地獄の猛特訓!!!
シンプ「皆様朝ですよ、起きてください」
赤井「もう少し寝させてもいいじゃない……」
水野「おはようございます、シンプ様」
秋原「おい、御太山起きろ、朝だぞ」
御太山「ふぁ〜、おはようだお、秋原氏」
大川「眠い……」
桜木「赤井さん大川さん起きて、朝ですよ」
大川「んん、わかったよ、シンプさんおはようございます」
赤井「わかったわよ、起きれば良いんでしょ起きれば」
シンプ「早速で悪いですが外に出てください、バツガさんがあなた達と特訓してくれるそうですよ」
秋原「え、でもあんな重症で動けるんですか?」
シンプ「大丈夫ですよ、それよりあなた達自身の心配した方が良いですよ、バツガさんやる気満々でもしかしたら手加減できないかもなので」
赤井「はぁ~?特訓?嫌よ私は」
水野「おい、赤井自分を守る力を付ける為に必要なんだぞ、それにせっかくバツガさんがやってくれるんだ、俺達がやらなくてどうする?」
赤井「あんたらだけで行って、私は嫌なの!」
シンプ「あ、言い忘れてましたが私も流石に無償であなた達を泊まらせるつもりはありませんよ?あなた達にはしっかりお金を頂きますから」
全員「え?」
シンプ「まぁ、今のあなた達は一文無しですし後払いで良いですよ、でもそうですねぇ、個人的にはなりやすい職業ランキング1位の冒険者で稼いで欲しいのですが今のあなた達に冒険者になれる程の力は無いので、バツガさんと特訓をしてればその力も身につくでしょうねぇ」
赤井「えーと、と言うことは?」
シンプ「バツガさんと特訓をしなければ今すぐ出てってもらいます、それと色々ご飯を出したり服やお風呂を貸した分のお金ざっと5000万アセント程借金して貰います」
赤井「よし、行くわよ、あんたら」
秋原「切り替え速すぎだろ」
外
バツガ「おう、来たか」
バツガの左肩が包帯でぐるぐる巻きになっており、右手には木刀を持っている、近くには木で作られた様々な武器がある。
バツガ「好きなのを取ってくれ、一応全ての武器基礎はわかってるから使い方がわからない物やこういう武器使いたい等の質問があったら言ってくれ」
御太山「拙者激しい運動は苦手ですので激しい運動せず攻撃できる武器等があると嬉しいのですが…」
桜木「私も激しく動くのは苦手ね」
バツガ「それじゃあちょっと二人とも俺の手を握ってくれ」
御太山「わかりましたぞ」
桜木「ええ」
バツガが二人の手を握るとバツガの手から眩い光が出てくる、数秒後二人の手を話すと……
バツガ「今魔力量を確認した、桜木は多いが御太山は…その少ないな」
御太山「秋原氏ぃぃぃ」
バツガ「とりあえず魔力量の多い桜木はこの杖を使え、御太山は〜魔力に頼らない弓だな」
桜木「えっと私魔法とかわからないんだけど……」
バツガ「あ~、そうだな、ちょっと増やすか、複身」
バツガから謎のモクモクの煙がでて急に6人になった。
全員「は!?」
バツガ1「これで一人一人教えてゆく」
バツガ2「桜木はこっちに来い、魔法の基礎を教える」
バツガ3「御太山は俺と一緒に弓の練習だ」
桜木「え、えぇ、わかったわ」
御太山「驚きましたぞ」
大川「秋原〜俺にもこんな事できるのかな」
赤井「嘘でしょ」
水野「思ってたよりも凄い人物だったんだな」
秋原「そうだったここ異世界だった…」
大川「あ、そうだ、バツガさん俺の魔力もわかってよ」
バツガ4「ああ、わかった、なんならこの際皆測るか」
バツガが皆の手を握ると以下省略、結果として魔力が高い順は桜木←水野←秋原←大川=赤井←御太山と言う事になりました。(=は同じ位と言う意味です)
御太山「………」
大川「元気出せよ、御太山」
秋原「もしかしたらこの先魔力が増えるかもしれないだろ?」
御太山「大川氏‥秋原氏‥ありがとうだお」
バツガ3「そろそろ良いか?御太山やるぞ」
御太山「わかりましたぞ!」
赤井「私がこの馬鹿と同じってどう言う事よ!」
大川「馬鹿っていうな!馬鹿はお前だろ!」
秋原「お前ら喧嘩すんなよ」
水野「俺は魔力が多いのか、じゃあ桜木と同じ杖いやここは槍だな、桜木より魔力が低い俺が杖をやっても桜木の下位互換になるだけだ、なら運動神経の良い俺ができる事をやる、だが運動面でも大川に負けるなら大川がやらなそうな武器にするべきだな」
バツガ5「槍か、リーチがあって様々な場面で活躍できる武器で良いと思うぞ」
大川「あ、じゃあ俺はトンファーで」
え、トンファー!?トンファーってあのトンファー!?
