしよう。

ダンジョンの編成もしたいしな。


ということで、転移してきて宿屋にいる。

ギルドには行かない。

なぜなら、討伐した魔物は全部俺のダンジョンに送って魔力に変換、

Dコインへと変えている。

なぜなら、Dコインに変えてからダンジョンの機能で武器に変えて、それを売った方が効率がいいのだ。

何により、打撃武器が欲しい。

Dコインを貯める必要がある。

それにしても酷いよな。

冒険者達が命をかけて求めているダンジョン産武器を作れるのだから、凄い能力だよ。

ただ、問題点もあって、ある程度の武器の種類は選べるのだが、

装備についている効果は選べないんだよな。

呪いの装備ができるのもそれが原因だ。

武器に付く効果は神のきまぐれってやつだな。

まあ、俺は欲しい効果のやつだけ得て、いらないのはダンジョンの宝箱行きだから、いいんだけどな。


宿屋に戻ってきて、周りの安全は確保できたし、

ステータスを確認してみる。



------------ステータス-------------

名前:マル

種族:人族

職業:-

Lv:10

体力:430/550(↑)

魔力:2130/5000(↑)

筋力:250(↑)

敏捷:300(↑)

器用:210(↑)

生命:180(↑)

精神:420(↑)


スキル

ダンジョン作成(秘匿)

空間魔法(秘匿)

剣術Lv7(↑)、格闘術Lv4、槍術Lv5、斧術Lv4、短剣術Lv4、棍術Lv3、暗殺術Lv3、盾術Lv4、弓術Lv4、杖術Lv2

体術Lv4(↑)、投擲術Lv4、回避Lv5(↑)

隠密Lv6 、索敵Lv7(↑)、統率Lv4、解析Lv5、鑑定Lv5、運搬Lv5、夜目Lv3、遠視Lv4、盗むLv3、解錠Lv3、罠発見Lv4(↑)、罠解除Lv3、偽装Lv5

鍛冶Lv4、錬金術Lv3、調薬Lv3

属性魔法Lv7(↑)、回復魔法Lv8、精霊魔法Lv3、付与魔法Lv2、躁魔魔法Lv3、風化魔法Lv1(new)

詠唱速度上昇Lv3、無詠唱Lv3(↑)、消費魔力減少Lv4(↑)

麻痺Lv4、毒Lv5、睡眠Lv3、暗闇Lv3、混乱Lv3、石化Lv2、病気Lv5

ブレスLv6、威圧Lv4

状態異常耐性Lv6、魔法耐性Lv5、属性耐性Lv5、物理攻撃耐性Lv7(↑)

身体能力強化Lv7(↑)、魔力操作Lv7、豪腕Lv3、金剛Lv3、俊足Lv4(↑)、集中Lv3、体力回復速度強化Lv3(↑)、魔力回復速度強化Lv5、聴覚強化Lv4、成長促進Lv5(↑)、大器晩成Lv2、早期成熟Lv6(↑)、幸運Lv4、激運Lv2

繁殖、増殖、溶解、竜鱗、竜翼、再生、激昴、眷属召喚、水生、糸生成、保護色、甲殻、鉱物生成(new)

---------------------------------------------------


ふむ、なんかとても上昇しているぞ。

成長促進と早期成熟のスキルの効果はすごいな。

どんどん成長していくぜ。

そして、新しい魔法が増えている。

この世界のスキルは魔物のように、分化し、進化し、成長していくようだ。

この風化魔法を使うことで、次の戦いが楽になるな。

今回行ったような劣化現象を一つの魔法だけで、しかも早くできるようになるみたいだな。

あと鉱物生成なのだが、凄い。

ダマスカスゴーレムのスキルなのだが、ダマスカスを作れる。

俺の魔力なら相当な量が作れる。しかも、見たことある鉱物ならなんでも作れるらしい。

ミスリルも作れるようになっている。

これはもう一生働く必要ないな。


さて、明日はこの調子でダンジョン攻略をしよう。

このダンジョンだが到達された最深層は189層と言われている。

おそらく200層まであると考えられている最大規模のダンジョンである。

深層にいる魔物を手に入れるのが楽しみである。


今後語られることはないかもしれないので、

ここで書きますが、主人公は気がついていませんが、

ダンジョンが捕食した魔物のスキルだけではなく、

ステータスも極僅かですが主人公に繁栄されています。

それのおかげというか、せいで普通の人では成長できない速度で成長しています。

もちろん、成長促進や早期成熟の効果も大きいですが、

どちらもレアスキルで、成長促進は常に、早期成熟は年齢が15歳未満の間にステータスやスキルに関して大きな成長判定が入ります。

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