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白蛇の池の村 編「1」

ありきたりな冗談話から始まる物語


人里離れた廃墟の村があって忽然と村人が消えた村…

ありきたりな都市伝説、心霊話のようなものか?

俺は、友人の孝平とそんな話をしながら

夜の公園のベンチに座りながら夜空を眺めなからバイトの疲れを癒していた。


「なぁ、今度、店が休みの時に肝だめし行かない?」


「何を言ってるのさ…もう俺二十歳だよ 肝だめしなんて子供の遊びなんてしないよ」


俺は、笑いながらそう幼なじみの孝平(こうへい)に言うと孝平も笑っていた。


「でも、暇だから行ってみるか肝だめし」


「おっ!(よう)も興味あるくせに」


孝平は、カバンからB4サイズ残りそう茶封筒を取り出すと俺に渡してきた。


「何コレ?」


「陽もレポートのアルバイト手伝ってほしいんだ。」


「レポート?」


「実は…アルバイトなんだけど…」


「あっ、もしかして 如月(きさらぎ)先輩のたのみだろう?」


「やっぱり分かる?」


「如月先輩好きだもんね。心霊マニアだもんな 孝平の片想いの相手だから断れなかったんだろう?」


「まぁ、片想いじゃなく一目惚れじゃなくて…陽何か詳しいけど、どうして?」


「だて、俺も頼まれたから その変なアルバイト断ったからね…」


如月先輩は、俺達のアルバイト先の先輩で少し変わった性格と言うべきだろうか?

霊感少女っという感じた。

歳は、俺達より2歳年下なのだけど、アルバイト先では、如月先輩がベテラン従業員っという事で年下だけど先輩っと呼んでいる。

大人世界には、年上も年下も関係なく縦社会の仕組みに従わなければならない暗黙のルールがある


如月先輩は、心霊もののサイトなど運営してたりオカルトサークルの責任者らしく日本中に如月先輩のオカルトサークルの仲間が百人ぐらい居るらしく

俺等もそのサークルに勧誘されていた。


「如月先輩がアルバイト料払うのかな?」


「陽、知らないの?如月先輩、心霊DVD製作するからアルバイト料払ってくれるらしいよ。まぁ俺は、無料で引き受けたから」


「マジかい、、、叶わないと知りながら恋するせつない男のサービス精神は凄いな」


「その例え何?如月先輩好きな人居るみたいだよ。俺なんて眼中にも入ってない感じだわ…」


「そうなんだ、如月先輩先輩も女の子だから恋をしていてもおかしくないわな」


「でもさ…如月先輩、何か陽の事になるといつも雰囲気トゲトゲしていて冷血なのに、なんで穏やかな表情になるんだろうか?」


「さぁ…?たぶん気のせいじゃないか?」


「そうかな?何か違和感感じるんだけど…」


孝平っとしばらく話してから自宅に帰り

リビングのソファーに座り封筒の中のものをガラスのテーブルの上に並べると

孝平が言っていた肝だめしに行く場所の資料だった。

どうやら心霊スポットのDVDの制作する為の資料作りと下見のようなものだろうか?

なぜ、俺と孝平に頼んできたのだろうか?