大川「攻撃や防御もできるし良いだろ」
バツガ4「初めて見るな、トンファーを使う奴は」
赤井「私は武器とか良くわかんないけど重いのは嫌!だから軽くて持ち歩きやすいナイフにするわ」
バツガ6「ナイフは素早さが大事だからな、空気抵抗の少ないその身体にピッタリだな」
赤井「は!?それってどう言う、意味よ!」
秋原「赤井落ち着け、俺はバツガさん見たいな強い人になりたいからバツガさんと同じ剣で」
バツガ1「ああ、そうか…そのありがとうな……」
え、反応悪いくないですか?俺嫌われてる?
バツガ1「剣を使った事はあるか?」
秋原「大川の親父さんが使ってるのを見てたから多分行ける」
バツガ1「見てるからと言って使えるとは限らないがまぁいい、それじゃあ秋原俺と手合わせするぞ、どのくらいのレベルなのかが気になるしな、手加減はしてやる」
秋原「はい!」
一応結果としてバツガ1秋原剣 バツガ2桜木杖 バツガ3御太山弓 バツガ4大川トンファー バツガ5水野槍 バツガ6赤井ナイフ と言う事になりました。
バツガ1「行くぞ!」
秋原「な!?」
バツガさんが素早くこちらに向かって来て木刀を首を狙って振ってきた、俺は何が起こったかわからず驚いて尻もちをつくしか無かった、だが尻もちをしたおかげで回避した。
バツガ1「おい?何止まってる、まだ終わってないぞ、どちらかが攻撃を当てるまで終わらないからな」
秋原「え!?」
バツガさんが尻もちをついてる俺目掛けて木刀で突いてきた、俺はなんとか避けたがまた木刀を首を狙って振ってきた。
秋原「殺意高くないですか!?」
バツガ1「ああ、すまん、無意識に狙ってた」
秋原「それにしても重い…」
俺はバツガさんの木刀を自分の剣で防いだがバツガさんが力いっぱい押してくる。
秋原「これ木刀折れません?」
バツガ1「安心しろ、この程度では折れない」
秋原「こ、根拠は?」
バツガ1「ない、それにしてもよく耐えるな」
秋原「あ、ありがとうございます」
バツガ1「だがこのまま膠着状態を続けても終わらんぞ、俺に攻撃を当ててみろ」
秋原「いや、その、木刀を動かしたら防いでるバツガさんの木刀がこのまま降ってくるんですけど」
バツガ1「じゃあ押返せば良いだろ」
秋原「できたらやってますって!」
やばい、重すぎる、力が入らなくなってきた…
バツガ1「ここだ!」
俺の隙を見つけ、バツガさんが膠着状態を解除し俺の木刀を避けそのまま流れる様に下から突き上げる様に俺の顔面目掛けて木刀で攻撃してくる。
バツガ1「なるほどな」
秋原「これしか方法が思いつかなくて」
俺は木刀をすぐ離しバツガさんの木刀を手を合わせてなんとか防いだが刃が顔に当たるかギリギリの場所だ、白刃取りの下からバージョンの様な状態になった。
バツガ1「だがどうする?ここから?お前は木刀を離した瞬間顔に木刀が当たるぞ」
秋原「そうですね、そこでバツガさんちょっとお聞きしたい事が」
バツガ1「なんだ?」
秋原「勝ち方以外に特にルールなんてありませんよね?」
バツガ1「あ?ああ、攻撃を当てた方が勝ちだけだがそれ以外は特に」
秋原「わかりました、ごめんなさいとだけ」
俺は右足を上げた、そしてバツガさんの股付近に当てようとした瞬間バツガさんは木刀を手放しすぐさま後ろに下がった。
バツガ1「危なかった、もう少しで当たっていた」
秋原「バツガさん木刀落としましたよ?」
バツガ1「それじゃあ返してくれないか?そんな風に構えてないで」
秋原「わかりました、じゃあ攻撃した後にお返しします」
バツガ1「そ、それじゃあ、そこに落ちてるお前が持ってた木刀を渡してくれないか?」
秋原「あ、すいません足が滑りました」
バツガ1「そうか、まぁ良い、拳でやればいいだけだ」
俺は今有利な状況にいる、木刀(バツガが持ってたの)を持っていて、もう一つの木刀(秋原が持ってたの)は遠くへ足で蹴飛ばした、これでリーチ的な有利が取れた。
バツガ1「フッ!」
秋原「え、ちょ」
バツガさんは素早く俺目掛けて助走ドロップキックをかましてきた。
バツガ1「ああ、すまない、拳だけじゃなく足でもやるのを言い忘れてた」
秋原「そ、そうですか」
バツガ1「それじゃあここからは手加減は無しだ」
秋原「え?」
バツガ1「そろそろ終わらせないとお前に負ける気がしてな、2分は耐えてくれよ」
秋原「努力はしますよ…」
バツガ1「行くぞ、脚刃」
