表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/4

第二話:麻美ちゃんと散歩

結局昨日は何処にも行くことができなかった…

今日は、昨日の雨のせいで水溜まりなんかが出来てたりするけど、晴れだ!

今日こそは外に!

オレが居間の座布団の上で意気込んでいると、麻美ちゃんがやって来た。


「ミケおいで〜」


は?おいでだと?

オレをなめてるのか?

来てくださいだろうが!


「ほらほら〜!猫缶あるよ〜」


くっ…猫缶でオレを釣るのか?

オレはそんなに安っぽい男じゃないわぁ!!

……グ〜…


『……………』


「にゃ〜ん♪」


…悪いか?こちとら腹が減ってんだよ!

命がけなんだよ!

食欲には勝てんさ…んぐんぐ…


「おいし?」


「にゃ〜」


「そうかそうか。」


麻美ちゃんが笑顔でオレの食事を見ている。

オレはCMで言っている、『猫缶、猫まっしぐら。』の意味を理解した。


『プハー!うめぇ!最高だぜ麻美ちゃん!そうだ!今日こそは外行こうぜ!』


オレは麻美ちゃんの足にしがみついた。


「どうしたの?まだお腹空いてるの?」


「にぃー…」


「違うの?じゃあ、遊びたいの?」


「にゃん♪」


なんだよ…?悪いか?

いい返事だったろうが!

オレがなんて言おうがオレの勝手だろ!


「じゃあ外行く?」


「にゃん♪」


オレはやっと外に出ることができた。

さぁて、何をしようかね?むしゃむしゃ…


「あ!何してるのミケ!?」


『あ?草食ってんだよ!悪いか?』


よく見るだろ?

飼い猫が外に出たら雑草くってんの。栄養あんぜ!今度食ってみな!


「さっき猫缶食べたばっかりなのに…ミケは食いしんぼうだね」


「にゃー」


オレはそのまま1時間くらい雑草を食べ続けた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