如月先輩が作った資料の用紙の文章を読み始める


村から消えた人達の行方なり…消息がとらえたまま未だに見つかっていないらしい。

人里離れた村の事が書かれていた。

太平洋戦争の時に異変があったようで内容は少しグロテスクな内容と思えるものもあった。

どれも不確かな情報と噂と仮説ばかりだった。

俺は、スマホをポケットから取りだし

この村のことをネット検索してみたら

色々な情報があったが、どれも確証ない真実と空想ばかりの情報ばかりだった。


「孝平も珍しいよな…こうゆうの苦手なのにな…」


俺は、しばらく考えてからこのアルバイトを引き受ける事にした。

俺は、如月先輩に電話をかけた。

孝平と同じように、アルバイト料は無料で引き受ける事にした。



やがて闇夜が訪れて夢に現れる世界には、いつかの幻を見せる事がある

俺は、ほんの少し変な夢を見た…

暗闇を歩き続けている俺は、何かを囁いていた

やがて光が見えてくると一人の女性は、こちらを見て泣いていた。

突然言葉にできないほどの悲しみの感情が込み上げてくると

俺は、いつの間にか無意識にその女性を優しく抱き締めていた


そんな夢から覚めて頬を伝う涙を拭い

不思議な感情が心を締め付ける感覚に苦しみを感じていた


朝陽が差し込む部屋の窓から青い空が見える

俺は、掌に白く光る石をなぜか持っていた…。


俺は、部屋から出てリビングにある親父の机の引き出し開けて

古めかしい手紙を手に取り出し

その古めかしい手紙に書かれた住所を見ると隣町の住民が書かれていた。

足早に自宅から出て始発の電車に飛び乗り

隣街まで向かう間、俺は無言のまま瞳を閉じていた。

夢に現れたら女性の顔を思い出そうとしたけど、思い出せないままだった… 。


俺の親父は、少し変わり者で旅から旅をしている人だった


一年に一度会うか会わないかの不思議な親子関係で親父は、色々な人と知り合いが多く

小さな頃から親父の知り合いから色々と

あやかし話、心霊話、都市伝説の話をしてくれたのを思い出していた。

この古い手紙の主も親父の昔からの知り合いで…霊媒師をしてるのを微かに覚えていた。

親父が何か奇妙な事があれば、この人に相談するようと幼い頃から言われていた。


不思議な夢もそうだけど…

孝平から如月先輩の資料を見て

心霊スポットに行く事を決めているから不吉な予兆?