バツガさんの右足が緑色に光だし俺目掛けて空中を蹴ると緑色の斬撃が飛んできた、俺はとっさに木刀で防ごうとしたら木刀が切れ俺は胸に当たる瞬間に右へ飛んで回避した。
秋原「あの切れ味良すぎません?」
バツガ1「今のを回避するのか、反射神経が良いな、でも最初の攻撃は尻もちをついてたな、この手合わせでお前も成長してると言う事か」
秋原「そうなんですかね?そんな早くに成長します?」
バツガ1「まぁ良い、今度は連続で行くぞ、脚刃脚刃脚刃」
バツガさんの両足が緑色に光ってまた緑色の斬撃が飛んできた、今度は一気に3個も来た。
秋原「あっぶね、さっきより?デカいな」
1個目は軽々と回避しようとしたが気のせいかさっきより大きい気がする。
秋原「ヨシ、慣れれば行けるな」
2個目は軽々と回避できた、大きさは1個目と同じだ。
秋原「このまま、行け…え!?」
3個目は明らかにデカかった、このままじゃ回避できない。
バツガ1「1個目でちょっとだけ違和感を与える事により脳を1個目に集中させ3個目の斬撃を考えさせない、2個目で1個目と同じ感覚で避けられると安心した所に、3個目にデカい奴を投げると言う高等テクニックだ」
高等テクニックかはわからないがこのままだとやられる!回避は無理だ、防ぐのは防ぐ物無いしどうせ切られる、じゃあどうすれば?、!!!これなら行けるかもしれない、でもできるのか?いや、やるしかない!
秋原「スゥ~」
バツガ1「?」
何故お前は深呼吸をしてるんだ?普通に考えれば受けるダメージを耐える為に深呼吸して気合いを入れてると思うが、あいつの目はそんな目をしてない、このまま大人しくダメージを受ける奴の目じゃない、一体何を?どうやってあの斬撃を避けるつもりだ?いや、避けられないそれをお前も理解してるはず、じゃあなんだ?防ぐ?防ぐ物は無いしどうせ切られる、なんだ?何をしようとしてる?わからない、だがお前の目は不安とやる気の入った目をしている、不安?できるかは自分でもわからないと言う事か?じゃあなんだ?自分でもわからない事とは?
バツガ1「わからないぞ!秋原お前が何をしようとしてるのかが!一体何をする気だ!?」
秋原「スゥ〜」
落ち着け、俺なら行ける、出せる、出すしかない!
秋原「脚刃!!!」
バツガ1「!?」
なるほどな、脚刃を出して俺の脚刃と相殺しようと言う考えか、だがそれは……
バツガ1「無理だ」
秋原「くそ、出せな…」
秋原にバツガ1が放った3個目の脚刃が当たり秋原の胸を斬った、そして倒れ気絶した。
バツガ1「考えは悪くなかった……だが運が悪かった、やり方を知っていても脚刃は初心者が出せる技じゃない、2分超えたか、これは特訓した後が楽しみだ」
シンプ「バツガさん?どう言う事です?脚刃を使うなんて?」
バツガ1「秋原の治療を頼む」
シンプ「治療を頼むじゃないですよ!?たまたま特訓を見に来たら初心者相手に脚刃を使うなんて!やる気満々で手加減できないとは思ってましたがここまでとは……はぁ」
バツガ1「手加減はしたが負けそうだったんだ、初心者相手に負けたく無いだろ?だから途中から手加減をやめちょっとだけ本気を出した」
シンプ「出し過ぎですよ、はぁあなたが負けず嫌いなの忘れてました、とりあえず治療する為に教会に連れてきます、秋原さんを持ってくださいバツガさん」
バツガ1「ああ、よいしょっと」
シンプ「それにしてもそれほど強かったのですか?秋原さんは」
バツガ1「力や技術はまだまだだが反射神経と発想は良い」
シンプ「反射神経はわかりますが発想?」
バツガ1「回避も防御もできない状況で俺の脚刃を自分の脚刃で相殺しようと……」
シンプ「え、秋原さん脚刃出せたんですか!?」
バツガ1「いや、出なかった、だが発想は悪くないだろ?」
シンプ「まぁ確かに、成長したらバツガさんと同じレベルまで行きますかね?」
バツガ1「行けると思うがそれはまだずっと先だな」
シンプ「そうですか、良かったですね秋原さんバツガさんが褒めてくれましたよ……」
すいません、長くなっちゃって読みづらいですよね、すいません、いや~戦闘描写もっと書こうと思ったんですけど諦めましたね、ちょっと語彙力無さすぎて…はい、次は他のメンバーの特訓描写を出そうと思います、次はここまで長くならないと思いますね多分、と言う事で(どう言う事で?)長い文章を読んでいただきありがとうございました。