みたいなものではないかと違和感を不安感を感じたからかもしれない

でも、不吉な夢ではなかったのだけど…その夢に出てきた女性は、白く光る池らしき水面の上に立っていて

俺は、白く光る池の上を歩き

その女性に歩みよりその女性を優しく抱き締めて涙を流していた。


そして…目覚めた俺は、見知らぬ白く光る石を握りしめていた…。


恐らくそんな奇妙な出来事で少し混乱をしたのかもしれない


無人駅に電車が止まり

電車から降りてからしばらく歩いていた。

誰にもすれ違わないままやがて長い一本道を歩いてしばらくすると

やがて大きな古めかしい屋敷に辿り着き玄関の戸を叩くと

しばらくすると一人の老婆が出てきた。


「おやおや…どなたかなっと思えば、陽様ではないですか!」


「お久しぶりです。実はご相談をしたい事がありまして…」


老婆は、以前大きな寺の巫女をしていた頃に親父と知り合いになったらしく

俺は、小さな頃この老婆によくお世話になっていた。


老婆に、夢の話をするとほんの少し笑いながら大丈夫だと言われた。

目覚めて掌にあった石を見せると

その白く光る石は、いつしか勾玉の形に変わっていた。


「ほう…珍しいそれは護身石の勾玉ですよ」


「護身石?」


「そうです。護身石の勾玉ですよ。不思議な夢は、おそらく陽様の魂の転生される前の過去の記憶がその夢を見せたと思いますよ。」


「転生する前の記憶?」


「人はいつかは死んで、また人に産まれて生きるものですからね…陽様、もしやよくない場所に行くのでは?」


「実は、白蛇の池の村に行く事になって」


老婆がさっきまでの穏やかな表情から険しい表情になると…


「もしや…陽様は…」


老婆は、そう呟くと俺の顔を真剣に見つめていた


「陽さま少し…昔話をしましょう…白蛇の池の村の事を…」


「おとめさん知ってるんですか?」


「おとぎ話みたいなものしか知りませんですけど…」


おとめさんは、軽くひとつ咳払いをしてから

話を聞かせてくれた白蛇の池の村にまつわる悲しきおとぎ話を…


池を中心に村は作られた奇妙な逸話がある村だった。

池には、白蛇の主が居ると言われていたらしく

その池の奥底から湧き出る水は、不老長寿の白蛇様の涙だと有名になり

その池の湧き水を求めた者で栄えた村らしいが、江戸時代の終わり頃

その水を飲んだ者は、次々と奇病の病にかかり

死んだとも言われている…

そして、とある高名な武将の娘が、この村の白蛇の湧き水を飲み

苦しみもがき死んだ事から武将は、娘の死に怒り狂い

兵を連れて村人全員の首を切り落とし

その池に沈めたと言われている

その池は赤く染まりまさに血の池地獄だったという

その悲惨な出来事があってから

誰も居なくなった村に訪れる者は、誰一人帰ってこなかったとか消息を絶つ者も居たという


俺は、そう言う老婆の姿を見ながら

無言のまま老婆が話しに耳を傾けたまま

小さな白い勾玉を見つめていた。


「あの村には行かない方がいいと思うが、いつの時代も若者は、怖いもの見たさに愚かに命を粗末にするものだから行くなと行っても行くじゃろうし…」


「不謹慎ながら行く事になりまして…」


「あの村は、明治時代に開拓する為に国の人間が行ったが…何があったか分からんが…その村の存在を消すように地図から村に通じる道を消したようで…」


「明治時代に?」


「あの池の神秘な話を利用しようして観光地にしようと思ったようですよ…でも、うまくいかなかったらしいく…私が小さな頃、父から聞いた話だと池が赤く染まりおびただしい首のない死体が見つかったという」


「……首のない死体ですか…。」


「もし、行くならその勾玉を持っていくといいあなたの命を守ってくれるだろう」


「ありがとうございます。」


「あなたの父も摩訶不思議なものを追っていたのを思い出す…あなたも父のように追い求めるかもしれんな真実を…」


「親父が?」


俺は、親父の昔の話をしばらく聞きながら

古ぼけた大きな屋敷から出てからおとめさんに挨拶をして歩き出すと長い一本道に白いワンピースの少女が歩いていた。

すれ違う時に、少女は微笑みながら俺に挨拶をして歩いていく俺は、少女に挨拶を返して歩き続けていた。

この一本道の向こうには、おとめさんが暮らす屋敷しかなく

おそらくおとめさんの知り合いだろうか?

俺は、しばらくして後ろを振り向くとおとめさんと少女が話している姿が見えた。


隣町から俺が住んでる町に戻り

繁華街を歩いていた。しばらくすると小さな子供達が歩いていた。

おそらく保育園の帰りの子供だろう保育園の先生が笑いながら園児達と歩いていた。


しばらく歩いていて路地裏手前の小さな店の店内に入ると店内は客の姿がなく

カウンターで水晶を手に持ちながら眺めている女性店員がこちらを見ると


「あら?お久しぶりね。どうしたのまた何かあったのかしら?」


女性店員は微笑みながら手を振るしぐさをした。

俺は、軽く笑顔で会釈した。



店内には、洋楽の音楽が流れ

ゴシック系の品物が並べられた棚には、カルトオカルト物が並べられていた。


「そうだ!君、君!ピアスする?新作デザインが入荷したんだけど」


「いや、興味ないです。」


「それじゃ、ロック系やゴシック系のファッションは?」


「それも興味ないです。」


「残念…君なかなかの美形だから似合うと思ったけど」


女性店員は、少し溜め息をつきながら

カウンターのしたから小さな箱をカウンターに置くと


「はいご注文の品物でーす!君悪魔払いか幽霊払いかオカルトマニアなの?」


「いや、そうじゃないですけど…今度心霊スポットに行くもので」


「へぇ~最近の若者は、そうゆうのブームなのかしら」


「ブームじゃないけど、先輩がオカルトマニアみたいなもので、心霊ドキュメントのDVD製作でその下見資料作りのアルバイトするもので…」


「本当!私そゆうのよく観るんだけど、ありきたりな落ちで面白くないけど見ちゃうんだよね。」


「そうなんですか…」


「おまけに、ホワイトセージ葉をつけておくよ」


「ありがとうございます。」


「どこの心霊スポットの下見に行くの?」


「白蛇の池の村に…」


女性店員は、さっきまでの穏やかな表情が変わって真剣表情になって


「行かない方がいいよ君、あそこの廃村にジェイソンが出るから」


「………?えっ?ジェイソンですか?」


「君、冗談だと思ってるの?私の知り合いが、あそこに行ってジェイソンに襲われて殺されそうになったらしいから」


「冗談じゃなくて本当にですか?」


「あそこには、殺人鬼が潜んでるか、浮浪者のねじろになっているのかもしれないと警察の人も言ってたから」


「何か…幽霊より人間の方が怖いかもですね…」


「君もジェイソンに殺されないように気をつけないと」


女性店員は、さっきまでの穏やかな表情になり俺を見つめるとしばらく考えてきら俺を見ると


「白蛇の池の村に行く道わかる?」


「行ってその村を探そうかなって思ってるんですが…。」


「かなり道が険しいか道がない道を行かないと見つからないらしいよ」


「そうなんですか?」


「道案内してあげようか?」


女性店員は、そう言うと奥にある棚に歩いて行く

その棚には、魔除けのアクセサリーやグッズ等が並べられていた。


「この棚にあるのは、バチカンとかのエクソシストが愛用している悪魔払いの道具を置いてるのよ」


「エクソシスト?ですか?」


「私のおばぁちゃんがね。エクソシストに憧れていてね。」


「そうなんだ、アッそれ!」


「んっ?コレ?何やらの槍のミニ型かな」


「そうなんだ…何処かで見たような気がしたから」


「へぇ~こんなヘンテコな槍を何処かで見たんだ。」


女性店員がその槍を手に取り俺に手渡すと

洋楽が流れるスピーカーから

微かにキーンっという耳鳴りのような音が聞こえてきた。

女性店員が少し驚く表情してしばらく俺の顔を見てから


「その槍みたいなのあげるわ君に…」


「えっ?!あげるて…」


「その槍みたいなの売り物じゃなくて飾りなんだけど…おばぁちゃんの遺言で、その槍の持ち主を探せと言われたのよ」


「そうなんだ、本当に貰っていいんですか?」


「いいの!いいの!サービス!って言う事で、私も行くわ!白蛇の池の村に」


少し困惑しながら驚きながら女性店員まんべんなく微笑んでいた。

俺は、しばらく女性店員と話していた。

女性店員の彼女は、(あかね)っと言う名前で…

茜は、白蛇の池の村に行くと言うので、如月先輩に一応確認の電話をした…

俺自身、茜をこの白蛇の池の村に一緒に連れていてもよいかを…

如月先輩は、最初は困惑していたが…エクソシストの話とかすると事態が一変するように、如月先輩が来ると言う

どうやらオカルトマニアの血が騒いだのだろう

茜は、如月先輩が来る事を知り店の入り口に閉店の看板出した。

ほぼ貸し切りの店内で茜と話していると俺より4歳年上で店の亭主をしているという

どのぐらいの時間が過ぎたのだろうか…

店のドアが開く音がして少し小柄の女性が入って来た。



「陽さん居ますか?来ましたよ」


小柄の女性は、店内をキョロキョロしながらカウンターに居る茜さんと俺の姿を見つけると笑いながら近づいてくると


「陽さん心霊調査の下見を引き受けてくれてありがとうございます。っでこちらの方が電話で話していた人ですか?」


「はい、先輩この人も同行したいと言われて」


「あなたが如月先輩ね!!私茜って言うの宜しく!!」


茜は、如月先輩の手を取り握手をすると如月先輩の顔を見つめていた。


「はい!!こちらこそ宜しくお願いします。茜さん!私は、如月夕美(きさらずゆみ)って言います。」


「何か陽君から聞いたイメージより若くて可愛らしいわね。」


「えっ?そうですか?まぁ先輩と言っても年下ですから…陽さんのアルバイト先の先輩なだけで…偉くないですよ茜さん」


俺は、愛想笑いしながら二人を眺めていた。

茜さんからの小さな槍を持っていた。


「ロンギヌスの槍」


如月先輩は、興味深い瞳で見ていた。


「ロンギヌスの槍?それ私のおばぁちゃんが持ってたものなんだけど、不思議な縁で陽君にプレゼントしたのよ」


「そうなんですか?その槍は、イエス・キリストの最後を見た者の名の神の槍よ大切にしたほうがいいわよ」


「そうなんですか?茜さん本当に貰ってもいいんですか?」


「いいの!いいの!あっ!夕美ちゃん私も行ってもいい?アルバイト料は要らないから」


「別に構わないですよ。茜さんもオカルトものが好きなんですか?」


「好きと言うか興味あるだけ!白蛇の池の村に出没するジェイソンに!!」


「…………」


「…………」


俺と如月先輩は、少しの無言のまま茜を見つめていた。


「夕美ちゃん!!こっちこっち!!行くなら万全の支度しないと何かあったら危険だから」


「えっ…はい!!」


茜は如月先輩の手を握り店内の奥に歩いて行くと…

二人の陽気な陽気な雑談が聞こえてきた。


俺は、ほんの少し安堵の溜め息ついてから店内を見回して見ると

不意に壁に掛かる写真を見るとそこには、年輩の女性と茜さんの無邪気に微笑む姿が見えた。



そして、如月先輩と茜さんと俺は、茜さんのお店から出た後で、孝平の暮らすマンションに行き孝平の部屋で雑談する事になった。

この白蛇の池の村の調査をどうするかを議論していた。


如月先輩の運営するオカルトサークルの会長をしていて

そのサークルの部員から この白蛇の池の村の事を聞かされて興味を持ったのだという

茜さんは、昔の友達からこの白蛇の池の村の怖い体験を聞かされて知ったのだと言う

如月先輩は、この村には、いわくつきの話しの調べたくて俺と孝平に頼んできたのだというサークルの人達は、色々な都合で行けなくなったらしく如月先輩も困っていたという

茜さんは、友人から聞いたジェイソンの正体を知りたいと言うのだ、それぞれの考えは様々だが思いはひとつだった…真実を知りたいという事だけが…。


噂と都市伝説の謎の秘密を知りたいと言うべきだろうか?


孝平は、如月先輩を意識するようギコチナク部屋の中をウロウロしたりソワソワしてばかりだった。

まぁ、仕方ない事かもしれない

目の前に美女二人居て露出高い茜が自分の部屋に居るからなんとなく心落ち着かないのだろう

その孝平の心を見透かしたように茜は、つまらないジョークで孝平をいじめていた。

俺は、そんな光景を笑いながら見てると如月先輩は、少し笑いながらとあるものを見せてくれた。


それは、紅い勾玉だった。


如月先輩は、白蛇の池の村の話を聞いてから興味があって色々調べていたという

そして変な夢を見て目覚めたら見覚えのない紅い石を握りしめていたという

そのうち紅い石は勾玉になっていて

この事が気になり

この白蛇の池の村に行ってみたいと不思議な感覚になったのだと教えてくれた。


如月先輩は、俺の顔を見ながら

どうやらその夢に出てきた男性が、どことなく俺に似ているらしく

だから、俺と孝平をその場所に行ってみたくて

この調査に誘ったらしい

そうゆう会話をしながら俺は、俺が見た不思議な夢の話をすると如月先輩は、驚いた表情で俺の顔を見ていた。


そして、おとめさんから聞いた話をすると如月先輩もその話を知っていたけど少し違った話もあると教えてくれた。

如月先輩が持つ紅い勾玉は、護身石だと教えてあげると少しほっとした表情になって微笑んでいた。

俺が持つ白い勾玉と如月先輩が持つ紅い勾玉には、一体どんな意味があるのか?

しばらく考えていたが何一つ答えが出ないまま…

ほんの少し如月先輩と会話をしていた。


孝平と茜は、まるで仲が良い姉弟みたいに何かを議論するように、如月先輩が作った資料に書かれた白蛇の池の村の話をしていた。


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